2011年08月

2011年08月27日

読者アンケート

上海の後はフロリダのジュニアチーム(16-20歳)のキャンプで指導して、やっと家に帰ってきました。と思ったら指導するチームの練習も始まっていたりしてなかなか忙しいです。

それではコメントの返信から、、、

aua_momさん>
陸上トレーニングをどうすればいいか?は必ず聞かれる内容なので特に力を入れてみました。おっしゃる通り、GKだけでなく他のポジションにも十分活用できるメニューだと思います。今後ホッケーの陸トレに特化したDVDも作りたいと思っていますのでご期待ください。

おやじさん>
皆さんでdvd楽しんでいただきありがとうございました。
大学生さんたちにも是非ご購入勧めてください(笑)

ばっしぃさん>
GK練習はどの国に行っても不足していますので、是非このdvdを参考にして鍛えてあげてください。通常の練習メニューに取り入れても、他のプレーヤーにとって良いシュート練習になると思いますよ。



さてさて、ヤングジャンプ連載中のアイスホッケー漫画「スピナマラダ」、、、読んでますか?当然こちらでは手に入れる事が出来ないので、日本からわざわざ送っていただいて読み進めております。なかなか楽しみな展開じゃあないですか!

ホッケーというスポーツの素晴らしさを伝えながら、なおかつ漫画として数十万数百万人の読者の評価に耐える作品にするのは、並大抵の仕事ではありません。我々ホッケーの世界の人は「こんなに素晴らしいスポーツなんだから、ドラマや漫画なんかで効果的に伝えればブレークするに違いない!」なんて簡単に言ってしまいがちですが、一般的には未知のホッケーというスポーツの、例えば何人でプレーするスポーツなのか?なんてことを説明しながら、魅力的なストーリーを展開していくのは非常に難しいバランスのはずです。

例えば野球の漫画であれば「九回裏ツーアウト満塁で一打逆転を狙う」と書けば日本人の九割がなんとなく想像できる状況ですから、状況を設定したら後はそれにまつわる人間ドラマを紡いでいけば良いはずです。しかし「第三ピリオド残り一分半、アタッキングゾーンのフェイスオフでタイムアウトを取り、ゴーリーを上げて同点を狙おう!」という状況をホッケーを見たことがない人たちに説明するためには、それだけで数ページ、もしくは一話を費やしてしまうことになるので、そこに人間ドラマを絡めるのは更に時間がかかる作業になるでしょう。

また、漫画という媒体で伝えている以上(今までのスポーツ漫画がそうであったように)「漫画的な展開」があるのは当然なのですが、それが多くのホッケーファンに支持されるかどうかは微妙なところです。

私は漫画の専門家ではありませんが、野田先生が漫画という媒体の特性を活かしてホッケーの魅力を伝えようとしてくれている努力と葛藤を知っています。ですから、ホッケー界の人々にも是非スピナマラダを暖かく応援して欲しいなと思います。

ネットで漫画の評論をされることが当たり前の世の中になっても、漫画連載の生命線は読者アンケートだそうでして、、、是非読者アンケートを送ってスピナマラダを応援しましょう!

それでは。

hockeylabjapan at 22:39|この記事のURLComments(1)TrackBack(0)

2011年08月12日

発売!

上海キャンプ第二週目も順調に進んでいます。
今週は香港のNovice(7-9歳。アメリカで言うMite)と高校生のグループを二本立てで教えています。
香港の高校生ホッケーはほとんどのプレーヤーが高校生からホッケーを始めているため、お世辞にも高いレベルとは言えません。それでもHong Kong Academy of Ice Hockeyが主催する高校生リーグが組織されており、アカデミースタッフの指導の下リーグ戦が開催されています。技術的に考えれば、実際に香港の将来を背負うのはむしろNoviceの子供達ですが、多くの高校生にホッケーを広めることで、将来的にホッケーをサポートしてくれる親の世代が育つわけですから、これは香港という小さな国の利点を活かした、中央集権的で効果的なプロモーションの方法であると思います。

次に、いただいていたコメントへの返信です

おやじさん>
そうですね、、、残念ながらスポーツとバラエティを一緒にして報道しているうちは、まともなスポーツ文化の発展はないと思います。でもそれは報道(や政治・経済)の分野にまともな人材を供給できないスポーツの責任でもあると思います。

