April 20, 2007

最悪岡田采配。大量点を背にボギーまさかのKO。赤星マルチ盗塁!球児扁桃腺炎で帰阪。井川が初勝利!

a1ee932b.jpg★岡田采配裏目で逆転負け…ボギー併殺打、交代・濱中は拙守
★勝利投手の権利目前で…ボーグルソン突如乱れてまさかのKO
★首痛なんの!赤星が調子上向き、猛打賞&今季初マルチ盗塁
★鬼門での“悪夢”再び…藤川が「急性へんとう腺炎」で緊急帰阪
★井川、メジャー初勝利!初球ストライクで「自分のペースに」
★【井川・独占手記】苦しい経験してきて、よかった


■今日のmode-id@管理者のつぶやき
球児が居ないだけで、こんなにもモロいチームなんでしょうかねぇ?
「岡田采配裏目」じゃなくて、ハナっから采配&起用が悪いんですよ。
球児が居ないと、ちぐはぐででたらめな継投…右左に徹底的にこだわった稚拙な起用…。
もったいない?ボギーや久保田や濱ちゃんのせいで負けたんじゃないで?
岡田監督、あなたの采配のせいで負けたんですよ。
海の向こうでは、井川が最高の内容のピッチングをしたというのに…「井川頑張れ」じゃなくて、向こうから「阪神頑張れ」って言われるで?



画像★岡田采配裏目で逆転負け…ボギー併殺打、交代・濱中は拙守

 (セ・リーグ、中日9−7阪神、6回戦、阪神3勝2敗1分、19日、ナゴヤドーム)悪夢としか言いようがない。鬼門のナゴヤドームで中日のエース・川上を五回途中で沈めながら、阪神はその裏に先発のライアン・ボーグルソン投手(29)が制球難から5点を失い、大逆転負けの渦に飲み込まれた。打撃自慢の助っ投の“独り相撲”とはいえ、中盤の6点リードを守れないとは…。宿敵相手に油断、情は禁物やで、岡田監督!!

 鬼門に棲みつく悪魔のいたずら、では済ませられない。大量6点リードを守れない。屈辱の逆転負け。試合後の岡田監督は「わからん」。首を傾げながらのひと言に、すべてが凝縮されていた。
 「先頭を打たせたらいいのに、4つボールで四球。それで初球、初球やからな。意識する点差じゃない。本人が一番もったいないやろ。あの回で勝ち投手になったわけやから」
 まるで『ジキルとハイド』。先発ボーグルソンが、7−1で迎えた五回に突如のひょう変。無死から、前日まで二軍にいた代打・森岡にストレートの四球。続く井端、荒木には、高めに浮いた初球を連続二塁打された。続く福留にも右前適時打。1球のストライクもとれないまま、3点を返された。森野、李を四球で二死満塁したところでベンチも我慢の限界。それでも、時既に遅しだ。
 振り返れば予兆はあった。大量6点をリードした五回一死一、二塁の場面で、ボーグルソンはなおも打つ気満々でバットを折りながらの三ゴロ併殺打。岡田監督は「(その)影響はない」と見たが、右手には少なからず衝撃も残っていたはず。点差を考慮すれば打席に立つだけという選択肢もあったが、持ち前の打力がアダになった格好だ。
 狂った流れは呼び戻せない。二死満塁、代わった江草が代打・立浪に2点適時打を浴びて1点差。「1人いない中で、久保田は2回いかないといけない」。この日から藤川が急性へんとう腺炎で欠場。七回から『K』を投入したが3連打で逆転された。林に代わって、その回から右翼の守備に就いた濱中が李炳圭の打球の目測を誤って、無死二、三塁とされたのも痛かった。赤松か中村豊を起用していれば…。
 昨季も甲子園の初戦で5点差をひっくり返された同カード。だから前日も8点リードの五回一死一塁で、赤星に送りバントのサインを出した。この日は助っ人の白星目前の大量リードの打席で普通に打たせる必要があったのか…。『勝った』の油断が暗転を招いた。
 「1人いない中で、できるだけ長く投げてほしかったけど、自分の権利も、この回。もったないわな」。中日戦の2カード連続の勝ち越しを逃して、4位転落。20日からは甲子園に戻って巨人3連戦。切り替えてやるしかない。


