医療保険

2008年10月17日

がんの悩みについての保険会社の対応

がん保険医療保険の付帯サービスの中で、注目すべきサービスがあります。

東京海上日動あんしん生命の「がんお悩み訪問相談サービス」というもので、同社の「がん治療支援保険」「がん保険」「がん保障特約」の契約者・被保険者が「がん」と診断された場合に、契約者・被保険者ご本人と、その家族が利用することができます。

訪問相談を依頼するためのフリーダイヤルは、以下の通りで、無料のサービスとなっています。

がんお悩み訪問相談サービス」フリーダイヤル
  0120−363−403
 (24時間・365日、携帯電話・PHS可)

訪問相談のための十分な時間を確保し、希望の場所で面談できる様になっています。

がんを体験された方の声

【精神的動揺・絶望感】
・とにかく頭が真っ白になった。どうにもしようがなかった。
・青天の霹靂のようなショックを受けた。
・がんと診断された日は目の前が真っ暗で、体の力が抜け、何もすることができなかった。

【社会からの孤立感】
・独り身なので相談する相手もなく、どうしたら良いかわからない。

【入院するまでの時間】
・がんと診断されたが、病室の空きがなくて2週間ほど待った。その間に進行しないか、転移しないかと不安でたまらなかった。

【治療法の選択】
・がんというだけでもショックなのに、それを乗り越えていろいろなことを短期間に判断しなければならないという残酷さ。
・数種類の抗がん剤を説明され、その中から自分で選べと言われたが選べなかった。こういう場合、誰に相談すればよいのだろう。

(出所:「がんと向き合った7,885人の声」がんの社会学に関する合同研究班)


専門知識を持った相談相手がいるというだけで、得られる安心もあると思います。

このサービスの良いところは、新契約だけに付帯するものではなく、これまでの同社の「がん」を保障する保険・特約に加入している人すべてを対象にしている点です。

ぜひとも他の保険会社にも追随していただきたいサービスだと思います。

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2008年10月16日

子宮筋腫が小さくなる...

「子宮筋腫、手で治療」 無資格医業容疑で4人逮捕

「手でもむと子宮筋腫が治る」とうたい、無資格で診断したとして、警視庁は15日、千葉県市川市市川南1丁目の「東洋理学治療センター小松理学院」名誉院長小松忠義(67)=同県船橋市=、同県船橋市本中山1丁目の「高須賀理学整体院」院長高須賀公子(49)=同=の両容疑者ら4人を医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕したと発表した。 小松理学整体院

生活環境課と亀有署などによると、小松、高須賀両容疑者らは医師でないのに昨年6月〜12月、子宮筋腫の女性(23)ら患者9人に問診や触診などを行い、計約230万円を受け取った疑いがある。小松容疑者は98年に開業。二つの診療所で少なくとも300人の患者を無資格診断したと同課はみている。

(asahi.com 08/10/15)

姉歯事件で有名になってしまった我が市川市ですが、今度は病気につけこんだ悪徳商法です。
しかもこの治療院、JR市川駅に隣接していて、私と同じ町内にある様なんですね...
シャポー東側入口の隣のビルの様です。お近くの方は、ご注意下さい。

小松理学整体院

この小松容疑者が逮捕された場面の映像を見て、ビックリしました。
盲目で障害者1級の認定を受けているはず(著書のプロフィールに記載されていました)なのに、普通に目が見えてるみたいです。きっと障害年金も受け取っているんでしょう。
こんないかれた人が近所にいたのかと思うと、残念でなりません。


ところで子宮筋腫という病気は女性にとって、とても身近な病気です。

子宮にできる良性のコブ(腫瘍)で、がんの様にほかの組織に食い込んだり、転移することはありません。小さい腫瘍で特に症状がないという方もいます。
筋腫のできる場所や大きさによって、症状の出方が変わってくるそうで、症状がひどくなると治療が必要になってきます。

若い女性の方からのご相談で、

子宮筋腫がある場合にもがん保険医療保険に入れますか?

...というご質問をよくいただきます。

子宮筋腫が見つかってからの期間や、治療の経緯、医師の指示など、様々な状態によって個別に判断されますので、イエスとかノーといった簡単な回答はできません。

医療保険にご加入いただける場合でも、条件付きとなる場合が多くなってくると思います。

一方、症状が進んで、手術などを行って子宮筋腫がなくなったという場合などでは、ご加入いただける可能性は高くなることもあります。

診断が下った直後などは、特にご加入いただきにくいと思われます。
30〜50代に多い病気で、40歳代の女性では4〜5人に1人という高い罹患率だそうです。
子宮筋腫自体は良性なので、命に別状はないと言われていますが、いろいろな病気が気になる年代に入ってから、診断が下ると、医療保険などには入りにくくなってしまいます。
女性の方は、できれば20歳代のうちに最低限の医療保険がん保険にご加入されておくと良いと思います

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2008年08月18日

先進医療ガイドブック 差し上げます

医療保険や、がん保険の特約として注目されている「先進医療特約」ですが、こういった特約が必要か不要かを考える際に、やはり「先進医療」とはどういう治療なのかを知ることが大切になってきます。

このブログでもいくつか先進医療について、記事にしたことがありましたが、最新の医療事情について、常にウォッチしておく必要があると思います。

■重粒子線がん治療の成果

■(高度)先進医療の実態

■(高度)先進医療について


先進医療ガイドブック最近の動向について、そろそろ整理してみたいと思っていたところ、アクサ生命より、先進医療ガイドブック(監修:財団法人 愛知診断治療技術振興財団)という小冊子が届きました。

先進医療とは何か
・主な先進医療に係る費用
・具体的な例
 重粒子線治療
 経皮的レーザー椎間板減圧術
 抹消血幹細胞による血管再生治療
 腹腔鏡下肝部分切除術

図解や、先進医療を受けられる施設の概要をはじめ、患者さんの体験談なども紹介されており、先進医療の概要について知りたい方には、お役に立つ資料だと思います。

現在、手元に15部ほどありますので、ご希望の方、先着15名様にご提供させていただこうと思います。

下記のお問合せフォームに、「先進医療ガイドブック希望」と明記していただき、ご連絡下さい。

■お問合せフォーム

生命保険に関するご質問、ブログへのご意見や、ご感想もあわせてお寄せ下さればありがたいです。

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2008年07月30日

介護をしている方が入院した時...

70歳代のお客さま(A様)がヘルニアで入院手術をされたとのことで、給付金の手続き書類の確認かたがた、いろいろお話を伺ってきました。

A様は、ちょうど私が保険の仕事を始めた頃にポスティングさせていただいた手作りのチラシを見て、医療保険EVERに加入して下さったお客様です。

その頃は、ご夫婦ともに普通に生活していらしたんですが、この数年の間に、奥様が介護が必要になっておられました。

現在は、要介護5に認定されており、ヘルニアが悪化したのは、奥様の世話をずっとしてきたことが原因だったそうです。

ほぼ、A様がつきっきりで介護をしている状態でしたから、手術と7日ほどの入院の間、奥様を一人にすることができないということで、介護施設に預けて入院したそうです。

ところが、施設に入居されていらっしゃる方の多くに痴呆の症状が出ていて、そういう中で暮らしているうちに、奥様の気持ちが沈んでしまったそうです。

これまでは、老老介護の状態なので、いつかは介護施設のお世話になることもあるかと考えていたそうですが、施設に実際に入ってみると、どうしてもそういう所に入れたくない、また奥様もこういう施設にはいたくない...という気持ちになったそうで...

ホームエレベーター...A様は退院後に、ご自宅を介護しやすくするためにご自宅に「家庭用エレベーター」を取り付けられました。

しかし、エレベーターは介護保険の対象外で、補助金等もないそうで、全額自己負担だったそうです。

A様は、施設に入れることを思えば安いとおっしゃってましたが、ずっと自宅で奥様を介護し続けると覚悟を決めたということなんだなぁと思いました。

以前から、入浴のためのリフトなども使っていて(これは介護保険の対象で、月額3,500円だそうです)、どうしても力仕事は、機械に頼らざるを得ないということは実感しておられたそうです。

介護リフト奥様のお部屋とお風呂が2階にあるので、階段の昇り降りでは、相当苦労なさっておられたそうで、エレベーターのおかげでずいぶんと楽になったそうです。

手術でよくなったヘルニアを悪化させないためにも、ご自身の体への負担がなるべく軽くなるような介護をしていかなくてはならないですね。
 
介護にお金が必要なことを、改めて実感させていただきました。

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2008年07月11日

メール相談の多い持病

生命保険に対する要望や、悩みは千差万別ではありますが、解決のためにインターネット検索が活発に使われる様になっています。

特に身近な人に相談しにくい事ほど、ネットで解決したいというニーズが強いのでしょう。

その代表が病気の相談です。

このブログの過去1年の病名による検索結果の上位は、次の様になっています。

うつ病 うつ 鬱病 
上皮内新生物 上皮内がん
精神疾患 神経症 心療内科 パニック障害
がん 悪性新生物
不妊治療 不妊症 不妊 流産
帝王切開 出産
大腸ポリープ
乳がん 乳腺症 葉状腫瘍
ポリープ
花粉症
高脂血症 中性脂肪 コレステロール
尿酸値

血圧
メタボリック
子宮筋腫 高度異形成
B型肝炎 肝炎キャリア
喘息
不整脈

健康な時には、生命保険や医療保険のことなど気にならないものですが、体調が悪くなったとたんに保障が欲しくなるといのが人情です。

「私の様な持病があっても入れる保険はないでしょうか?」


こんな質問は、なかなか身近な人にも聞いたり相談したりできないことと思います。

持病のある方の保険相談・メール相談は、全相談件数の半分以上を占めています。
病名だけで、ただちに Yes No という回答はできませんので、一人ひとり詳しくご健康上の心配事をお聞きしています。

