3週間くらい前の話だが、突然再就職が決まった。契約書も交わし、退職交渉なども無事に終わった。上海から日本に帰任することが決まってからの転職活動は既に1年以上は経過している。コロナ禍で人を増やすって感じでもなかったという外部要因もあるが、やはり、55歳にもなったオッサンを新しく雇用しようなんて奇特な需要はあるわけないというのが実感であった。

40代の需要はある感じだった。会社にもよるが10年以上実績を上げられればペイするだろう。ただ、40代って一番重要な仕事をさせてもらえる時期で、責任も重いし、なんせ時間がない。転職なんて考える余裕もなくあっと言う間に過ぎ去ってしまうのが殆どの人の実態だろう。40代でいい人なんか取れないですよ、だから50代でと薦めますっていってくれた転職エージェントの人はいたが、大体が書類で撥ねられた。
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今回決まったのはベトナムの日本企業のマネージャー職で、日本採用海外赴任ではなく、現地採用である。現地採用だが、住宅補助が出たり、運転手がついたり、給料も悪くはない。こんな案件通るわけないなと、とりあえず書類応募したら、珍しく通ったので、その時点でエージェントの人と始めて仕事の内容を訊くという順番だった。

面接は2回。2回目はもう入ることを前提とした会社の課題とか入社日の調整とか、ベトナムのビザとかの事務的な説明。1週間後には内定書が送られてきた。

連敗続きが永遠に続くと覚悟していた中で、あぁ、あっという間に、人生初の転職が決定した。今働いている会社はもう32年にもなろうとしている。昨年11月に中国から帰任、今年の3月末で役職定年になっている。さすがにもう潮時感が満々であった。

妻は機嫌が悪い。経済的には、給料ほぼ変わらず、オントップで退職金に加算金が出る上に、60歳の定年どころか役職定年もなく、クビにならなければ65歳まで働けるという破格の話で、息子たちだって、お父さんは役職定年で平社員でリモートワークで殆ど家にいますというより、海外でマネージャーやってバリバリ飛び回ってますっていう方がいいだろう。が、今の妻には、そういう問題ではないらしい。次男は大学受験を控えているのに、また日本から出て行って好き勝手にやるのが気に食わないということらしい。まぁ、胸に手をあてるとそれは事実だから正直わからんでもない。受験が終わるまでは、ベトナム内ですら、どこにも出かけないで頂戴という。

会社を辞めたら世界旅行に行きたいと思っていた。有休もたっぷり残っていて、有休消化への会社の理解もあるから、世界旅行は無理でも、出張やバックパッカーでの旅行では行けていない中南米の国とかを歩いてみたかったが、妻はトンデモナイという感じである。勿体ないが世間のお父さんなんて同じようなもんだろとも思うし、転職なんて、アタフタと次の会社の求められるまま、有休を消化できずに次に行くというのが大半だろうから、ここは我慢か。65歳の時に行けるだろうか、その前に体を壊すことも考えられるが、こればっかりはしょうがない。あの時に行っておけば良かったと恨みつらみを抱きつつ死ぬのかなんて考えるより、前向きに先延ばしになった卒業旅行を夢見て、せいぜい体調管理に気を付けよう。

うっかりANAのマイレージで、ビジネスクラスでメキシコシティ直行便往復75000マイルという条件のいいチケットを抑えてしまっていたが、これはキャンセルをかける。手数料でマイルが引かれるがこれはしょうがない。想定内である。

まぁ、実際には、中国から日本に帰任する時にチベットに行っている。これは卒業旅行らしい旅だった。今は新幹線まで通っているが、チベットなんて、学生時代からの夢だった。

チベットへの道 上海から西寧へ
http://blog.livedoor.jp/hogehoge2929/archives/1079606524.html

できるだけ、喜びを外に出さないようにしないと。でも、中国に赴任する時は、「hogehogeさん、なんか背中から喜んでいる感が出てますよ」とか、「hogehogeさん、歩き方が凄い嬉しそうですね~」とか、何人かに言われた。顔ではなく、そんなところからもバレてしまうようでは、妻になんかどんなに隠しても出てしまうだろう。

ベトナム語やベトナムの本をamazonで注文したら、更に妻の機嫌は悪化した。シマッタ、これは配慮が足りなかった。色々な難癖をつけてくるが、決して逆キレしてはいけない。つまらなそうにしなくては。
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健康にも注意しないといけない。毎日呆けてヤケ酒を飲む生活も見直し、回数も量も減らさないと、まだ5年、10年と第一線で働くことになったのだ。会社にも毎日行くことになる。始業時間は8時だから、少なくとも30分前には出社する必要はあるだろう。睡眠状態も悪いから見直さないと。ベトナムには昼寝の習慣はあるのだろうか。

外国に住む、働くのは4か国目になる。バックパッカー上がりで、バックパッカーではできない海外駐在を夢見て走り続けた日々。実際赴任してみると、その裁量の大きさや自由度、文化の違い。日本にはないダイナミック感であっという間に日々は流れていき、気が付いたらこんな歳になってしまっていた。

さすがにこれが人生で最後の海外になるだろう。心して準備をして、チャレンジしよう。

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