ハノイ旧市街のクリスマスイブ

「24日はクリスマスなので、15時で終業します」
突然のアナウンス。ホーチミンの社長も最近は余裕が出てきたのか、粋な計らいをする。

「早く帰らないとね。ベトナムの人は家族で何をするの？」
「いや、、別に何も、、若い人はパーティするのかにゃっ、、」
小さな子がいるスタッフに尋ねても、反応は鈍い。ツリー飾ったり、ケーキ食べたり、プレゼントしたりしないのか。

フランス、アメリカ、中国を追い出した北ベトナムである。ホーチミンは兎も角、ハノイはファラン（欧米人）の行事に日本のように迎合しないということか。

顧客は別に早終いではないからだろうか、意外と残っている社員も多いが、15時半には会社を出る。家に帰るのも芸がないから、旧市街でも行ってみよう。

渋滞もなくアッサリと着陣。

昼食は抜いたが、流石に飲み始めるのは早い。マッサージか。


お茶が最初に出てくるのは珍しい。

やたらファランの客が多いマッサージ屋である。Googleの評価通り、しっかりしたマッサージで上手だった。値段は35万ドンと高め。

まだ17時である。横丁ではベトナム人が串焼きでお茶している。クリスマス感はない。

こんなとこにビアホイあったけ。



マッサージの後のビールは美味い。

Googleでチェックすると恐ろしい位に悪評がたっている。食べ物でボラれるとのことで、数が凄いので、まぁこれは本当だろう。客層も一見客らしいファランが多い。

確かにメニューには価格がない。まぁメニューないビアホイも多いけどね。

1杯だけ飲んで、2万を出すと、ちゃんと7千のお釣りをもってきた。

北上する。相変わらずクリスマス感はない。

ワインバー。外の席はファランで占拠。



ハッピーアワーを目指してきた。19時まで3割引。

グラスのメニュー。

キリっと冷えたシャルドネ。流石にレベル高い。

ファランの外呑みは絵になるなぁ。

赤はシラーズ。

「Happy Christmas, guys !」
ファランが店を後にする。やっとクリスマスらしくなってきた。

否、やはり普通の光景か。

ターヒエンまで来てしまった。



角にある店だが、今まで入ったことはない。

ワインもある。

ガランとしている。

まぁ、ここはビールか。タイガーは5万ドン。

ターヒエンでようやく飲んだくれファランサンタを見かける。

なんとなくいつもの店に流れてしまった。



貝がうまいビアホイ。

生は最近はない。

春巻は一個から注文できる。揚げたて。

バンブー貝のバター炒め。ちょっと不思議な味。

全くいつもと同じ光景。ハノイはマイペースだ。

ジャージボンタンのビアガールからタイガーを。

Scabrous Clamという貝。ぶりぶりガーリックでこれも美味い。

蟹は生きていて新鮮そうだ。

〆て42万ドンは安い。

人がやっと増えてきた。早出だったのかな。

サンタも歌っている。

もう一軒。ターヒエンの少し北側より。

ベトナム人親子だろうか。なんか不思議。

クリスマスソングが流れる。やっとそれっぽくなってきた。

調子に乗って頼んだ豚串は、脂だらけで外した。こりゃイカンだろ。

グラスワインで〆る。

結局はいつもの飲んだくれだったか。

Grabで帰宅。ライブもやっていたり、若い人が多くて、こっちの方がクリスマスらしい。



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