相談をしていただいた病気については、特に問題はないのですが、ご相談者様が意識していなかった(問題だと思っていなかった)ことが、保険加入の障害になることもよくあります。

ネットにはいろいろな情報があふれていますので、一般論としての回答は、どこかのサイトで見つけることができるかもしれません。

しかし、同じ病名を持つ方でも、症状や治療の状況は千差万別です。

病名によって、保険加入をあきらめている方は、ぜひ一度相談してみて下さい。もちろん、ご希望にそえない場合もありますが、あきらめていた保障を持つことができる場合もありますので。

そして、健康な方には、健康である間に、ぜひとも最低限の保障を確保していただきたいと思います。

無条件で、気に入った保険を選ぶことができるのですから。

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2008年04月01日

花粉症の治療と告知

花粉症でお悩みの方...私も仲間です(^^;

最近は、マスクで対策しているので、あまり薬に頼ってはいませんが、通院して治療をなさっている方は、とても多いですね。

生命保険への申込みで、保険会社保険商品によって、告知書が異なっていることは、以前からたびたびお伝えしてきていますが、最近の告知書では、但し書きで花粉症での治療について触れているものが多くなってきました。

オリックス生命 キュアキュアWの場合

告知をしたらよいか迷うケース」の中に、「告知は不要」という事例として取り上げられています。

虫歯花粉症のため、医師の診療・治療をうけている場合


東京海上日動あんしん生命 メディカルミニの場合

告知対象外となる病気」として、以下の病名とともに、告知しなくて良いことが明記されています。

花粉症、アレルギー性鼻炎、四十肩、五十肩、結膜炎、トラコーマ、外耳炎、外耳道炎、水虫、たむし、虫歯


このように、告知は不要ということが、告知書に明記されていれば、悩む必要がありませんね

では、明記されていない保険商品の場合、どうでしょうか。

私たち生命保険募集人には、告知に関する明文化されたガイドラインが配られており、告知が不要なケースが、いろいろと具体的に示されています

花粉症に対する告知義務に関して、「入院または入院予定のない場合には告知の必要はありません」というガイドラインを示している保険会社もありますので、このような会社の場合には、告知をしなくても全く心配はありません。

お客様が、告知に対して神経を使っておられる昨今、こういう保険会社は、先に挙げた2社の様に、告知書を改善して、もっと分かりやすいものにしてほしいと思っています。

また、保険会社・保険商品によっては、花粉症でも告知してくださいという場合もありえます。

あなたが実際に告知書を目の前にして、

この事は、どういう風に書けばいいんだろう...

こんなことまで書かなくちゃいけないのかな...

などと迷っておられるのでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせ下さいね!
スッキリした気分で、お申込みいただける様に、お手伝いさせていただきます。

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2008年02月20日

がん保険の選び方にも変化の兆しが..

がん治療においては、治療方法が確立されていないことから、健康保険適用外の先進医療や、未承認の抗がん剤治療などを受ける必要が生じた時に、大きな経済的な負担がのしかかってくることは、過去の記事でも触れてきました。

経済的な負担を軽減するために、がん保険には、診断給付金に代表される、まとめて受け取れるお金が付いているのが通例です(昔のがん保険には、こうした一時金のないものも多数ありました)。

2007年までのがん保険選びにおいて、最も重視されていたのは、診断給付金の支払回数が一回限りか、複数回かといった点ではなかったでしょうか。

診断給付金が一度限りの商品しかないアフラックに対し、他社は、診断給付金を複数回払いにするという差別化をしてきました。

昨年までは、若い方ほど、長い人生の中で、再発する可能性も考えると、複数回支払のがん保険が良く選ばれており、私自身が販売したがん保険も、診断給付金が複数回のものが多かったのです。

アフラックは、商品改訂において、他社と同じ土俵に乗らずに、別の回答をしてきました。

がん保険フォルテ(2008年に入ってから、がん保険フォルテSに改訂)は、ライフサポート年金という一時金を、診断給付金支払後、1年経過した時から4年間にわたって支払うという保障を新たに備えたもので、50万円(プランによっては25万円または10万円)の年金が支払われるようになっています。

一番大きな保障プランでは、入院や通院の給付金とは別に、診断給付金の100万円と、年金50万円の4回分である200万円の合計、300万円が5年間で受け取れる様になっています。
ライフサポート年金の支払要件は、生存していることだけですから、一度がんになったら、生存している限り、分割払いとは言え、5年間で300万円を受け取ることができるわけです。

年金である50万円×4回分は、ご加入される方にとって、様々な位置づけの資金となることが考えられます。

・再発の発見のための、高精度な診断などを受けるため(PET検査など)
・通院治療にともなう経済的負担への補填
・病気への罹患後、収入が減少した場合の補填
・将来の再発に対する備え(使わなかった分は貯金へまわす)
・etc...

がん保険フォルテが発売されてから、診断給付金は一回だけという点は変わっていないにもかかわらず、アフラックのがん保険をお申込みになる方が増えました。
そして、ライフサポート年金最高額の50万円として申し込む方が、予想外に多いのです。

先進医療に対応した給付金があることと、ライフサポート年金があることの2点が大きなポイントになっているようです。

そして、解約払戻金のあり・なしが、選択できる様になっているのですが、将来、もっと良いがん保険が出てきたら乗り換えたいと考えておられる方は、解約払戻金ありの選択をなさっています。

これまでの、「掛け捨てでなるべく割安な保険を望む」という流れが、がん保険に関しては、少し変わってきている様な気がします。


【ご参考】ライフサポート年金に関する税務知識

1)受取人が個人の場合

診断給付金同様、非課税となります。

ライフサポート年金は、退院後の継続治療や治療完了後の定期検査等の経済的負担をサポートすることを目的とした保障であり、診断給付金の一部という位置付けであるため、受取人が被保険者、その配偶者もしくは、その直系血族、または生計を一にするその他の親族の場合には、診断給付金と同様に所得税、贈与税は課税されません。

(所得税基本通達9−20,21,相続税基本通達3−7)

なお、所得税基本通達9−21で、所得税、贈与税が課税されない入院費給付金等には「一時金として受け取るもののほか、年金として受け取るものも含む」と明記されています。

2)受取人が法人の場合

法人の雑収入に計上します。

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2008年01月29日

信用金庫(信金)の副業 医療保険・がん保険

4月からは、信金マンが、がん保険医療保険のパンフレットを持って、外交するんでしょうか。窓口販売になるのかな?

信金(信用金庫)が医療・がん保険販売 
4月から 零細・中小企業など対象

全国282の信用金庫で作る全国信用金庫協会は28日、アメリカンファミリー生命保険アフラック)など外資系損保系生命保険4社と提携し、4月から各信用金庫で医療がん保険の販売ができるようにする方針を明らかにした。

外資系や損保系の生保が扱う簡素で割安な商品に絞り、信金の主要取引先である零細・中小企業経営者従業員、家族向けに販売する。

提携するのはアフラックのほか、東京海上日動あんしん生命損保ジャパンひまわり生命三井住友海上きらめき生命の損保系3社。保険販売を希望する信金を協会が募り、生保4社は販売ノウハウや法令順守の体制作りを支援する。

昨年12月に、信金や銀行などによる保険販売(銀行窓販)が全面解禁されたが、融資との抱き合わせで保険を押し売りすることを防ぐため、メガバンクには取引先の零細・中小企業関係者への販売が原則禁止されている

信用金庫には特例として取引先への販売が認められており、信金協会は保険の販売を各信金の新たな収益としたい考えだ。

商品説明が簡単な医療がん保険の販売から始め、実績を見ながら、死亡保障商品などの取り扱いも検討する。

(2008年1月29日  読売新聞)


いよいよ信用金庫医療保険がん保険の販売が始まる様です。

生命保険の仕事を始めるからには、集金のついでに、パンフレットをばら撒いて、お願い勧誘をするだけに終わらないでほしいと思います。

実際に、保険販売の現場に立つ信金マンの方々が、各社の生命保険商品について、しっかりと興味を持っていただき、正しい募集をしてくれることを希望します。

保険商品は、給付を確実に受けられる様に、入り口のところで、キッチリとした手続きをしておかなくてはなりません。

新聞では、「外資系や損保系の生保が扱う簡素で割安な商品」という書き方をしていますが、保障内容が簡素なだけであって、商品説明だけができれば良い金融商品ではありません。

被保険者のご病歴を把握し、正しい告知をしていただく必要があります。

以前、損保会社が、損保代理店に十分な教育をせず、生命保険商品を取り扱わせ始めたことによって、告知の不備による不払いにつながった事例もあります。

信用金庫に対する研修では、そのような事が繰り返されない様な、十分な準備ができているでしょうか。

一度に4社の保険会社の商品を扱いなさい、と言われても、それぞれの会社で、また商品ごとに、告知書の内容が微妙に異なっています。

その違いを理解して、間違いのない告知のアドバイスができる様になるまでには、それなりの経験を要します。

4社バラバラの研修を受けても、そのあたりのことは理解できないかもしれません。
保険商品のことを好きになれる人でなければ、そのことを理解する必要を感じないまま、取り扱うことになるかもしれません。

生命保険販売は、本業が融資や預金集めである方たちの片手間仕事であってはならないと思います。
参入するからには、ぜひ本気でやっていただきたいと思います。

保険会社がバラバラに研修をするよりも、多分私たちの様な、地元の乗り合い代理店の方が、有益な研修を提供できるのではないかと思います。

競合相手などと考えず、より良い保険業界をつくるための協力体制などが築ければ、お客様にとって良いのではないかと考えることもあります。


信用金庫とのお付き合いを通じて、保険に加入する人も大勢いらっしゃると思いますが、告知については、通信販売にて加入する時と同じ様に、ご自身がしっかりと確認なさる様にしてくださいね

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2008年01月15日

意向確認書についての誤解

今日、某保険会社の支社から、お客様の医療保険の申込書が届きました。

既契約者様に宛てて、保険会社が独自の基準で、勝手におススメの医療保険の申込書セットを、DMで送っているため、その申込書に記入して、返送してくださった様です。

代理店が確認して、記入すべき事項がありますので、その申込書が本日、私のところに送られてきました。

でも、どうして、このお客様が、追加の保障を必要としているんだろうか...