岩手花巻。(石っ〜さん>
帰国している時に岩手にも呼んでいただければもちろん指導できますよ!よろしくお願いします。

ばっしぃさん>
おやじさん>
aua_momさん>
#10さん>
DVDご注文いただきありがとうございます。もうすぐ届くはずですので是非感想なんかも聞かせてください。

amc's hockey momさん>
この先アジアで仕事がある時は日本にも寄ることが出来るので、機会があれば是非と思っていますよ。
香港や台湾でも、まだまだ熱気というほどの発展はないのですが、歴史や確立したプロリーグ、大学リーグがないために、少なくともこれからどうしたいのか?というビジョンを探求して形にしていこうとする熱意には感服します。逆に歴史があり、世界的にはレベルは低くても確立したプロリーグがある国では、競技ホッケーを続けていれば目標としてそこそこ落ち着く先があるため、よほどの努力をしないとその先の発展につなげるのは難しいのかなとも思います。
デビジョン分けについて、日本では年齢と競技レベル(A、Bなど)で分けるのに十分なチーム数と組織があると思いますよ。ないのはそれを実現する発想と行動力ではないでしょうか。


さてさて、、、お待たせしておりましたGKドリルパック 1 DVD、ついに発売し、発送作業を開始しております。予約してくださった方には近日中にお届けできると思います。感想などお寄せいただければ幸いです。ご家庭のDVDで問題なく再生されるはずですが、問題があればご一報ください。すでにシリーズ第二弾の素材も撮影しておりますので、今年中に発売できればと思います。ご期待ください。

それでは。




2011年08月06日

你好!

ニーハオ!
上海にてYouth Hockey Development Campの指導第一週目が終了しました。
NYレンジャーズで長年キャプテンを努め、カナダ代表としても活躍したBarry Beck氏が中心となって率いているこのキャンプ、チャイナシャークスやチャイナドラゴンの本拠地ともなった上海のリンクで行われています。

このキャンプはその香港のチームだけでなく台湾のチーム、上海のチームも参加しており国際色豊かになっています。

香港、台湾、シンガポール、フィリピン、タイなど東南アジアの国々でも、かなり前からアイスホッケーが行われていますし、国際トーナメントも開催されており、日本からも参加チームがあるようです。東南アジアのようにホッケーが超マイナースポーツの地域では、なんとか子供達を集めてチームを結成してトレーニングを重ねても、競い合う相手が周りにいないという問題点がありました。これは日本の南西部でも同じ状況であり、年に一度の遠征合宿で練習試合をしたり、地域大会、全国大会で数試合だけ他地域の強豪チームに胸を貸してもらうことしか出来ていないのが現状だと思います。

しかし、東南アジアでは豊富な資金力と人脈を活かして、すでに国際ユースリーグが動き始めています。Youth Hockey League (Asia Region)は、昨年香港、台北、北京、ハルビンの四都市のチームがリーグ戦を三都市持ち回りで4ラウンド行い、13試合で優勝を争うフォーマットで開催されました。単発のトーナメントに遠征してレベルが合ったり合わなかったりするチームと数試合行うトーナメント中心のシーズンから、各都市のレベルの拮抗したチームを募ってリーグを結成し、各都市持ち回りでリーグ戦を何ラウンドか開催してチャンピオンを決めるリーグ戦中心のシーズンに移行するという進化は、実はアメリカ西部のユースホッケーでここ数10年行われており、非常に大きな成果を上げてきました。20点差をつけられて1回戦で終わるトーナメントのために週末遠征するよりも、レベルが近いチームと何試合も切磋琢磨する遠征を繰り返し、リーグ戦をシーズン通しての目標にする方がはるかに生産的だからです。

このような地域や国を超えたリーグの運営のためには、各団体の協力が不可欠であり、リンク事情や学校の時期の問題や慣習や連盟との政治的折衝など数限りないハードルをクリアしなければならず、実現のためには各地域にその道のプロに近い運営団体が必要になります。(実際香港や台湾チームはすでにプロが運営してます)しかしそれはマイナーユーススポーツが発展していくために不可欠の道であると感じます。

前述したリーグは、今年さらに参加地域を増やし、ディヴィジョン制を採用する方向ですでに話し合いが始まっているようです。東南アジアのユースホッケーの技術レベルはまだまだ日本の強豪小学生チームには及ばないと思いますが、運営のシステムにおいては着々と新しく有効なノウハウを蓄積、実践し、国際的交渉能力に長けた有能な運営スタッフが育っていると私は感じています。

それでは。

max_lucas1