★久保田3失点初黒星

 無念の初黒星だ。1点差の七回にマウンドを託された久保田は、9試合目の登板で痛恨の初失点。3点献上で逆転を許し、敗戦投手となった。試合後は「すいません…」と声を絞り出すのがやっとだった。
 中村紀、李炳圭、代打・英智に3連打を浴びて逆転を許すと、一死二塁から井端にダメ押しの中前適時打を食らってしまった。開幕から『JFK』の3人で25イニング無失点だったが、神話は途切れた。バスに乗り込む直前、「次でやり返すか」という報道陣の問いかけには無言でうなずいた。


画像★勝利投手の権利目前で…ボーグルソン突如乱れてまさかのKO

 (セ・リーグ、中日9−7阪神、6回戦、阪神3勝2敗1分、19日、ナゴヤドーム)あと1アウトが取れなかった。6点リードの五回、ボーグルソンが突如乱れた。ボールは高めに浮き、制球が定まらない。勝利投手の権利を目前にしながら、無念の表情でマウンドを降りた。
 「(五回の変調は)自分を見失った。負けたのは自分のせい。みんな攻守で仕事をしてくれたけど、自分はできなかった。打撃は関係なく、ピッチングが悪かった。ストライクに入らなかった」
 自らの一振りも勝利に結びつけられなかった。二回一死一、二塁。川上の初球のカットボールを豪快に振り抜いた。打球は左中間を鮮やかに分断。先制の2点二塁打で流れを引き寄せた。「好投手からまた打ててよかった」。12日の中日戦(甲子園)でも川上から2ランを放ち、これで2試合連続の計4打点。投手でありながら、竜のエースをカモにしている。それだけに、五回は悔いが残った。
 四回までは1失点。それが五回を投げきる一歩手前で、ベンチもやむなくタオルを投入した。4回2/3で7安打4四球6失点。序盤の勢いはウソのように消えていた。


画像★金本「腫れてない」
 前日18日は1本塁打4打点と大活躍だった金本は、とんだ“当たり日”。五回、小林に右手甲に死球を受けて出塁。その後、矢野の三ゴロで本塁に突っ込むと、中村紀の送球がヘルメットの後頭部を直撃。2度の痛みに耐えて、6点目のホームを踏んだ。
 「(右手は)大丈夫や。腫れてないから」
 肝心の打撃では3打数無安打と音なし。逆転負けの悔しさを押し殺していた。


★矢野チップ受け悶絶

 痛みを必死にこらえて出場を続けたが、勝利をつかむことはできなかった。矢野は五回、李炳圭のファウルチップを急所部分に受けて、しばらくその場にうずくまった。
 「大丈夫や」
 試合後は言葉少なにバスに乗り込んだ。打っては3打数1安打1四球。五回一死一、三塁では三ゴロで敵失を誘い、追加点をアシストもしたが、逆転負けに表情はさえなかった。


画像★首痛なんの!赤星が調子上向き、猛打賞&今季初マルチ盗塁

 (セ・リーグ、中日9−7阪神、6回戦、阪神3勝2敗1分、19日、ナゴヤドーム)敗北の中でも輝きを放っていた。首の痛みを抱える赤星が、今季初の猛打賞&マルチ盗塁。打って、走れるレッドが完全復活を遂げた。それでも、試合後は悔しさに打ち震えていた。6点リードからの屈辱的な逆転負け。報道陣の質問をさえぎり、うつむきながら、無言でバスに乗り込んだ。
 「試合に出るかぎりは、しっかりやりたい。気合を入れていく」
 16日に頸椎椎間板ヘルニアと診断されても、気丈に言い放った。この後も痛みと戦いながら、グラウンドに立った。もちろん、戦場では一切泣き言はいわない。
 一回一死の第1打席。先発・川上から中前打を放つと、眠っていた本能が呼び起こされた。続くシーツの初球に、電光石火のスライディング。出場4試合ぶりとなる二盗で打線を勢いづけた。虎党が待ち望んでいた赤星本来の姿がそこにあった。
 さらには六回一死、三塁内野安打で出塁すると、赤土の切れ目の“定位置”に腰を沈めた。4番手・グラセスキのシーツへの3球目にスタート。送球がこぼれる間に、まんまと二塁を陥れた。今度は今季初のマルチ盗塁。盗塁数も5と伸ばし、トップのヤクルト・飯原に並んだ。第3打席目にも左前打を放ち、今季初の猛打賞。手負いの身だが、勝利のためには、自己犠牲は厭わない。レッドの逆襲が静かに始まった。


★シーツが川上をKO!