と不思議に思って、確認のお電話をしてみました。


○○さん、いつもお世話になっています。
今日、○○さんからの新しい医療保険の申込書が、私のところに届いたのですが、本当にこの医療保険に申込みをなさりたいのですか?

エッ?!
申込書って、年末に送った書類のことかな...

あれって、ナントカ確認書って書いてあったから、何か、今入っている保険の確認のために必要なものかと思って、全部書いて送ったけど、新しい保険の申込書なの?

はい。
このまま処理してしまうと、3月末から、保険料が引き落としになって、保障が上乗せされてしまいますよ。

エー!!そんなつもりじゃないんですよ!!

今入っている保険の確認のための書類が届いたのかと思って、それで記入して送ったんですけど...

じゃあ、新しく追加の保障が欲しいということじゃないんですね?

ええ。そうなっちゃったら困るし、3月に引き落としが増えてたら、ビックリしてこっちから問い合わせしなくちゃいけないですよ。
なんとかなりませんか?

まだ、私の方で申込書を処理していませんので、やめることはできますよ。
申込みをなかったことにしていいですか?

お願いします。
秋吉さんのところで破棄しちゃって下さい...

了解しました。まぎらわしいダイレクトメールだった様で、ご迷惑をおかけしました。
新しい保障が欲しかったとしたら、直接私に、お電話いただいてましたよね。

そうですよ。
今回は余計な仕事を増やしちゃったみたいですみません。

とんでもないです。
お話できて良かったです。


...と、こんな会話がありました。


ダイレクトメールに同封されていた「意向確認書」を見たときに、この書類は、今、加入している保険が自分の意向に沿ったものかどうかを確認したいという意味のものなんだなと、早合点してしまったことで、こんなことになってしまった様です。

私たち、保険を販売する側から考えると、ありえない間違いかもしれませんが、普段、契約書類など見慣れていないお客様からすれば、起こり得る間違いかもしれないな...と感じました。


新契約申込書にも署名・捺印もありますし、口座振替依頼書にも署名・捺印があり、意向確認書も揃っています。

通販主体の代理店であれば、お客様への確認を行わず、そのまま契約を成立させてしまうこともありそうです。

なにしろ、新契約に必要な書類は、すべて揃っているのですから...

保険会社から送られてきた書類に、署名・捺印する際には、くれぐれも、それが何の書類なのかを、しっかりと確認してくださる様にお願いいたします。

ところで、この保険会社に限らず、既契約者に宛てて、勝手に保険会社から売りたい商品のDMを送るのはやめてほしいものです。

複数の保険会社の商品を組み合わせて保障を持っているお客様が多くなっている現在、1社の契約内容の情報しか持たない状態で、勝手なおススメ商品のDMを送っても、過剰な保障となる場合も多いですし、申込み書類一式が同封されていると、今回の様な勘違いでの申し込みもありえます。

新商品の紹介程度であれば、良いとは思うのですが、機械印字した申込み書類を送付するのはホントになんとかしてほしいです。
十分に、商品説明をして、必要な保障を備えてもらっている代理店なら、みんなそう思っていると思います。

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2007年11月16日

がんの自覚症状

自覚症状がなく、見つかった時には手遅れという「がん」もありますが、部位によっては自分自身の注意で、早期発見ができる可能性のある「がん」もあります。

東京海上日動あんしん生命のパンフレット、「知っておきたい がん情報」の中に、「一人ひとりのがん対策」として、いろいろな「がん」によくでる症状が紹介されていますので、ご紹介しておきます。

舌がん
舌にしこり、治りにくい潰瘍ができる。

咽頭がん
声がかれたりかすれたりする。

食道がん
飲み込むときに、つかえるとか、しみたりする。

肺がん
せきが続く。タンに血が混じる。

乳がん
乳房のしこり。乳首の微小出血。

胃がん
胃の具合が悪い。食欲がない。好みが変わるなど。

大腸(直腸)がん
便に血か粘液が混じる。痔とまちがえないこと。

子宮がん
おりもの、不正出血。早期には自覚症状のないことも多い。

腎臓・膀胱がん
尿に血が混じる。

前立腺がん
尿の出が悪くなる。

皮膚がん
治りにくい潰瘍ができたり、イボが急に大きくなる。

黒色腫
新しいホクロができたり、ホクロが大きくなったりする。特に足の裏のホクロに注意。

(出典:がん研究振興財団)


すでに、多くの方がご存知のことも多いと思いますが、改めて、そんな症状が出ていないかどうか、時々チェックなさってみて下さいね。

また、がん保険がん治療保険などについて詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。自覚症状が出る前に、ぜひ保険選びを済ませておいて下さい。

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2007年11月07日

高額療養費制度の変更点

ほぼ2年前に、このブログをスタートした頃、ご紹介しました、高額療養費制度に関しまして、2007年4月から、制度の内容が変わっています。
もっと早くご紹介しようと思っていたのですが、今回、取り上げます。

関連記事

■高額療養費制度? 聞いたことないなぁ...

■高額療養費制度が使えない!?

主な変更点ですが..
70歳未満の方の、入院時の、高額療養費給付方法が2通りになりました

一つは、これまで通りの方法です。

医療機関・病院の窓口で、自己負担額を一旦支払い後日、高額療養費還付を受け取る方法です。
この場合、一旦、大きな金額の支払いが必要になりますので、十分な貯金がない場合や、生命保険(医療保険)の給付を受けていない様な場合、支払いに困ってしまうことがありますね。

新しい給付方法として、医療機関(病院)の窓口で、自己負担限度額のみ支払う方法が、認められました。

これによって、次の計算式による自己負担限度額を支払えば済むことになります。ただし、差額ベッド代や、食事代の自己負担額などは別途上乗せとなりますので、ご注意下さい。

■自己負担限度額の計算式

80,100円 + (医療費総額 − 267,000円)×1%

注)所得区分が高額な方、70歳以上の方は、別の計算が必要です


入院前に、どちらの給付方法を取るかを医療機関(病院)と、良く相談なさってから入院されると安心ですね。


高額療養費の給付は、その月(1日〜末日)の医療費が、高額となった場合に、「自己負担限度額」を超えた費用が全額給付されるという制度です。

この計算は、病院・診療科目ごと入院・通院ごとに分けて計算されますので、ご注意ください。
通院を重ねた上で入院して、トータルが高額となっても、通院分と入院分は分けて扱われますし、入院した場合でも、2つの月にまたがっての入院の場合には、それぞれの月で計算されますので、計画的な入院が可能な方は、月初に入院なさると、良いですよ。

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2007年10月15日

メタボリック健診で保険に入りにくくなる!?

2008年度から、メタボリックシンドロームを対象にした新しい健康診断「特定健診・保健指導」がスタートするそうです。

糖尿病をはじめとする、生活習慣病を予防し、医療費を削減することが目的ですが、このメタボリックシンドロームの診断基準が議論になっているとの記事がありました。

メタボリックシンドロームは、腹部の内臓周辺に脂肪がたまり、動脈硬化が進行しやすくなる状態です。メタボリックは「代謝」を意味するそうですが、日本では「内臓脂肪が生活習慣病の源流」との考え方から「内臓脂肪症候群」と訳されたそうです。

一昨年、日本肥満学会など8学会が診断基準を定めました。

「メタボ腹」基準に異論

おなかに脂肪がたまるメタボリックシンドローム内臓脂肪症候群、通称メタボ)の診断基準を巡り、専門家から異論が相次いでいる。

基準の一つであるウエストサイズ(腹囲)が、女性で90センチ以上なのに対し、男性は85センチ以上と、諸外国に比べても厳しいなどが理由。

これでは健康な人まで『異常』と判定される」との指摘もあり、日本肥満学会などは今後、診断基準に関する委員会を開き、基準の見直しの必要性を検討するとしている。

メタボリック症候群は、腹囲に加え、血圧空腹時血糖血中脂質のうち2項目以上で異常があった場合に診断される

特定健診・保健指導は、40〜74歳が対象で、現在の健診の項目に腹囲測定が新たに加わる。

画像診断で、へその位置の胴回りの内臓脂肪面積が一定以上の場合、糖尿病心筋梗塞(こうそく)などを引き起こす恐れが高まるとして、日本肥満学会などが、内臓脂肪面積を基に腹囲の基準を定めたが、国際的にみても、男性の方が厳しい基準となっているのは日本だけ

米国の指針では、男性102センチ超、女性88センチ超を腹囲の基準としている。
約160の国と地域の医師らで作る国際糖尿病連合の基準では、欧州で男性94センチ以上、女性80センチ以上、中国・南アジアは男性90センチ以上、女性80センチ以上。
日本人についても今年、男性90センチ以上、女性80センチ以上との基準を打ち出した。

診断基準をまとめた住友病院の松沢佑次院長は「腹囲の基準を超えたら病気、基準以下なら健康ということではない。女性の基準値が緩いのは皮下脂肪が多いため。女性の方が心筋梗塞などは少なく、現時点では大きな問題はない」としながらも、異論があることを考慮し、「今後、診断基準の見直しの必要性を検討する」と話している。

