報道の通り、菅総理は、マニフェストに掲げた衆院比例80、参院40の議員定数削減を
年内12月中に、与野党合意を目指すことを明らかにしました。
歳費日割り等による国会議員経費を2割削減、一票の格差是正は、どうなったのか不明です。
ちなみに各党のマニフェストをみると、
・自民党− 衆参議員を3年後に650名(計72減)、6年後に500名(計222減)に削減
・公明党− 衆院に中選挙区を導入し、衆参ともに定数を削減。歳費も削減
・みんなの党− 衆院180名減、参院は142名減。給与を3割、ボーナス5割カット
・たちあがれ日本− 衆院は中選挙区制を導入し、400名に削減(80減)
参議院は200名(42減)に削減
・新党改革− 国会議員定数を半減
上記の各政党は、数や時期に違いがあるものの、定数削減を推進しています。
共産党・社民党は定数削減に反対してはいますが、国民新党は言及がありません。
私は3点の懸念があります。
1)民主党の削減案に、将来構想がないこと。最終的に目ざすべきビジョンが不明な点
2)削減案の具体案がないため、比例・選挙区ほか、論点がバラバラである点
3)1ゆえに、議員定数削減には表面的に賛成の意思表示でも、個々の主張する数や時期が異なり
結局は総論賛成・各論反対で、進まない事 の点です。
事実、岡山市議会の議員定数についても、削減賛成の会派の議員数を合計すると
過半数を超えるものの、結局たった一人も削減することができませんでした。
定数削減への賛成は、選挙向けの表面的な意思表示(パフォーマンス)であって、
「本当は削減したくないのではないか」 と見られてもおかしくありません。
国では、比例選挙の様相が国民に伝わりづらく、ここの削減に主力が置かれがちでしが
少数政党ほど選挙区選挙に勝ちにくく、議席確保は比例に頼らざるを得ず、
民意反映のためにも比例を重要視し、また中選挙区への回帰を主張する筈です。
削減ありきでは、議論が集約にないのは明白で、
私は、まず「めざすべき姿」を示すことが、第一だと考えます。
地方での定数削減が進まぬ今こそ、国会での前進を大いに期待します。
なお今後の政局に関わる政治日程は、下記予定かと思います。
8/2・3 衆院予算委員会 8/4・5 参院予算委員会 8/6 臨時国会 閉幕
9/12 名護市議選 9/14 民主党代表選 9/下旬 臨時国会 開会
11/13・14 横浜APEC −オバマ大統領 来日 11/28 沖縄県知事選、
9/12の名護市市長選、11/28の沖縄県知事選が、ポイントです。
本ブログ 7/14 「参議院議員にかかる経費と選挙費用 〜議員定数削減に」
【追記】 ファジ勝利! 田所ナイスゴ〜〜ル!! 終盤しのぎ見事!!!
さてこれで、19チーム中16位は変わらないものの、J2下位を抜け出し
10位 東京V(勝点24)から、16位 ファジ( 勝点19) まで、勝点ひしめく中位へ。
なお練習場整備を求める署名、ご協力をよろしくお願いします。
7/19 本ブログ関連: 「高梁市神原スポーツ公園 〜ファジ岡山 ゴン迎える次節に期待」