おいしいもの図鑑

おいしいもの探検の記録です。いろいろなところの名物、お土産を見ることができまーす。

2003年10月

みんなの情報・お雑煮編

最終更新日 2020年1月8日
kaso

はじめに
以前、「法医学教室の事件ファイル」というサスペンスドラマで名取裕子扮するヒロインの姑役・岸田今日子が「雑煮はやっぱり白味噌、丸餅でなくっちゃー」と言っていたのを聞いて、各地のお雑煮というのに興味を持ちました。
ちなみに白味噌、丸餅は京都のお雑煮です

なるほど。年末になると、いろいろな雑誌が地方のお雑煮を特集し、ホント多種多様なお雑煮があるもんだなぁ・・と興味深く見てしまいます。ネットでせっかく日本のあちらこちらの方とお話できるようになったのだからと、みなさんの家のお雑煮について聞いてみました。この「みんなの情報・お雑煮編」は、それをまとめたものです。調査は2002年冬に行いました。<20××年掲載>とないものは2003年にアップしたものです。

~教えてくださったみなさん、写真を提供してくださったみなさん、ありがとうございました~
情報をくださった皆様、こちらをお読みください

kaso

みんなの家のお雑煮

私にとってキング オブ お雑煮はやはり母&祖母の作ったものです。でも、悲しいかな、私には復元能力がないので(前の晩から、いろいろと下ごしらえがいるみたい)、簡単、だけど美味しい、良いダシが取れるタイプで作っています。
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人参、大根、ごぼうを千切りにして、鶏肉と炒める。だし汁を注いで醤油味をつけて野菜が煮えたら、焼いた角餅を入れて煮る。それらを注いだお椀に三つ葉となるとを散らす。

夫の実家のお雑煮。やはり醤油ベース。
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<2005年掲載>

NEW!
妹の姑さんのお雑煮
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<2020年掲載>

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セブンミールサービスのお雑煮。
<2006年掲載>

<北海道・東北>
■ひろさん■
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北海道。具は鶏肉、人参、ごぼう、玉ねぎ、しいたけ、かまぼこで、醤油味の角餅。

■ともさん■
秋田県。だまこ鍋のスープに餅を入れる感じ。

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↑いしかわのだまこ鍋のタレが残っていたので、秋田風雑煮を作ってみました。
三つ葉があったので、セリの変わりに使いました
<2005年掲載>

■のほほんさん■
岩手県。大根、人参、椎茸、卵、三つ葉、鶏肉が入って醤油ベース。遠野の場合、鶏肉じゃなくて、キジ肉を使う。

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↑じまん市で食べた山形のお雑煮。
海藻の風味で好き嫌いが分かれるカモ。月山の餅は噛みごたえがあり、非常においしかった。
<2005年掲載>

<関東>
■ママ友7■
関東地方。なると、鶏肉、かつおぶし、ほうれん草で鶏がら醤油味。四角い餅。
<2010年掲載>

■ママ友13■
東京都。ごぼう、人参、鶏肉、なると、大根で醤油味。四角い餅。

千葉県。小松菜、人参、鶏肉、なるとで醤油味。四角い餅。
<2010年掲載>

■greenさん■
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東京都。
(1)鯛ー尾を焼き、皮、内臓などを捨てる。
(2)身をきれいにほぐしおき、骨でだしを取る。人参、ごぼう、ちくわ、こんにゃく、焼き豆腐、かまぼこを小さく切り、ほぐした鯛の身といっしょにだしで煮る。煮えてきたら、みりんと醤油を適量入れて、更に煮込む(1日以上
(3)餅は別鍋で煮て、お椀へ。(4)3に2の具をどっさり入れ完成。
祖母より受け継いでいる。ズンドウで1週間、具を足しながら食べ続ける。

■HANAさん■
東京風。椎茸も入る。

■ぐ~♪さん■
埼玉県。鶏肉、醤油ベース。人参、大根、三つ葉、かまぼこ。四角いお餅。

■ちょうじさん■
埼玉県。焼いた角餅。醤油のおすまし。里芋の輪切りのみ。それにかつおぶしと、もみのりをかけて食べる。
そもそも正月の神棚に供えるご飯のかわりに、餅にみたてた里芋。鍋に餅を入れる感覚で里芋を入れる

■Nちゃん■
茨城県。しみ豆腐、いもがら、干した大根、人参、鶏肉、三つ葉、なるとが具。

■Kazさん■
千葉県。大根、人参、小松菜、やつがしらが入って醤油味。

■ママ友2■
千葉県。
1・大根の葉、みそ、ばばのり、あおのり、かつおぶし、のりで味噌味。四角い餅。
2・鶏肉、大根、人参、長ネギ、きのこなどで醤油味。まる餅。

東京都。干し椎茸、人参、大根、里芋、筍ですまし。
<2010年掲載>

■ママ友10■
千葉県。鶏肉、小松菜、醤油味。四角い餅。
<2010年掲載>

■ママ友15■
千葉県。蒲鉾、人参、椎茸で醤油味。四角い餅。
<2010年掲載>

■ママ友16■
千葉県。鶏肉、小松菜、ゆず、なると、白菜で醤油味。四角い餅。
<2010年掲載>

■友1■
東京風で醤油味。鶏肉、大根、人参、イクラ。

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東武百貨店船橋店 茶房つむぎ
<2017年10月掲載>

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成田初詣のさいに食べたお雑煮。
<2005年掲載>

<中部・東海>
■Chitoseさん■
愛知県。かつおだしですまし仕立て。正月前後の時期、「餅菜」として売り出される小松菜に似たお野菜(そのものなのかも)と角餅のみ。出来立てのところに花がつおをたっぷりかけていただく。香りが良くておいしい。