(2007年10月14日  読売新聞)


生活習慣病を予防するという観点においては、健康診断などで注意を受けて、生活習慣を改善するなどの対応をするのに越したことはないのですが、新しい健康診断において、異常の指摘を受ければ、生命保険医療保険への加入時に求められる告知をする際に、告知事項が増えるケースが出てきます

今回のメタボ健診によって、これまでの健康診断では、特に異常の指摘を受けなかった方も、異常を指摘される可能性が出てくるだろうかと思い、ちょっと確認してみました。

公表されているメタボリックシンドロームの診断基準は次の通りです。

1)腹囲 男性 85cm 以上、女性 90cm 以上
2)血中脂質 中性脂肪 150mg/dl 以上 または HDLコレステロール 40mg/dl 未満
3)血圧 収縮期(最大)血圧 130mmHg 以上 または 拡張期(最小)血圧 85mmHg 以上
4)空腹時血糖 110mg/dl 以上

1)に加え、2)〜4)の2項目に該当する場合


これらを見ますと、2)4)については、これらの範囲に該当するだけで、これまでの健康診断においても異常の指摘を受ける可能性があります。
3)については、通常の血圧許容範囲よりも若干厳しい様です。

したがって、2)〜4)の2つに該当するという場合には、現在の健康診断結果に基づく場合においても、告知が必要となるでしょう。

ただし、メタボリック症候群の疑いということで、指摘を受けることになり、そのような告知をすることになりますので、腹囲が85cm以上であることも、情報として保険会社に伝わる様になります。

来年度のことなので、今、まったく情報はありませんが、保険会社によっては、多少、引受結果に影響する場合もあるかもしれませんね。

腹囲基準は異論も出ているとのことですから、若干、緩和されるかもしれませんが、健康のためでもありますので、85cm以上ある方は、少しダイエット等、がんばっておいた方が良いかもしれません。

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2007年09月11日

同種の保険でも告知書に違いがあります(アフラック がん保険フォルテ)

9月より発売となったアフラックがん保険f(フォルテ)ですが、告知書が従来の21世紀がん保険のものとは、まったく違った内容になっています。

21世紀がん保険(単品)の告知書

1)今までに、がん(悪性新生物)にかかったことがありますか?

2)最近3ヶ月以内に、医師の診察・検査・治療・投薬をうけたことがありますか?

3)過去5年以内に、手術(※1)をうけたこと、または継続して7日以上の入院をしたことがありますか?

4)過去2年以内に、健康診断・人間ドックをうけて、異常を指摘されたことがありますか?(※2)

5)過去2年以内に、医師から、経過をみるために定期的な診察・検査をうけるよう指導されたことがありますか?

※1 手術には、帝王切開・内視鏡手術・レーザー手術も含みます。
※2 異常の指摘とは、経過観察や再検査、治療を受けるように指摘されたことをいいます。


がん保険f(フォルテ)(単品)の告知書

1)今までに、がん(悪性新生物)にかかったことがありますか?

2)現在、入院中ですか? または最近3カ月以内に入院・手術(※1)をすすめられたことがありますか?
(ただし、入院や手術の結果、完治して通院が終了した場合は除きます)

3)現在<別表1>の病状や病気あるいはその疑いで、治療中・検査中・経過観察中ですか? または最近3カ月以内に<別表1>の病状や病気あるいはその疑いで、治療・検査を受けるようすすめられたことがありますか?

<別表1>

腫瘍・しこりなどの異常
がん(悪性新生物)、上皮内新生物(上皮内癌、CIS)、腫瘍、しこり、結節、腫瘤、多発性ポリープ(ポリポーシス)(※2)

検診の異常
病理検査・細胞診異常(異型細胞、異形性、異常な細胞)、胸部レントゲン・CT異常、胃腸の検査異常、マンモグラフィーの異常・石灰化、その他のがん検診における異常

腫瘍マーカーの異常(※3)
CEA、AFP、CA19−9、PSA

■その他
出血(便潜血、不正出血、喀血、吐血、下血、肉眼的血尿)、貧血(鉄欠乏性貧血を除く)、黄疸、びらん、白板症、消化管の潰瘍や狭窄(良性か悪性か不明の場合)、B型肝炎ウィルスキャリア、C型肝炎ウィルスキャリア

4)過去5年以内に<別表2>の病気やその疑いで、医師の診察または診断をうけたことがありますか?

<別表2>

消化器の疾患
肝硬変症、慢性肝炎、肝線維症、肝機能障害(入院や内服治療をともなうもの)、慢性アルコール性肝機能障害、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)、アルコール性肝炎、門脈圧亢進症、食道静脈瘤

呼吸器の疾患
COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)、肺気腫、慢性気管支炎、肺線維症、塵肺、硅肺、気管支拡張症、間質性肺炎

腎臓の疾患
慢性腎機能障害、慢性腎不全、尿毒症

※1 手術には、帝王切開・内視鏡手術・レーザー手術も含みます。
※2 多発性ポリープ(ポリポーシス)には、5個以上のポリープが発生しているもの、あるいは5回以上の治療歴のあるものも含みます。
※3 腫瘍マーカーの異常とは、検査結果が基準値を超えた場合を意味します。


新しい告知書においては、いくつかの謝絶病名が明らかにされているとともに、当告知書で問われている項目に、あてはまらなければ、持病を持っている人も詳細な告知を求められないというメリットがあります。

例えば、私のメール相談で寄せられる悩みの上位にランクされている、うつ病(鬱病)などの精神疾患で、加入できる保険がないかというケースなどでは、21世紀がん保険の告知書においては、該当する項目に、病気のことを記入する必要がありますが、新しいがん保険f(フォルテ)の告知書においては、持病を持っていることを明らかにする必要がありません。

持病があることを、保険会社に知らせたくないと思っている方にとっては、告知する必要がないという形式の告知書があれば、理想的な加入形態であると言えるでしょう(特約を付加する形式の告知書では、今回ご紹介したものと異なる告知が必要となりますので、注意が必要です)。

このような告知書の細部の違いなどによって、個別のご健康状態に対して、ご加入いただきやすい保険や、難しい保険などが存在することになります。

今回、ご紹介した告知書の違いは、同じ保険会社の、ほぼ同種の保険に対してであっても、告知を要する場合と要さない場合がありうるという事例です。

他社の様々な医療保険やがん保険などを含めて、告知書を詳細に検討してみることで、加入の可能性が開ける場合もあると思います。

引受基準を緩和した医療保険

以前ご紹介した、引受け基準緩和型の医療保険に関しても、各社・各商品ごとに、告知内容がかなり違っています。
もしやさしいEVERに加入できない様なケースでも、他の引受け基準緩和型の保険ならば加入できるという場合もありえます。

11月頃から取り扱い開始を予定している保険会社の商品には、保険加入が難しいと、お困りの方のお役に立てるものがあります。

持病があるからと、保険加入をあきらめていらっしゃる方は、あきらめる前に、ぜひご相談ください。

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2007年09月10日

お客さまの選択肢を広げるために

生命保険保険代理店として活動を始めて、5年目に入りました。

ブログやホームページを通じて、ご相談いただく件数が、徐々に増えてきております。
これも、日頃から、ブログをご覧下さっている皆さまのおかげと感謝しています。

いつもありがとうございます。

このたび、業務拡大というよりも、多様化するご相談者様のニーズに対応できる様にという視点から、取扱生命保険会社を、追加する方向で、お話をすすめています。

現在、いくつかの保険会社と最終的な相談中です。
これまで、ご相談者からのご要望に、よく挙がっていた商品を取り扱っている保険会社です。

何十社もの保険会社を取り扱う法人代理店とは違い、個人代理店ですので、取り扱う保険会社に関しては、限界もありますが、私自身が対応できる範囲で、頑張っていきたいと思っています。

今週中には、最終決定する予定ですので、早ければ11月頃には、取扱保険会社が増えているかもしれません。

最終決定しましたら、またブログで、ご報告させていただきます。

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2007年08月15日

ライフサポート年金というがん保障

9月より、アフラック(アメリカンファミリー生命)からも新しいがん保険がリリースされることになりました。

現状で分かっていることは、プレスリリース程度の情報しかありませんので、ご関心のある方は、下記リンクから、ご確認ください。

アフラックのがん保険f(フォルテ)

注目の診断給付金は、今回も複数回支払に対応しておらず、上皮内新生物保障も、従来通りですが、がんに罹った後、生存している場合、1年ごとに年金が支払われる(ライフサポート年金)という保障が、新たに追加されています。

当然ですが、それなりの保険料が上乗せされていますね。

通院給付の充実と、プレミアサポートという、がん専門の治療に関するアドバイスを受けられるという点は注目ですね。

先日お伝えした、東京海上日動あんしん生命がん治療支援保険においても、メディカルアシストというサービスがあり、がん専門相談窓口などが設置されています。

不安の解決に役立つのは、本当に有益な情報だと思います。
私たちも、がん治療に関する勉強はしていますが、やはり専門家に個別のアドバイスを受けられるというのは心強いですね。

これからは金銭面での保障だけでなく、情報提供サービスも含めた競争が激化しそうです。

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2007年08月01日

重粒子線がん治療の成果

重粒子線がん治療の概要に続いて、もう少し具体的な治療の状況について整理しておきたいと思います。

これまでの臨床試験により、次の様なことが明らかになっています。

1)他の治療では治らないがんが、重粒子線で治ること

2)より短期間で安全に治せること

■主ながん治療結果

1)頭頸部癌

鼻・副鼻腔腫瘍の進行癌、組織型では腺癌系(腺癌、腺様嚢胞癌)および悪性黒色腫で良好な抗腫瘍効果がが得られている。(先進医療として実施)