 シーツが強烈な一撃で、川上をKOした。五回無死一塁、カットボールをとらえると、打球は相手エースの右すねを強襲。これでマウンドから引きずり下ろした。
 三回にも右前打を放ち、林の右犠飛で生還するなど2得点。5試合ぶりのマルチ安打で打率はジャスト3割に戻した。20日からの巨人戦でも、チャンスメーカーとして暴れ回る。

★今岡2度目の猛打賞

 満塁男の本領発揮だ。今岡は五回無死満塁で、2番手の左腕・小林の低めのシュートをとらえ、中前へ2点適時打を放った。これで今季の満塁での打席は、4打数2安打4打点となった。
 「ヒットを打ちにいった。イメージ通りのヒットを打てた」
 第2、4打席にも左前打を放ち、今季2度目の猛打賞をマーク。だが、試合後は言葉少なに引き揚げた。

★林、期待に応えたが…

 5試合ぶりに『6番・右翼』でスタメン出場の林は、右腕・川上に対して1安打1打点で期待にこたえた。三回一死一、三塁で、ファウルで粘って10球目のカーブを捕らえ、右犠飛を打ち上げた。
 「その前の空振りでタイミングが早かったので、引きつけて打つことを心がけていた。でも、チームが負けたんで…」。エース攻略にも試合後、笑顔はなかった。


画像★鬼門での“悪夢”再び…藤川が「急性へんとう腺炎」で緊急帰阪

 虎党ダブルショック!! 阪神の守護神、藤川球児投手(26)が19日、名古屋市内の病院で『急性へんとう腺炎』の診断を受け、緊急帰阪した。数日前からノドの痛みを訴えていた。20日の巨人戦(甲子園)の出場は、当日朝の様子を見てから判断する。今季初の本拠地G戦を前に、命綱である『KJF』に暗雲が垂れ込めた。
 勝負に“たら、れば”は禁物。だが、球児がいれば…。そう思いたくなる逆転負けだ。

 尾張名古屋の“呪縛”はまだ解けていなかった…。前日18日に先発全員安打で9点を奪い、昨年1勝10敗のナゴヤドームで1勝。ところが、一夜明けた三塁ベンチには、試合前から重苦しい空気が支配した。2年ぶりに鬼門でのカード勝ち越しを狙ったナインの輪の中に、守護神・藤川の姿はなかった。
 「今朝、トレーナー室でノドの痛みを訴えたので、名古屋市内の病院にいきました。『急性へんとう腺炎』と診断されたので、練習は全休で帰阪させました」。常川チーフトレーナー補佐の説明に衝撃が走った。


画像 数日前から、体の変調を周囲に漏らしていた。練習も軽め。キャッチボール後のランニングも控えていた。
 今季はストッパーとして『KJF』リレーのトリを務め、7試合に登板。7回2/3を無失点で、無傷の6セーブをマークしている。10−12日の中日戦(甲子園)で今季3連投、その後は登板機会がなかった。万全の状態で出番を待つはずが…。
 抑え投手の戦線離脱。鬼門での悪夢がまたも繰り返された。昨年8月、同じ藤川が右肩痛で選手登録抹消を願い出たのもナゴヤドームだった。さらに遡れば、02年4月には赤星が自打球で右足すねを骨折。同8月9日に浜中が左手親指、助っ人ホワイトと矢野が左手を骨折した。同じ球場で1シーズンに4人も故障者が出た過去もある。
 「(欠場を)昼にいわれてもなあ。あしたは様子を見ながら?(と問われ)それしかないやろ」と声を絞り出した岡田監督の表情は浮かないまま。
 20日からは、本拠地に戻って巨人との3連戦。前回対戦で1勝2敗と負け越した相手との戦いは、勝ちパターンでも接戦が予想される。もちろん、球児の存在は不可欠。「あしたはいけるやろ」と中西投手コーチ。その言葉を信じて、一日も早い復活を願うしかない。


