2016年09月12日

仙台にて 1

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夏休みのメインイベントは、先月の新潟にひきつづき「西ばかりじゃなく東の方も旅してみよう」をスローガンに、2泊3日で仙台に行ってきました。カミさんは修学旅行以来、僕は初めての仙台。食に酒に、酒に食に・・どんな出会いがあるか楽しみだや〜。おっとまずはこのお方にご挨拶。




そしてすかさず牛タン定食+ビールで昼飯。普段牛肉はあまり食べないけどタンだけは別。ぶ厚くて噛みごたえあるタンは、ビールにもご飯にもあうっ!必ずそえられてる南蛮味噌と浅漬けが、またいい味変化になるんだよね。
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お腹も満たされたので、のんびりと街歩き。さすが東北最大の都市だけあって、めっちゃ都会やね。そんな中にひっそりと佇む民芸のお店「光原社」さんを発見。看板からもう素敵。
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年季と味わいを感じる建物。ここは日本全国の民芸陶器だけでなく、木工や織物などジャンル問わずクラフトを幅広く取り揃えるセレクトショップ。民芸ずきとしては眺めているだけで幸せな気分になってしまう。
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旅の思い出に、ってまだ到着したばかりだけど、この小鹿田と小石原のぐい呑みを連れてかえることに。店主の方とお話していたら、鎌倉に繋がりのあるかたで驚き。縁を感じます。
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大都会にはつきものの飲み屋街もたっくさん。小さなお店が軒を連ねる「いろは横丁」を夜の下見でウォーキング。そこは仙台だから「仙八」じゃないんすか!?
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ここもずっと訪れてみたかった自家焙煎珈琲の店「アズタイム」。鎌倉にあった伝説の珈琲店の師匠のお店。
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初めての土地で初めてのお店なのに、この中濃ブレンドは、とってもとっても懐かしい味。ああ、来て良かったなあ。
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さーてお待ちかねの夜の部いってみよう!

まずはカミさんの嗅覚にひっかかった、このお店「居酒屋ちょーちょ」さん。予約がとれない人気店なんだそうな。
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なんと偶然にもこの日は、三周年記念の特別営業で、日頃のご愛顧に感謝して赤字覚悟のコース料理なんだそうな。

なんか初めて来たのに申し訳ないっすと恐縮してたら、いーんですよ、一緒にお祝いしてください!と皆さん良い人だあ。
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はじめに出してもらった前菜の三種盛り。茄子の揚げ浸しがサイコーなのはもちろん、ポテサラも、オクラとトマトのナムルも一味違うおいしさ。一気に期待がふくらむ。
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旅先では必ずその土地の酒を呑むのが粋な旅人。まずは仙台から北に50km、加美町にある「山和」の夏酒、特別純米中取り原酒。すっきりした飲み口ながらしっかりキレるのはさすが東北の酒。
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目の前でファイヤー着火!なんかお祭りっぽいぜ。
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炙りたての〆鯖に、ピチピチ地魚のお造り。
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つづいて牛スジの塩煮込みのあとは。。
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炭の焚かれた囲炉裏に刺さってるのは川魚では無く、気仙沼の「秋刀魚」。このスタイルで秋刀魚焼いてるのは初めて見たよ。
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品書きに「秋刀魚焼くために居酒屋やってます」と書いてあるほど自信満々の塩焼き。だまされたと思ってぜひ串のまま背中をかじってみてというので、ガブっといけば、フワフワに焼けた身の間から香ばしい香りとともに、熱々の脂がブシュっと飛び出して口中を旨味でみたしてくれる。何これ!? 小龍包?っかていうぐらいジューシーで鮮烈。こりゃすげえ(@ o @)
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肴がうまくて、会話も楽しければ自然と酒もすすむわけで、お次は石巻の名醸「日高見」芳醇辛口純米吟醸。そりゃもう秋刀魚の旨味を最高にもりたててくれます。
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品書きには「青森産 嶽きみの唐揚げ」と書いてあって、二人とも「嶽きみ」を知らず、シャモのブランドか何かだと思っていたら、なんとトウモロコシなのね。唐揚げって斬新だけど、甘さが引き立って日本酒にもあうな。
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自家製イクラを目の前でこれでもかとのせてくれる「つっこ飯」もオプションであったんだけど、ハシゴのためにグッと我慢。〆に蟹の味噌汁をいただいてフィニッシュ。帰りがけにノベルティの猪口までいただいて、逗子の知り合いの店まで紹介してもらい、ほんとお世話になりました。この頃にはすでに常連客でごったがえすほどの混雑ぶり。地元で愛されてる名店なんやね。
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若者でにぎわう「ちょーちょ」をあとに、やってきたのは落ち着いた外観の「一心 加減 燗」という日本酒専門店。ぐっと大人な雰囲気です。
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店名にあるとおり、お燗がウリのお店なんですが、まずは火照った体を冷酒でクールダウン。どちらも初めましての宮城酒「田林」と「蒼天伝」の2本。キュッと引き締まった印象ながらも、ひやおろしならではのふくよかさも感じる旨口。
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居酒屋のお通しって賛否両論あるみたいだけど、僕はその店の個性の一部としてすごく楽しみなんだよね。おっ、そうくるか、みたいなお通しが出てくると嬉しくなっちゃう。で、こちらは何と「お造り」がお通しという大胆な初手。そして全く手抜きなしの抜群においしい刺身たちに思わずニンマリ。
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さっ、看板のお燗をいってみようかね。
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こちら2本とも蔵元とコラボして造ってもらっているお燗専用限定酒。日輪田やメガネ酒で知られる「萩の鶴」は比較的すっきりめの酒質でホタテの刺身にいい具合。もうひとつの「黄金澤」は山廃ながら重たさはなく、後味にかけて米の旨味をしっかり感じる好みの感じ。これお初にお目にかかったけど、うまいなぁ〜。
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好きな酒肴をつまみながら、何も考えずにゆったりと燗酒をチビチビやるのって最高にしあわせ。旅先の醍醐味やね。
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そして千鳥足でこの夜最後にやってきたのは「トキシラズ」というお店。実は今年の4月に祖餐で席が隣になり酌み交わしたのが、たまたま旅行で来ていたここのご主人というご縁。何も言わずにサプライズ訪問したら、固まるぐらい驚いてたけど、喜んでくれて良かった。抑えめの照明の中で、自然派ワインと、気の利いたつまみ。ゆったり時間が流れる、すごくよい雰囲気の酒場でした。
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さーて明日も楽しむぞ〜



hoikoro_rice at 23:59│Comments(0) Journey 

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