2)肺癌

手術非適応の早期肺癌(Stage I)のなかでも肺野抹消型に対して、短期照射(9回/3週、および4回/1週)の安全性が確認され、その抗腫瘍効果も手術と同等あるいはそれ以上の成績が得られている。
現在、さらに超短期照射(1日1回で終了)の線量増加試験を実施中。

3)肝癌

他の治療法では制御困難な腫瘍に対して、照射回数と期間を15回/5週、12回/3週、8回/2週、4回/1週、2回/2日と減少させてきたが、重篤な有害反応は認められず、局所制御率も良好。
この結果に基づいて、現在は超短期照射法(2回/2日)を用いて治療を実施中。(先進医療として実施)

4)前立腺癌

局所進行癌に対する線量増加試験において、直腸および尿道の耐容線量は、いずれも660yE/20回/5週であり、この線量は局所制御を得るためにほぼ十分な量であることが分かった。
高リスク群(進行癌)あるいは中リスク群に対しては、炭素イオン線照射とホルモン併用療法、低リスク群に対しては炭素イオン腺単独療法を採用し、いずれにおいても良好な成績が得られている。(先進医療として実施)

5)骨・軟部腫瘍

対象として手術切除が困難な骨肉腫、脊索腫、軟部組織肉腫など、部位的には骨盤・傍脊髄腫瘍で良好な成績が得られた。
なかでも骨肉腫と脊索腫は症例数も多く、良好な成績が得られている。(先進医療として実施)

このほか、頭蓋底腫瘍、脈絡膜メラノーマ(眼)、直腸癌(術後再発)、子宮癌、膵癌等においても優れた局所効果が得られている。


■実施した先進医療及び臨床試験の対象部位

中枢神経

93

眼腫瘍

72

涙腺

12

頭頸部(口・のど・鼻・副鼻腔)のがん

408

肺がん

472

肝臓がん

212

子宮がん

115

前立腺がん

515

骨や筋肉のがん

349

頭蓋骨のなかの頭蓋底のがん

46

すい臓がん

84

直腸がん

88

消化管

47

その他の固形がん

665

合 計

3,178

 

■理想のがん治療実現に向けて

「よく治る」「すぐに治る」「元通りに」「痛くも苦しくもなく」・・・こんな治療が理想だとすると、重粒子線を用いたがん治療は、理想を実現しつつあるとのことです。

講演「重粒子線がん治療 − その成果と展望」より引用
放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院 鎌田正 氏

 

この治療を行うためには、重粒子加速器の建設が必要で、またその施設を運用するためには、現状の放射線治療よりも多くの人員、費用が必要であるため、この治療を「いつでも」「だれでも」「どこでも」できない事が問題となっています。

とは言え幸運なことに、現在、世界にわずか3つしかない施設のうち、2つが日本にあるのです。一つは、千葉県、もう一つは兵庫県、あと一つはドイツにあるそうです。

治らないと思っていた癌が治る可能性があり、体への負担が軽く、社会復帰しやすい。こういう治療が選択肢として選べる時代になりつつあります。
費用が高額なのが問題ではありますが、そういう万一の場合の負担を軽減する方法として、がん保険がん治療支援保険などがお役に立てるはずです。

死亡原因の30.1%ががんであり(H17年人口動態統計の概況)、男性46.3%女性34.8%が一生涯のうち、がんにかかる(厚生統計協会 日本におけるがん生涯リスク評価)という状況です。

万一というより、かなりの確度で、がんになる時代です。
手厚い治療を受けるための資金準備についてもぜひ意識しておいて下さい。

アフラック21世紀がん保険は、9月より値上がりします。
東京海上日動あんしん生命の現行のがん保険は、8月一杯で売り止めとなり、がん治療支援保険に切り替わります。この変更によって、男性の保険料はかなり高くなります

そのうちに加入しようかと漠然とお考えだった方は、ぜひこの機会にご検討下さい。

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2007年07月31日

重粒子線がん治療の特長

がん治療支援保険のことをご紹介した時に、重粒子線がん治療の研修(講演会)に参加したことを書きましたが、今日はその時の情報を整理しておきたいと思います。

現在、がんの治療法としては、外科治療放射線療法化学療法などがありますが、放射線医学総合研究所(放医研)では1994年から重粒子線によるがん治療の臨床応用を行ってきました。

がん細胞は正常な細胞よりも放射線で死滅しやすくなっており、その性質を利用して、がん細胞だけを死滅させようとするのが放射線療法です。

エックス線ガンマ線などの放射線などの欠点として、体の表面に近いところに大部分が当たってしまい、病巣に十分な量の放射線をかけようとすると周辺の正常な組織にも多くの放射線が照射されていました。

重粒子線にはこうした従来の放射線とは異なる2つの優れた特長があります。

1)加速された重粒子線は体内で一定の深さまで進み、それ以上は進まないため重粒子線を病巣に集中させることができる

2)重粒子線は止まる寸前に大きなエネルギーを放出するので、その場所では他の放射線とくらべて細胞を死滅させる効果が大きい

そのため放射線をがんに集中させて効率よく死滅させ、周囲の正常な組織にかかる負担を軽減することができる様になっているそうです。

放射線医学総合研究所で使用している重粒子加速装置は、中曽根政権下の第一次「対がん10ヵ年総合戦略」の一環として世界初の設備として1993年に完成したもので当時の建設費用が約330億円、2003年11月には、高度先進医療固形がんに対する重粒子線治療」(自己負担 314万円)として厚生労働省の承認を得て、2007年2月までの間に、3178名が治療を受けているそうです。

講演「重粒子線がん治療 − その成果と展望」より引用
放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院 鎌田正 氏


具体的にどのようながん治療に効果が上がっているのか、費用負担などはどのようになっているのかについては、続報でご紹介させていただきます。

■高度先進医療について

■高度先進医療の実態

※「高度先進医療」は、現在は「先進医療」となっています。

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2007年07月26日

引受基準を緩和した医療保険

健康に不安のある人も入りやすい医療保険という切り口の医療保険が発売されはじめています。

これまで住友生命の「千客万来」、太陽生命の「既成緩和」、アリコの「まもりたい」などが発売されていますが、アフラックアメリカンファミリー生命)からも「やさしいEVER」が発売されることになりました。

いずれも普通の医療保険には、加入が難しい方を対象に開発されていますが、それぞれの商品ごとに、どのような場合に加入できるのかは異なっています。
加入年齢も商品によって異なっていて、最も早く加入できるもので満40歳からとなっています。

また商品として見てみても解約返戻金の有無や、死亡給付の有無、保険期間の違い(10年更新型、終身型、90歳満期型など)もありますし、なにより保険料がかなり異なっています。

この「引受基準緩和型」という種類の医療保険は、無選択型」と呼ばれる、告知を一切不要とする保険と、普通の医療保険の中間に位置するものです。
健康に不安があるからと言っても、普通の医療保険に加入できる場合もありますので、ご自分で「普通の医療保険は無理」と決めつけず、普通の医療保険への加入がダメだった時に、検討するという位置づけになさって下さい。

また、医療保険に入れないと言われていた方が、「この保険なら入れます」と言われただけで飛びつくべきではありません。
保険料水準や、その保険に加入することで、どれだけの安心が得られるのかということをじっくりと吟味して、選択なさって下さい。

ご参考までに、ある「引受基準緩和型」の医療保険に加入できるかどうかのチェック事項をご紹介しておきます。(詳細にご関心がある方は、直接お問合せ下さい)

満40歳から満80歳の方で、下記の項目すべてが「いいえ」の場合、「持病・既往症をかかえている方」「病気で通院・服薬中の方」も加入できることになっています。

1)現在、入院中か

2)最近3ヵ月以内に、入院(※1)・手術(※2)・検査を医師にすすめられたことがあるか
  ※1 正常分娩による入院は除く
  ※2 帝王切開・内視鏡手術・レーザー手術なども含む

3)過去2年以内に、下記の病気で入院したことがあるか

脳卒中、心筋梗塞、狭心症、不整脈、気管支喘息、リウマチ、こうげん病、かいよう性大腸炎、クローン病

4)過去2年以内に、上記3)の病気以外で合計90日以上の入院をしたことがあるか

5)過去2年以内に、糖尿病(※3)で入院したことがあるか。または糖尿病の合併症(網膜症、腎症、下腿皮膚潰瘍)で診察を受けた事があるか

  ※3 高血糖や糖尿病の疑いを含む

6)過去5年以内に、下記の病気や異常で通院(診察・検査・治療・投薬)をしたことがあるか

がん(悪性新生物)、心臓病・動脈の疾患(心筋梗塞・狭心症・不整脈を除く)、慢性肝炎、肝硬変、肺気腫、肺線維症、塵肺、慢性気管支炎、精神や脳・神経の病気や異常(脳卒中を除く)

繰り返しますが、ご健康に不安をお持ちの方でも、普通の医療保険にご加入できる場合がありますので、ご自分で普通の医療保険は無理と決め付けないで、お気軽にご相談下さい。

ご相談はこちらからどうぞ

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2007年07月23日

がん治療支援保険

東京海上日動あんしん生命から、新しいがん保険「がん治療支援保険」が発売されます。(9月2日より)

これまでのがん保険も、診断給付金の複数回払いが支持されていましたが、がん治療支援保険は、通院主体での治療が増えている、がん治療の現状に対応した保険になっています。

アフラック21世紀がん保険でも、通院充実プランなど、大きめの通院給付ニーズに対応した商品が発売されています。

ますます多様化するがん保険ですが、それぞれの長所・短所を良くご理解いただける様に、準備していこうと思います。

商品の詳細をブログには書くことができませんので、ご興味のある方は、直接お問合せ下さい


現在のがん保険との違いなどは、下記の東京海上日動あんしん生命のホームページでご確認いただけます。(保険料などの詳細情報は、まだありませんが...)