■ナゴヤドーム“受難”アラカルト

 ▼骨折ラッシュ 02年8月9日に浜中が守備中に左手親指、翌10日にも試合中に矢野、ホワイトが相次いで左前腕部を骨折。いずれもシーズン中の復帰は絶望となった。
 ▼監督嘔吐 03年8月27日の試合当初に星野監督が不調を訴え、ベンチ裏で嘔吐。島野ヘッド、田淵チーフコーチらにベンチワークを任せて約90分間静養した。シーズン終了後の勇退に繋がった。
 ▼JFK崩壊 06年8月11日、右肩痛に回復が思わしくない藤川が岡田監督に再調整を直訴、同日中に帰阪。翌12日、「首の寝違え」を理由に出場選手登録を抹消された。
 ▼シーツも 06年9月15日には、広島遠征直後のシーツが体調不良で欠場した。

【扁桃腺炎(へんとうせんえん)】
 扁桃(喉の近くにあり、ウィルスや細菌を駆逐する臓器)が損傷し炎症を起こすこと。主な症状として発熱、関節痛、喉の痛みなどがある。炎症が耳まで達すると、中耳炎を引き起こし耳が痛むこともあるが、そういった合併症を引き起こさない限り、約1週間ほどで完治する。

★福原22日に再登録

 中日戦(甲子園)で初登板後の12日出場選手登録を抹消され、二軍で再調整の福原は、20日から一軍に再合流する。「調子はぼちぼちです。あとは低めへのコントロール」。この日はサブグラウンドで走り込み、バント練習など約3時間にわたって汗を流した。17日のウエスタン・広島戦(鳴尾浜)では先発して8回を5安打1失点。最短なら22日に再登録が可能だ。


画像★井川、メジャー初勝利!初球ストライクで「自分のペースに」

 【ニューヨーク18日(日本時間19日)】ヤンキースの井川慶投手(27)が、デビュー3試合目で待望のメジャー初勝利だ。本拠地でのインディアンス戦に先発して、6回を5安打2失点。六回以外は毎回の5三振を奪った。開幕前に報じられたマイナー調整の危機や、ニューヨークメディアのバッシングを乗り越えて初白星をつかんだ。

 メジャー初勝利のカギはストライク先行だった。3度目の先発となった井川が、一回の先頭打者から5人連続で初球にストライク。初球ボールは、イ軍の打者23人中4人だけだった。
 「初球にストライクを取れたから、自分のペースに引き込めた。自分のペースになれば、いろんな(配球の)バリエーションがでてくる」
 攻めの投球で初白星をつかみ取った。初球にストライクを取り、有利なカウントからチェンジアップやスライダーで打者を揺さぶった。六回を除いて毎回の5奪三振。球数92球のうち、ストライクが62球を占めた。
 チームの危機も救った。ローテーションで故障者が続出した影響で、このイ軍3連戦には新人3投手が先発。ベンチ入り枠が拡大される9月を除けば、91年7月以来という緊急事態に陥っていたが、前日のライトに続いて井川がメジャー初白星を飾った。
 「最低限のライン。何とか(試合を作れた)という感じ。あとはグッスリ寝るだけです」。井川の次回先発は23日(日本時間24日)のデビルレイズ戦(セントピーターズバーグ)。松井秀が復帰予定の試合でもストライクを先行させて2勝目を奪い取る。


★スーパースター打線が援護

 これがヤンキースの底力だ。再逆転したばかりか、4点のリードを井川にプレゼントした。1−2と逆転された直後の三回、打線が爆発。4連打を含む7本の長短打を集めて、5得点をあげた。
 「イガワはいいペースで投げていた。球速も制球もよく、自信をもって投げていた」
 井川の好投をたたえたのはキャンプ中に「15勝する」と予想したアレックス・ロドリゲス内野手(31)だ。三回は三ゴロに倒れて再逆転劇に参加できなかったが、六回に低めの難しい球を左翼席へダメ押しの9号2ラン。開幕13試合で9発は、大リーグ史上4番目の速さという絶好調ぶりだ。
 直後にはジェーソン・ジアンビ内野手(36)が右中間席へライナーで3号ソロ。ズラリと並んだスーパースターのうち6人が打点をあげる破壊力で、井川の初勝利を援護した。
 「投手としては、本当にありがたい。点差が広がれば、相手の打者も雑になってきますからね」と井川も、スーパースター軍団をバックに投げられる喜びを実感。これでゴジラが復帰してくれば、まさに怖いものなしだ。

