2023年04月
2023年04月29日
地図XML(法務局地図)の読み込みの高速化
地図XML(法務局地図)のインポートの高速化とメモリー不足回避を図りました。
Ver1.6.2.5は、自分なりに思いつくことを全て試してみた結果です。
手元のテストでは、約232MBのファイル(測点数93,255点・画地数16,623個)が
Windows7では約4分、Windows11では約7分40秒 で開けます。
SIMAに変換するだけ、とかならもっと高速に処理できるのですが・・・
以前のバージョンでは、メモリー不足になったり、強烈に時間がかかっていたので、まあこれで”良し”とします。
Paoのインポートでは<筆界線>のノードを、画地の結線種別として取り込んでいるので、このための処理が結構負担になるのですが、町界とか大字界の属性は「地図」としては重要な要素なので”しょうがない”と考えました。
もしもこれを読み飛ばしたら、更に2倍~3倍は速くなるのですが・・・
基本的にXMLの中身はテキストファイルなので、解析に時間がかかります。
従って、処理時間はパソコンのスペックとパフォーマンス設定に大きく影響されます。

大きなファイルを開く必要がある場合は[高パフォーマンス]にして使用してください。
PCのスペックにもよりますが[バランス]や[省電力]では極端にインポートが遅くなります。
ho_cad at 12:07|Permalink│Comments(0)│
2023年04月19日
G空間情報センターの地図XML(法務局地図)を地番検索で開く
法務局に備え付けられている公図・地図の地図XMLデータの無償公開が1月からスタートしています。
https://front.geospatial.jp/ これを使うと法務局の地図が広範囲で取得できます。
公開されているのは、世界測地系に準拠のものだけではなく、座標図郭を持たない旧公図も含まれており、大変便利なデータです。
Paoは以前から地図XMLのインポート/エクスポートの機能を実装していましたが、今回はG空間情報センターからダウンロードしたZipファイルを読んで、地番検索したうえで該当する地図を開く機能を追加しました(バージョン1.6.2.3)
[ファイル]⇒[⑤インポート]⇒[④地図XML]と進むと下図のメニューになります。

ここで①を選択するとこれまで通りで、②を選択すると下図のダイアログが開きます。

[DLしたzipファイルの読み込み]ボタンをクリックすると、zipファイルを開くダイアログが表示され、ファイルを選択すると、下図のように収録されている地番区域と地番の一覧が表示されます。

①開いた直後は全ての地番が列挙されるので、自分が欲しい地番区域を選択して絞り込みます。

②自分が欲しい地番を検索します。(あいまい検索です)
③開きたい地番をリストで行選択します。
④[読込開始]ボタンをクリックすると、該当する地図の読み込みが開始されます。
こんな感じに展開されます。

地籍調査などで作成された地図のXMLファイルは一般に巨大となり、Paoの地図XMLの読み込みでは途中からウインドウが「応答なし」に陥っていましたが、このバージョンから常に進行状況を画面に表示させるようにして、改善しています。
土地に関する業務に携わっている方にとっては、非常に強力なツールになると思いますので、是非一度使ってみてください。
https://front.geospatial.jp/ これを使うと法務局の地図が広範囲で取得できます。
公開されているのは、世界測地系に準拠のものだけではなく、座標図郭を持たない旧公図も含まれており、大変便利なデータです。
Paoは以前から地図XMLのインポート/エクスポートの機能を実装していましたが、今回はG空間情報センターからダウンロードしたZipファイルを読んで、地番検索したうえで該当する地図を開く機能を追加しました(バージョン1.6.2.3)
[ファイル]⇒[⑤インポート]⇒[④地図XML]と進むと下図のメニューになります。
ここで①を選択するとこれまで通りで、②を選択すると下図のダイアログが開きます。
[DLしたzipファイルの読み込み]ボタンをクリックすると、zipファイルを開くダイアログが表示され、ファイルを選択すると、下図のように収録されている地番区域と地番の一覧が表示されます。

①開いた直後は全ての地番が列挙されるので、自分が欲しい地番区域を選択して絞り込みます。

②自分が欲しい地番を検索します。(あいまい検索です)
③開きたい地番をリストで行選択します。
④[読込開始]ボタンをクリックすると、該当する地図の読み込みが開始されます。
こんな感じに展開されます。

地籍調査などで作成された地図のXMLファイルは一般に巨大となり、Paoの地図XMLの読み込みでは途中からウインドウが「応答なし」に陥っていましたが、このバージョンから常に進行状況を画面に表示させるようにして、改善しています。
土地に関する業務に携わっている方にとっては、非常に強力なツールになると思いますので、是非一度使ってみてください。
ho_cad at 15:18|Permalink│Comments(3)│