東京海上日動あんしん生命 新がん保険「がん治療支援保険」発売のお知らせ


また、がん治療支援保険の発売に先駆けて、東京海上日動あんしん生命が千葉県の代理店向けに、先進医療の一つである「重粒子線がん治療 −− その成果と展望」という研修を開催してくれました。

重粒子線がん治療は、世界でもわずか3ヵ所だけでしか受けることができない最先端の治療方法ですが、そのうちの2ヵ所は日本(千葉県兵庫県)で受けることができます。

千葉県の放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター病院の鎌田正先生が、この施設におけるこれまでの治療実績や、具体的にどのような治療に有効なのかなどをとても分かりやすく解説して下さいました。

今後、ブログの中でも今回教えていただいた、がん治療の事例などをご紹介していこうと思います。

生命保険会社の研修には、お仕着せのセールストークを詰め込む様なつまらないものが多いのですが、今回の東京海上日動あんしん生命の研修は、大変参考になり、お客様のお役に立つ話もできるようになると感じました。

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2007年04月29日

がん専門医 地域格差の実情

先日ご紹介した、がん専門医地域格差について、病院ごとの内訳が読売新聞で紹介されています。(4月29日 14面)

がん専門医の不在 〜 受けたい治療を受けられない地域は?

パッと見て、どの地域が多いのか分かりにくいので、47都道府県ごとに集計してみました。

 


 

回答病院数 抗がん剤専門医 放射線治療専門医
北海道 6 6 4
青森 3 7 5
岩手 2 2 1
宮城 5 14 7
秋田 0 0 0
山形 4 3 3
福島 2 1 0
茨城 3 5 2
栃木 3 17 6
群馬 6 16 11
埼玉 5 14 4
千葉 5 4 7
東京 5 18 6
神奈川 6 28 12
新潟 2 1 3
富山 4 3 2
石川 4 12 3
福井 4 4 3
山梨 3 6 1
長野 4 10 4
岐阜 4 22 4
静岡 7 14 8
愛知 7 13 9
三重 4 14 5
滋賀 3 3 2
京都 4 5 3
大阪 8 34 7
兵庫 7 6 6
奈良 1 0 0
和歌山 2 3 4
鳥取 3 2 1
島根 3 2 2
岡山 2 7 2
広島 6 15 13
山口 1 2 1
徳島 3 5 1
香川 1 1 1
愛媛 3 18 3
高知 2 9 3
福岡 3 1 0
佐賀 3 12 3
長崎 3 5 1
熊本 3 3 1
大分 0 0 0
宮崎 1 1 0
鹿児島 2 0 1
沖縄 2 1 1
全国計 164 369 166


群馬、神奈川、広島の3県は、抗がん剤専門医、放射線治療専門医ともに2桁の医師が配置されていますが、いずれかの専門医が一人もいない県が、秋田、福島、奈良、福岡、大分、宮崎、鹿児島の7県にものぼっています。

特に九州は、専門医の数が少ない県が目立ちます。
これらの専門的な医療を望む場合、遠方の病院に通うか、入院するなど、実際の治療に必要な経費以外の費用(交通費や、家族の負担など)がかかりそうです。

ご自分の住む近くの拠点病院などを確認し、こうした予想外の負担にも耐えられる様な保険設計をしておいた方が良いかもしれません

こうした医療機関の実態は、一新聞のアンケート調査では限界がありますので、厚生労働省がきちんとした実態把握をし、情報公開をしてほしいものです。

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2007年04月26日

がん専門医の不在 〜 受けたい治療を受けられない地域は?

4月26日 読売新聞のトップ記事は次の様な見出しでした。

がん専門医不在3割超す
抗がん剤 放射線 拠点病院に格差

全国どこでも均一ながん医療をうたう「がん対策基本法」によって、がん医療の地域格差解消を担う「がん診療連携拠点病院」で、抗がん剤治療放射線治療の専門医がいない病院がそれぞれ3割を超すことが分かったとのことです(読売新聞の調査による)。

回答を寄せたのは、全国286カ所の「がん診療連携拠点病院」のうち164の病院にすぎません。そのうち3割以上が、十分な医療スタッフを抱えていないというのですから、無回答の病院も含めれば、全体の半分以上が専門医不在なのかもしれません。

反面、認定医が2人以上いる病院は、抗がん剤で78病院、放射線治療で32病院です。
それぞれ、全体の27%、11%でしかありません。

病院の格差、地域の格差が広がる中で、治療を求める側は、しっかりとした情報を集めことが完治や延命につながる事が容易に想像できます。

地域に、頼りになる病院がなければ、充実した医療が受けられる病院を求めて、移動しなければなりません。

このような格差が、一朝一夕に縮まらないとするならば、がん保険を選ぶ際にも、お住まいの地域で充実した医療が受けられるのかどうか、そうした情報を確認してから保障内容を決めるべきかもしれません。

29日の朝刊にて、詳報が紹介されるとのことですので、お住まいの地域の事情を確認なさってみてはいかがでしょうか。

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2007年03月27日

がん保険と上皮内新生物について

がん保険のパンフレットを見ていただくと、「上皮内新生物」という病気を「がん(悪性新生物)」と区別して取り扱っているがん保険があることをご存知でしょうか。

がん保険は、以下の様な3種類に大別することができます。

・上皮内新生物を保障しない保険
・保障はあるけれど「がん」と同一ではなく少ない保障になっている保険
・「がん」と同一の保障がある保険

上皮内新生物を保障しない「がん保険」をお持ちの方は、上皮内新生物を保障する特約や、別の「がん保険」を勧められたことがあるかもしれません。

保障が少ないなら、なんとかしなくちゃ...と即決そうな方は、その前に、次のことを良く知っておいて下さい。

上皮内新生物と、がん(悪性新生物)とは、何が違うのでしょうか。

がん(悪性新生物)が恐い病気である理由の一つに、がん細胞は、周辺の正常な組織に侵入したり(浸潤)、血管やリンパ管を通って体のいたるところに定着し、そこで増殖する(転移)性質があることが挙げられます。

上皮内新生物と呼ばれる腫瘍は、このような周囲組織への浸潤や、転移がなく、適切な治療が行われれば、再発の可能性もありません。

上皮内新生物の事例として、良く聞くのは、子宮頸部における「上皮内がん」や「高度異形成」と呼ばれる腫瘍です。
上皮内に腫瘍がとどまり、上皮外への浸潤がない場合は、他に転移していることがないため、転移を想定した大きな手術などは不要なケースがほとんどです。

大腸においては、粘膜内がん(腫瘍が上皮の基底膜を超えていても粘膜内にとどまっている状態)も、上皮内がんとして取り扱うことになっているなど、どのような状態であれば「上皮内新生物」に分類されるのかは、患者にとっては大変分かりづらくなっています。

このため、ご加入の「がん保険」のタイプによっては、支払を受けられなかったり、大きな診断給付金は受け取れなかったなど、支払に対する不満やトラブルが発生することが起こります。

しかし病気自体が、がん(悪性新生物)の様に深刻なものではないため、通常の医療保険をお持ちであれば、その保障の範囲で十分に対応可能な病気であるということは確かです。

あなたの「がん保険」が仮に上皮内新生物を保障していないとしても、それだけの理由で、あわてて「がん保険」を見直す必要性は少ないと思います。

もちろん、その他の保障も含めて、がんと闘うための保障を充実させるための見直しには賛成です。特に、診断給付金のないがん保険だけをお持ちの方は、別途、診断時にまとまった給付が受けられる「がん保険」を追加なさった方が良いと思います。

すでに「がん保険」をお持ちの方は、この機会にご自分の保険がどのタイプなのかを確認なさっておいて下さい。証券を見ても分からないという方は、お気軽にお問合せ下さい。

上皮内新生物を保障しない保険の多くは、ご加入時期が2000年以前のものに多く、最近のがん保険では、上皮内新生物を全く保障しないがん保険は、ほとんどありません。

昔の「がん保険」は、保障も少ないし、新しいものに変えた方がいいだろうかとお考えの方もいらっしゃると思いますが、若い頃に加入した保険は、保険料も安く、良いところもたくさんありますので、安易に乗換えないで、大切になさって下さい

これからがん保険を選ばれる方は、こうした保障内容の違いと保険料とのバランスなども考えて、選択されると良いと思います。



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2007年02月17日

不妊治療を開始する前に

キヤノン、不妊治療費100万円補助

高額な費用と時間がかかる不妊治療を受ける社員とその配偶者に対し、キヤノンが通算で最大100万円の補助や、治療期間をすべて休暇にできる制度を4月に導入する。

キヤノンは、保険の適用外となる体外受精顕微授精人工授精を受ける社員とその配偶者を対象に、100万円を上限に治療費の半額分を負担する。
女性社員には治療に必要なだけ休暇も認め、妊娠が確認できた時点で出産休暇に入れるようにする。
NECも年20万円を上限に通算5年間で最大100万円の補助を10月にも始める。

厚生労働省によると、不妊治療を受けている人は02年度推計で約46万人で、1人あたりの治療費は年200万円前後と高額だ。
電機連合は昨春闘で不妊治療休暇・休職制度の新設を統一要求に掲げ、労使合意が相次ぐ。