◆井川を絶賛したヤ軍のジョー・トーリ監督(66)
「これ以上の投球はない。投げ急ぐことなく、いいテンポで投げていた。全球種にキレがあり、制球もよく、緩急差も素晴らしい。すべてがすごかった」

◆ヤ軍のロン・ギドリー投手コーチ(56)
「2週間前(デビュー登板時)とはまったく違う投球だった。初球にストライクを取れれば、これだけ変わる。同じ球を投げても、カウント1−0と0−2では打者の反応が異なるからね。チェンジアップやスライダーの制球もよかった。ウチは打線がいいから、きょうのような投球をしていけば勝てる」

◆井川の球を受けたヤ軍のホルヘ・ポサダ捕手(35)
「この前の試合から調子を上げていた。やれると思っていた。球威、緩急、どっちも素晴らしかった」

★「祝典を味わった」地元紙はAロッドとともに大きく報道

 19日付の地元ニューヨーク各紙は、井川の好投をさまざまな表現で伝えた。ニューヨーク・タイムズ紙は「メジャー初勝利」、ニューズ・デイ紙は「Aロッドの一発で1勝目」、デーリー・ニューズ紙は「祝典を味わった」の見出しを立てた。各紙は先発陣の故障者リスト(DL)入りが相次ぐ中、明るい話題として報道。ただし、アレックス・ロドリゲス内野手(31)の今季9号2ランの記事を大きく紹介したものも多かった。

■その時

 井川の両親は、茨城・大洗町の自宅でテレビ観戦した。父・清さんは井川の降板後、仕事へ。母・里津子さん(52)が勝利の瞬間を見届けたという。 里津子さんは中盤から一方的となった試合展開に「きょうは内容が良かったと思います。味方打線が大量点をとってくれたので安心してみられました」と喜び、わが子へ「故障なく、このままシーズンを過ごしてくれることを祈っています」とメッセージを送った。

◆北京五輪野球日本代表・星野監督(阪神SD)
「初勝利で本人もホッとしているだろう。ただ、もう少し、コントロールに気をつけんとね。本人にとって耳の痛い話やろうけど」
◆阪神・矢野
「井川のうれしそうな顔を見たら、よかったと思うし、こっちもうれしい。普通にやっていれば、いつか勝てると思っていた」

■データBOX

 ヤンキース・井川がインディアンス戦でメジャー初勝利。先発で初勝利を挙げた日本人投手は8人目。デビュー3戦目での初勝利は「デビュー戦白星」を挙げた伊良部秀輝、吉井理人、石井一久、松坂大輔に次ぐスピード。 井川の日本(阪神)での初勝利は、99年5月19日の広島戦(米子)でデビュー5戦目、初先発でマークした。

★インディアンス、待球作戦が裏目

 インディアンスは待球作戦が裏目に出た。過去のデータから井川は制球が悪いと判断していたようで、一回から打者11人連続で初球を見送り。結局、初球にバットを振ったのは空振りやファウルを含めても4人だけだった。「きょうのイガワは、これまでより攻めの投球をしてきた。チェンジアップやスライダーもよかった」。前夜に続いて新人左腕に敗れたとあって、試合後のエリク・ウェッジ監督(39)はブ然としていた。


