端午節の連休。中国の悪習である日曜の振替労働日は有休を取るとして、新疆にでも行こうと思ったが、変なポップアップが出てきて、どうも紙の証明書を取る必要があるようで、さすがにこれは面倒。そうこうしているうちに北京でクラスターが発生。すっかり緩みに緩んでコロナ前に戻っていた中国全体の空気が、少し引き締まった。
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今までは出ていなかったが、クラスター後は、どこに行くにしても検索するたびに、こんなポップが出てくる。感染地域から帰ってきたら14日の隔離だぞと脅される。一瞬怯むが、結局強行することにする。北京以外は問題ないはずだ。

敦煌と张掖の組み合わせ。両方、上海からの直行便はないので、西安からの乗り継ぎで、連休じゃないと行けない。実は新疆には学生時代に行ったのだが、その時は、やはりシルクロードはイスラム圏の新疆ウイグルだよね、敦煌なんて漢民族の街だからって、当時のバックパッカーはウイグルを目指すのが通例。私もその時は素通りしてトルファンに直行し、当時未開放だった、イーニンまで潜入した。
今回の航空券は西安往復が連休にもかかわらず、1万5千円くらい。西安から敦煌が1万円、张掖から西安が6千円くらい。需要は盛り返し始めているとはいえ、まだまだ安い。

前の晩に西安に入っても良かったのだが、接続できそうなので、朝、上海から西安に。西安で1時間半の乗り継ぎ時間。上海虹橋のカウンターで、同じ東方航空なので、当然、敦煌まで搭乗券も発券されると思っていたが、当然のように、何それって感じで軽く流され、西安までの搭乗券しかもらえなかった。乗り継ぎ時間は1時間半か。大丈夫かな。
ついでに西安での健康吗も必要ということで、登録させられる。また関所攻撃か、大丈夫だろうか。
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搭乗ゲートで乗客が群がって、健康吗登録している。相変わらずの不効率。

東方航空なので心配したが、遅れはなく、ほぼ定刻に西安に到着。普通、乗り継ぎカウンターの表示くらいあるよね。。。
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結局、乗り継ぎカウンターは、途中で見つけたラウンジで訊かないとわからんかった。上の階にあがるんだと。ここで健康吗や入国日のチェックや尋問があって、なんか電話していたが、無事搭乗券をゲット。
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ほぼ予定通りのフライト。砂漠の上を。
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突然緑に。これがオアシスっていうんだな。
無事着陸。
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甘粛の健康吗登録とチェック。面倒で中国人も少し時間がかかっているみたいで長い行列。

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身分証のところに、パスポートのタグが出てこない。これはダメパターン。北京への警戒感が強い。結局、外国人は身分証は持ってないといって突破する。

CTRIPのオマケで、敦煌の空港タクシーがついてきたが、電話でのやりとりになってしまい、ドライバーを発見するのに手こずってしまった。この手のやり取りくらいできるようにしたいんだけど、タクシーのドライバー系は、訛りが凄くて、とても聞き取れない。

それでもタクシーに乗ると、基本会話はつながる。莫高窟のチケットはどうするんだと訊いてくる。ネットで買えるはずだから大丈夫だよと返すが、念のためやってみると、身分証がないと進めないパターン。これは外国人はアウトなのは経験済。ということで、莫高窟数字中心に寄ってくれて、チケットを買いに連れて行ってくれた。外国人は明日直接来るでいいという。とてもいいドライバーさんだったけど、明日のピックアップは丁寧にお断りする。一応電話番号だけは交換。滴滴あるからなぁ。

ホテルは、敦煌山庄。800元くらい。街なかではないけど、Booking.comで予約できる一番いいホテルで、かつテラスから砂漠が見えて評判がいいのでここにした。結果的には正解だった。
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ロビーも贅沢な作り。シルクロードっぽい。

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さて、恒例の登録。甘粛の健康吗がやはり手こずった。身分証のところでつまずいていると、ちょっと慣れた風のきれいなおねいさんが登場し、謎のゼロを9桁追加投入すると、無事緑色をゲット。これってどんな技なんだ。この人、唯一英語もできて、頼りになる。

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別の追跡されるコードは難なく問題なし。
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部屋のデザインはシルクロードを意識。窓は小さいが砂漠が見えていい感じ。バスタブがないのが残念だが、変な足おけがあって、これで疲れた足をあっためてということだろう。
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テラスからの砂漠。確かにこれはいい。
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ビールを飲んでいる人もいた。天気も曇りで一瞬ゆらぐが、今日のうちに砂漠を目指そう。

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