松下電器産業は昨年4月、治療を理由に最長1年休業できる制度を導入。シャープも独自に最大500万円の低利融資制度を新設した。ただ、女性を中心に「職場に知られる」との懸念は根強い。治療は連日の通院となり、長期間かかることも珍しくないからだ。

asahi.comより 2007年02月17日

電機業界において、このような福利厚生制度が充実しつつあることは、子供を望みながら費用の面で不妊治療をあきらめている人たちにとって、朗報であると言えると思います。

周辺の理解やプライバシーの問題もあり、気軽にその制度を利用できるのか..という問題も残るとは思いますが、費用負担が軽減され、治療に必要な時間も確保できるので上手く活用していただきたいと思います。

さて、赤ちゃんをなかなか授からないので、不妊症なのではないかとお悩みの方は、大勢いらっしゃるのではないかと思います。

不妊症とは正常な夫婦生活があって、2年以内に妊娠しない場合をいうそうです。
子供が欲しい夫婦にとって不妊は切実な問題ですが、このような曖昧な基準で不妊症ではないかと疑う様になるのだとしたら、そのような状況になる前に生命保険の見直しを済ませておいた方が良さそうです。

出産を意識する頃は、ご夫婦ともに生命保険を見直そうかと考える方も多いのですが、女性の場合、妊娠が分かってから、医療保険に入りたいというご相談をされる方も多いです。この場合も、保険会社によって、第何週までなら加入できるとか、今回の出産にかかわる治療は保障しないとか、1年間は、子宮部位について保障しないなどといった対応に分かれています。

妊娠が分かる前に、申込みをしていれば、普通に保障されることが、不担保になってしまうとか、申込みが遅れて加入できないということもありえるので、出産を意識する様になった段階で、医療保険への加入を考えておかれた方が良いという話を書いたこともありました。

■お母さんになりたい方へ

不妊症なのではないかと悩み始める時期は、人によって違うと思いますが、不妊症ではないかと疑って検査や治療を開始した後に、医療保険に加入しようと思った場合どうなるでしょうか。

不妊の原因も男性にある場合、女性にある場合に分かれますし、女性に原因がある場合であっても、原因は様々でしょう。原因がはっきりするまでは、保険会社も引受の判断をするのが難しくなります。

このような時には、なるべく詳しい情報を告知することが必要になりますので、通販などで、ご自分の判断で申込みをすることは避け、適切なアドバイスをしてくれる代理店に相談するべきです。
そして、できることならば、それ以前、不妊を疑う時期よりも前、結婚して出産を意識する頃には医療保障を確保しておくことをお勧めします

不妊症が原因で、医療保障を確保できなかったり、条件が付いた場合、30〜40歳台で急増する子宮や卵巣の病気についてカバーすることができなくなることもありえます。

結婚して、ご主人の保障を見直す際には、ぜひ奥様の医療保障も確保する様になさって下さい。



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2007年02月05日

乳がん検診における「見落とし」

乳がん「見落とし」40代3割
<厚労省研究班が追跡調査>

マンモグラフィー(乳房X線撮影)を視触診と併用する乳がん検診を受けても、40代では3割近くが乳がんを見落とされている可能性があることが、厚生労働省研究班の研究でわかった。

89〜00年に宮城県でマンモグラフィー併用検診を受けた延べ約11万2000人について、検診後の経過を追跡調査した。

■検診で「陰性」とされたのに、その後、次の検診を受けるまでに乳がんが見つかった人を「見落とされた可能性がある人」と判断。

■検診で乳がんを発見できた人と合わせ、「乳がんがある人を、がんと正しく診断できた割合」(感度)を算出。

その結果、40代の感度は71%で、3割近くが見落とされていた可能性があったことがわかった。50代の感度は86%、60代は87%だった。

乳腺密度が濃い40代は、マンモグラフィーに腫瘍(しゅよう)が映りにくい可能性が以前から指摘されていた。
それが裏付けられた形で、研究班は、超音波(エコー)を併用する検診の研究が必要だと指摘している。

asahi.comより引用


早期発見・早期治療ができれば、完治できる可能性が高い乳がんですが、乳がん検診を受けても約3割が見落とされていたというのでは、とても心配な状況ですね。

自治体によって乳がん検診の対象者や検査方法は異なっていますが、年齢に応じて適切な検査方法があるのということならば、報告を参考にしてエコーを併用した検査を受けられる様に個人で備えていかなくては安心できません。

ところで、乳がん検診乳腺症が疑われたり、何らかの異常を指摘されてから、がん保険や医療保険に加入したいというご相談をお受けすることが多いのですが、異常の発見からの経過期間が短く、その異常がその後どうなっているか分からないという状態では、新規の医療保険加入はとても難しいのです。

乳がん検診などを受ける時期が分かっている方は、ぜひ検診を受ける前に、医療保険やがん保険を備えておいて下さい。

何か異常が見つかってから、もっと早く入っておけば... と後悔されている方もたくさんいらっしゃいます。

その際、ご注意いただきたいのは、がん保険はお申込みが終わっても、保障開始されるまでに3ヵ月ほどの待ち期間があるということです。

今年、乳がん検診を受ける方は、ぜひ早めに医療保険・がん保険の確保をお考え下さい。



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2007年02月01日

アフラック 注目の生命保険料改定

生命保険の値下げに関しては、これまでも何回か記事にしてきました。

 ■生命保険料 値下げへ

 ■生命保険引下げ!?

そもそもなぜ引下げかと言いますと、保険料率算定の根拠となっている標準死亡率が改定され、長生きの傾向を反映するためでした。

そのため医療保険に関しては値上げをする会社も出てくるのではないか...
いや政策上、据え置くのではないか...

という憶測のもと、死亡商品は値下げ、医療保険は据え置きとなるのではないかと予想しておりました。

ようやく今日になって、医療保険の分野では、最大手とも言えるアフラック(アメリカンファミリー生命)の方針が公表されました。

結論を整理しますと...

死亡保障商品(2007年4月2日より)
  ■終身保険 値下げ
  ■定期保険 若年層を除き値下げ
  ■養老保険 若年層を除き値下げ

個人年金商品(2007年4月2日より)
  ■保障期間付き終身年金 値上げ
  ■5年・10年確定年金 据え置き

医療保障商品(2007年9月2日より)
  ■医療保険 ほぼ据え置き
  ■がん保険 値上げ

介護保障商品(2007年9月2日より)
  ■介護保険 値上げ

ほぼ、このような感じになります。

具体的な保険料概要は、会社のページから確認できます。

思ったよりがん保険の値上げ幅が大きいです。

もしアフラックのがん保険に加入しようとお考えでしたら、8月までに決めた方がいいですよ。

他社の動向もそろそろ公表されてくると思います。
続報でお知らせしますので、時々お立ち寄りの上、ご確認下さい!



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2006年12月05日

セカンドオピニオン

東京海上日動あんしん生命の研修で、医学ジャーナリスト・松井宏夫氏の講演を聞く機会がありました。

講演会では、がん治療の最前線情報などを詳しく教えていただきましたが、特に印象に残った話をご紹介しておきたいと思います。


松井先生のお知り合いの方で、乳がんと診断され、胸筋まで切除するハルステッド手術という手術を勧められた方がいたそうです。

最近の乳がん治療では、乳房の温存療法が当たり前となっているそうで、日本ではハルステッド手術を勧められること自体が、滅多にないことだそうで、その提案があったことだけでも、この担当医が不勉強すぎると指摘されていました。

この患者さんは、ご自分でもセカンドオピニオンを求めて、違う病院で診断を受けたそうですが、そこでも乳がんと診断され、国立がんセンターでも診てもらい、やはり乳がんだと診断されたのだそうです。

しかし、どうしても乳房を切除したくないとの思いで、松井先生に相談をなさったそうなのですが、先生の紹介した2ヶ所の病院での再検査で、実は乳がんではなく、葉状腫瘍であることが分かり、乳房切除を免れたのだそうです。

国立がんセンターで、乳がんの誤診があったという話は大変ショックでした。
また、治療方法の選択に関しても、提案されたままの治療法をそのまま受け入れることは、大変危険であると感じました。

医者の言う事は、間違いないという先入観を捨て、納得がいくまで調べること、なるべく体に負担のない治療方法を探すことなどが大切だと思います。

不勉強な医師に遭遇したことで、不必要な手術をして、苦しい術後生活を送ることになる可能性もあるわけで、改めてセカンドオピニオンの重要性を意識しました。

診断一時金のある「がん保険」に加入しておくことで、体に負担の少ない治療方法を選択できる様な場合も多々あると思います。

保険選びも大事ですし、医療機関選び、治療方法を調べて、自分自身に合った治療を受ける努力をすることが、大切だと改めて感じました。


余談ですが、乳がんと言えば女性の病気と思っていましたが、男性にも乳がんはあり、年間70人位の方が、亡くなっているとのことです。
男性も、しこりなどがないか、時々チェックしておいた方がよさそうです。



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2006年09月20日

世帯主の入院給付金日額は1万円突破!

「生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)の速報版より、世帯主の疾病入院給付金日額、妻の疾病入院給付金日額の推移を一つのグラフにまとめてご紹介します。

今回の調査で、世帯主の疾病入院給付日額の平均額が、10.3千円となり、ついに1万円を突破しました。

入院給付金日額

 

 











妻の疾病入院給付金日額は、8.4千円でしたが、増加額は前回の7.7千円から0.7千円となり、世帯主の増加額0.5千円を上回りました。

※「世帯主の疾病入院給付金日額」は、「世帯主の疾病入院給付金日額の総合計」を「世帯主が疾病入院給付金を受け取れる生命保険に加入している世帯数」で割ったものです。
妻の疾病給付金日額」は、「妻の疾病入院給付金日額の総合計」を「妻が疾病入院給付金を受け取れる生命保険に加入している世帯数」で割ったものです。


医療保険に関する選択肢のうち、入院給付金日額は、保障を考える上で大きなポイントなのですが、もう一つの要素である、一入院の給付日数に関しては、残念ながら調査は行われていない様です。

ここ数年の傾向としては、一入院の給付日数は60日型などの短期入院に絞った保険が台頭してきていると思います。その代わり、1入院の給付日数は上昇傾向になってきました。

このあたりの状況が分かるような調査を行っていただけるとありがたいと思っています。


関連トピック

 ■患者調査と入院日数

 ■医療保険は「がん保険」とセットがお勧め!