画像★【井川・独占手記】苦しい経験してきて、よかった

 試合終了直後、一塁ベンチを出たらペティットが「おめでとう」と肩をたたいてくれた。引き揚げてくるチームメートも祝福してくれた。カノがウイニングボールを手渡してくれた。
 3試合目の初勝利−。メジャーリーガーとして第一歩を踏み出せた。どこで勝ってもうれしいけど、ホームで勝てたのは格別だ。
 「苦しい経験をしてきてよかったなあ」と今は、そう思える。阪神での9年間がなかったら、この日は迎えられなかったかもしれない。特に思うような投球ができなかった2005年に味わった悔しさが、自分にとって前を向く原動力になっている。
 完封しても完投しても、阪神ファンからヤジられるツラい時期だった。1失点、いやヒット1本でも文句を言われた。抑えたら…ではなく、(打たれて)降板すると拍手された。
 「調子に乗るな」「ふざけんな」「やめちまえ」。あらゆる罵声(ばせい)を浴びせられ、精神的にどん底に陥ったこともあった。
 それでも耐えられたのは、プロ入り後に膨らんだ“メジャーで投げたい”という夢があったからだ。「応援されていないチームで、なぜ投げているのか」と自問自答しているうちに「メジャーに行きたいなら集中して投げろ」と自分に言い聞かせて試合に臨むようになった。「井川はいい投手だったな、と後悔させてやろう」と心に誓うようになって、悩みが消え、吹っ切れた。
 当時に比べたら、ヤンキースタジアムでのデビュー戦(7失点した7日のオリオールズ戦)で受けたブーイングはまったく気にならなかった。英語はまだよく聞き取れないから、どんなヤジを飛ばされているか分からない。この点だけは、英語ができなくてよかったことかもしれない。
 チームのサポートも大きかった。自分は全く気が付いていなかったけど、オープン戦中盤(3月20日)に「開幕からマイナー調整の可能性がある」と報じられた。辛辣(しんらつ)といわれるニューヨークのメディアにも酷評された。
 でも、ミーティングの際にトーリ監督が、こう言ってくれた。「大事なことは必ず選手に直接伝える。メディアを通じて話すことはない」。この言葉にどれだけ救われたか分からない。
 松井さんをはじめ、英語が苦手な自分にチームメートが話しかけてくれた気遣いもうれしかった。キャンプ中には、投手陣のリーダー役であるペティットに助言をしてもらい心強かった。同じ左腕なので、決め球のカットボールの握り方を聞いたら、丁寧に教えてくれた。今でもけん制や、配球などで学ぶことは多い。
 黒星スタート後は、ギドリー投手コーチの言葉が励みになった。この日と、前回登板の直前に「ブルペンの通りに投げればいいんだよ」と声をかけられ、平常心でマウンドに立てた。初勝利の記憶と一緒に忘れられない言葉になるだろう。
 阪神でいろんな経験を積んできたから、今夜の勝利があり、今の井川慶がある。月並みだけど、この場を借りてお礼をさせていただきたい。この白星を起点に、今後も精進を重ねていきます。


■井川慶という男

 ★生まれ 1979(昭和54)年7月13日、茨城県生まれ、27歳。1メートル86、96キロ。左投げ左打ち。血液型O
 ★経歴 水戸商高から98年ドラフト2位で阪神に入団し、02年から5年連続2ケタ勝利。04年10月4日の広島戦(広島)でノーヒットノーランを達成した。日本通算成績は190試合に登板、86勝60敗1S、防御率3.15
 ★主なタイトル MVP、沢村賞、最多勝、最優秀防御率(03年)、最多奪三振(02、04、06年)
 ★移籍 ポスティングシステム(入札制度)でヤンキースが2600万194ドル(約31億円)で交渉権を落札。下3ケタを井川の昨季の奪三振数にする念の入れようだった
 ★契約 総額2000万ドル(約24億円)の5年契約
 ★趣味 ゲーム、ラジコン、将棋。特に将棋は初段の腕前で今年1月、日本将棋連盟から「将棋親善大使」に選ばれた

hmnk_31 at 07:03│Comments(0)TrackBack(3)阪神タイガース | 今日の濱中治

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 阪神7−9中日 (ナゴド)  [ 仙丈亭日乘 ]   April 20, 2007 07:20
さあ、氣持ちを入れ替へて、甲子園での讀賣戰に備へやう。
2. あれはないでしょ  [ toratora☆気分 ]   April 20, 2007 10:11
ちょうど先週の今日、聖地甲子園に乗り込んできたわけですけど・・・ホンマあれはない
3. 完敗、完勝、そして大逆転負け・・・。??阪神vs中日(070419)??  [ 大阪、おおさか、OSAKA ]   April 20, 2007 13:23
阪神、痛い痛い大逆転負け・・・。 前日の勢いそのままに、試合前半は、阪神ペース。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