東京のお母さん宅は鶏肉、ごぼう、人参、大根、しらたき、なると、小松菜、椎茸などが具。

■いもあんさん■
岐阜県。角餅。かまぼこ、ねぎ、三つ葉で薄口醤油味。

<北陸>
■きーちゃん■
富山県。鶏肉でダシを取ったおすましで、甘辛く煮た有頭甘エビと、ごぼう、ほうれん草などが入る。だんなさんの実家は、山菜や豆腐が入ったごった煮風。同じ富山でも全然違っていて、でも、どちらも美味しい。

■素敵な奥様■
石川県。だしは、かしわだったり、牛肉だったり、かつおぶしだったり、いろいろ。基本はすまし仕立て。具はかまぼこ、油揚げ、お豆腐とこれまたいろいろ。お餅、実家でついた四角く切ったものをトロ~リとするまで柔らかくしていただく。別のお鍋でじっくりと柔らかくする。刻みのり、かにのほぐし身が薬味。

■くじらーぬさん■
石川県。昆布+かつおだし。丸餅をやはり別鍋でトロトロになるまで煮る。具はシンプルにねぎとかまぼこ。おかず(おせちとは別)はえびす(たまご寒天)、煮物とかずのこ。

<近畿>
■ちささん■
大阪府。鯛のあらでだしを取り、ごぼう、大根、人参、椎茸、余っていたので竹の子を入れたり、白菜を入れたこともある。ようはそのときある材料。溶き卵を落としたり、そのまま卵を割り入れて半熟玉子にするなどバリエーションを楽しむ。最後は青ねぎとかつおぶしをたっぷりかけていただく。

■子猫さん■
大阪府。関西風うどんのスープだしに、鶏肉、かまぼこ、たっぷりのみず菜。みず菜がお餅にめちゃくちゃはり付いて、そのお餅を食べると正月気分になる。

■みつこさん■
大阪府。関西風白みそ。きちんとかつおの1番だし汁を取る。雑煮大根(細切り大根)、金時人参、ごぼうは輪切り、くわいとうす揚げ、豆腐(焼き豆腐)を入れる。丸餅で焼いたものを器に入れて雑煮を注ぐ派と鍋に入れて煮込む派に分かれる。

だんなさんがお勤めのホテルは、熱いすましと丸餅で京みず菜が具。

■ニャーさん■
大阪府。すまし。切り餅で焼く。具はほうれん草、かまぼこ、鶏肉。

■ちろこさん■
大阪府。いつもは醤油だけど、去年初めて白みそに挑戦(ちろこさんの姑さんが)。ふ、ごぼう、椎茸が具。

■友2■
奈良県。かつおだしの醤油ベース。鶏肉、千切り大根、三つ葉、人参、景気の良いとき(笑)イクラ。本来、奈良も三重もみそベース。

■ダンコさん■
兵庫県。大根、油揚げを入れてみそ味。

■HIROさん■
兵庫県。大根、人参が入っていて、味はみそ味。

九州の延岡にいるHIROさんの祖母宅では、ほうれん草が入ったすまし。

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↑京都 賀茂みたらし茶屋で食べたお雑煮。白味噌ベース。甘かったのでビックリしました。

<中国>
■Keinaさん■
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広島風。義姉の実家のもの。はまぐりと青のりだけでシンプル。この青のりがフワーッと溶けていい香り。関東では売っていないので、広島から送ってもらっている。

■ハム子さん■
山口県。関西風のうどんのだし汁のような中に、蒲鉾、揚げ、醤油と砂糖と酒で煮た牛肉、ほうれん草、レンジで1分チンしたお餅。

だんなさんの実家は、かつおだしに醤油をちょっと入れた中にカブと丸餅。

<九州・四国>
■ママ友6■
四国地方。大根、白菜、人参でみそバター味。四角い餅。
<2010年掲載>

■ママ友11■
愛媛県。人参、三つ葉、鶏肉、蒲鉾、ごぼう、いくらで すまし。丸い餅。
<2010年掲載>

■文豪さん■
四国の友人が郷里ではあん入りの餅をみそ仕立ての汁に入れるというのを聞いてゾッとした。汁に溶けたあんが混ざっておいしいらしい。

↑この讃岐地方のお雑煮は、どの雑誌の特集を見ても「誰でも驚く」と紹介されています。お雑煮なのに餡餅が使われているのですって・・。こぐれひでこさんもエッセイの中で「1度食べてみたい気もするけど・・ちょっと勇気が必要。」と書いていました。

<その他>
■韓国語の先生■
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韓国では旧暦のお正月にトッククを食べる。
<2009年掲載>

ほうとう (By 夫)

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先日、山梨名物のほうとうを作った。スーパーでほうとうの麺が目に入った時、何故か瞬間的に作ってみようかなという気持ちになったのだ。ほうとうと言えば、かぼちゃなので、かぼちゃと、私はシンプルな具が好きなので、大根とネギだけ買った

最近テレビで野菜を上手に使う天才シェフ植竹さんの番組をみてモチベーションが高まっていたのも手伝い、私は作り出した。市販のダシは使わないで、大根を煮る時に出るエキスと、煮崩れないように別鍋で煮たカボチャの煮汁をブレンドした

大根がある程度柔らかくなったところで麺を入れた。麺を入れたら、麺が湯を吸って湯が少なくなったので、カボチャの煮汁を加えた。麺が柔らかくなってきたところで、ネギを入れた。少ししてネギのエキスが出たと思ったところで、味噌を加えた。少し加え過ぎたので、再度カボチャの煮汁を入れて味の濃さを調整した

ということで、天才シェフになったつもりで作った。
味は、妻に大好評だった。私は本当に才能があるのかもしれない? といい気分になった。
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