 ■FAQ 入院1日、1万円か5千円か



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2006年09月06日

急増!医療難民 〜 国民健康保険の危機

9月4日のテレビ朝日スーパーJチャンネルの特集で、急増!医療難民という特集を見ました。医療制度の将来をイメージする上で参考になると思いますので、内容を整理してお伝えしておきたいと思います。


日本では、すべての国民が健康保険に必ず加入する「国民皆保険」制度を採っています。

大企業の従業員が加入する「組合健康保険
中小企業の従業員が加入する「政府管掌健康保険
公務員などが加入する「共済組合
自営業者・退職者などが加入する「国民健康保険」など

このうち国民健康保険では、保険料を払えずに、保険証を失っている人が増えているのです。


■滞納する人の事情

とりあえず健康だし、当分は大丈夫だろう。お金ができたら払いに行けばいいやという考えで、滞納を始めたという60歳台の男性は、滞納を始めて2年後に体に異変を感じた。

体重が減り始め、1ヶ月で86kgの体重が72kgまで減った。
病院へ駆け込んだところ、糖尿病のひどい状態であったため、入院治療を勧められたが、医療費の全額自己負担が不可能だと考えため断ったという。

現在は、水泳などの運動療法と血糖値を抑える薬で症状を安定させているが、血便や胃の痛みなどの体の不調を感じているという。

そのため昨年暮れに、なんとかお金を工面し、滞納していた保険料を清算し、保険証を取り戻した。

ところが今でも医師が勧める治療を受けられないでいるという。
6千円の保険料を支払うと、お金がなくなってしまい、病院に行けないためだという。

でも万一のことを考えると、保険証をもっていないといけないので、通院も毎月行かなくてはならないところを、2ヵ月に1回とか、3ヵ月に1回にしたりしているのだそうだ。

保険料を支払うことに精一杯で、治療を受ける余裕がないという、本末転倒の状況になっている。


■負担の重い国民健康保険

そもそも国民健康保険は、戦後、医療保険に加入できず、経済的に病院に行く事ができない人々が増えたため、1961年に、国民すべてに医療を保障する目的でスタートしたそうです。

iryounanmin大企業の従業員が加入する組合健康保険では、平均年間所得は約371万円に対し負担率4.7%にとどまっているのに対し、国民健康保険の加入者の平均年間所得は約132万円、保険料負担率は、11.4%と高く、低所得者層が多い国民健康保険加入者に、保険料の負担が重くのしかかっているため、滞納者の急増を招いています。

現在、国民健康保険に加入する2440万世帯のうち、およそ1/5の470万世帯が保険料を滞納しているとのことです。


■我慢する患者

埼玉協同病院 医療相談員 松本浩一氏の話

無保険であるということで、患者はギリギリまで我慢して病院に来ている。結局、入院したけれども、すぐに亡くなってしまうというケースが増えてきている。

□今年4月に診察に来た55歳男性のケース

数ヶ月前から、腹や背中に強い倦怠感を感じていたが、保険証がなかったため病院に行くことをあきらめ、市販の痛み止めの薬でごまかしていた。
検査の結果、膵臓がんと判明、がんは肝臓にまで転移していた。
わずか2ヵ月後に亡くなったという。


このような悲劇は、最近では決して珍しいことではないそうです。


■救済措置〜厚生労働省の回答

低所得者等の事情のある被保険者の方々については、一人当たり最大で月額1000円余りまで保険料を軽減するほか、保険料を納付することができない特別の事情がある場合には、資格証明書を交付しないなどの措置を講じているところです

※資格証明書とは、1年以上の滞納によって医療費が10割負担となる場合に交付するもので、この証明書の交付は慎重に取り扱っているという。


しかし国民健康保険を運営しているのは市町村などの各自治体であり、実際には低所得者には厳しい現実が待ち構えている様です。


■地域格差

今年1月に名古屋から福岡に引越しをした71歳の男性は、保険料の格差に驚きました。

名古屋で支払っていた保険料は、23万8千円、福岡で払えと言われた額は、46万9千円、所得が変わらないのに、住む場所が変わっただけで、保険料が約2倍になってしまったそうです

年金暮らしの男性の所得は320万円。

国民健康保険料は、運営する自治体の財政状況により大きく異なっており、もしこの男性が東京都で暮らしていた場合、昨年度の保険料は、約20万8千円となっていたそうです。

■財政圧迫が招く医療難民の急増

現在、2571の自治体のおよそ6割が赤字(赤字総額3284億円)に陥っています。

定年退職やリストラにより、国民健康保険加入者は5年間で約400万人増加しました。普通は、加入者が増えれば、制度は安定するはずですが、加入者の増加とともに滞納者も急増しているため、厳しい財政状況になってきているのです。

このままでは、加入者全体にもっと大きな負担がかかってくると予想されます。保険料が上がれば、滞納者はより増えていきます。この悪循環が続けば、医療難民とも呼べる人々が今後急増するのではないかとみられているのです。


現状はどうやら厚生労働省が地方に制度の運用を丸投げしている状況と言えそうで、地域格差の解消も含めた、抜本的な改革が必要な時期に来ていると言えるのではないでしょうか。



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2006年08月30日

傷病手当金制度


健康保険に加入している方が、疾病による療養のために仕事ができなくなってしまった時、生活保障のために支給されるお金を傷病手当金と言います。

このお金は、どのような時に受け取れるかと言いますと...

 1)病気やケガで療養中であること
 2)仕事ができない状態であること(労務不能
 3)仕事を休み始めてから4日目以降であること ※1
 4)休んでいる期間中は、給料をもらっていないこと ※2


  ※1 3日間連続(公休、有給休暇も含む)で休んでいることが必要
      この3日間は待機期間といいます。

  ※2 会社によっては給料が支給される場合もあります。その金額が
      傷病手当より多ければ、傷病手当の支給対象とはなりません。


受け取れる金額は、1日につき標準報酬日額の6割が支給されます。

支給は通院、入院だけでなく、自宅療養の期間も含まれますが、支給されるのは、あくまで給料の支払いがない期間です。
有給休暇で休んだ場合は対象とはなりません。

標準報酬日額 = 標準報酬月額/30

傷病手当金 = 標準報酬日額×0.6


傷病手当金を受け取れる期間には限度があり、最大1年6ヶ月です。以後は病気やケガが治っていなくても支給停止となります。


疾病によって長期の入院をしなくてはならなくなった時に、仕事を失ってしまうこともありえますが、最長18ヶ月間はこうした手当てをあてにできる方もいらっしゃいます。

医療保険や所得補償保険(損保商品)などを選択する上で、こうした制度があることも知っておくと良いと思います。



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2006年08月28日

がん(悪性新生物)は死亡原因の1位

厚生労働省の平成16年人口動態統計月報年計(概数)の概況、【第9表  主な死因の死亡数・死亡率】によって、最近の死亡者の主な死亡原因が分かります。

この資料の全国総数から作成したのが次の表、主な死亡原因の割合です。

死亡原因 死亡者数 比率 累計
悪性新生物 (がん) 320,315 31.1% 31.1%
心疾患 159,490 15.5% 46.6%
脳血管疾患 129,009 12.5% 59.2%
肺炎 95,480 9.3% 68.5%
不慮の事故 38,125 3.7% 72.2%
自殺 30,227 2.9% 75.1%
老衰 24,121 2.3% 77.5%
腎不全 19,101 1.9% 79.3%
肝疾患 15,867 1.5% 80.9%
慢性閉塞性肺疾患 13,433 1.3% 82.2%
その他 183,540 17.8% 100%
死亡者総数 1,028,708 100% 100%

がん死亡原因の第一位ということは良く知られていると思いますが、改めて実数を見てみると、その数の多さに驚きます。
がんと宣告されたら、どんなに辛いだろうかと感じざるを得ません。

調査の年は一致しませんが、厚生労働省の平成14年患者調査の概況、【5 主要な傷病の総患者数】によりますと、がん患者数は128万人と推定されています。

これらの統計から、1年間に32万人強の方が亡くなっていく一方で、がん患者の総数との差である約96万人は、何らかの闘病を続けていると考えられます。

毎年新たに「がん」と診断される方の数の統計は見つけられませんでしたが、患者調査によってがん患者数は120万人以上の数字を維持しているため、20〜30万人の方が、新たにがんにかかっているのではないかと思われます。

今後についてですが、早期発見・早期治療や、医療技術の進歩によって、がんと診断されても、治すことができる方の数も増えていくと予想されます。

再発による診断給付金などが、一定の条件のもとに複数回支払われるタイプの「がん保険」に人気が集まっているのは、がんが恐い病気であることと同時に、治ったとしても再発に対する恐れを持っておられる方が多いのだと思います。

また、診断給付金少し多めに持っておきたいというニーズも高く高度先進医療などの高額な医療に対する関心も高まってきています。

がん保険などの商品のことだけでなく、がんという病気に対する治療法や、医療費がどのように変わっていくのかということについて、今まで以上に注意を払って勉強しておく必要を感じています。



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