2015年05月
2015年05月02日
こいのぼり
江戸時代、5月5日は江戸城で将軍のお祝いする日となり、徳川幕府の重要な日になりました。将軍に男の子が生まれるとのぼりをたててお祝いをするようになり、まず武家の間に広まって武家も男の子が生まれるとのぼりをたてて子供を祝っていたそうです。
次第に庶民にも広まり、庶民の中で経済力がありながら立場的に低かった人たちが「武家に負けてらるか」と見栄と根性で立て始め、庶民は中国で言い伝えられていた立身出世から、鯉の滝登りをイメージし、のぼりに鯉を描き、端午の節句にお祝いをしたことから、「こいのぼり」いまのこいのぼりとなったそうです。
そこには鯉が滝をのぼり」、竜になって天に上った言い伝えから「子供に立派になってほしい」との願いや意味が込められています。
5月5日は子どもの日
こどもの日は、端午の節句(たんごのせっく)といいますね。
端午の節句は中国から入ってきたもの。
中国の旧暦である5月は病気がはやり亡くなる人が多く同じ数字が続く5月5日は悪い意味を持つ日ということから菖蒲(しょうぶ)を門にさしたり、菖蒲(しょうぶ)を漬けたお酒を飲んで
厄払いをしていたそうです。
日本での菖蒲(しょうぶ)は武道・軍事を大切にする武士である尚武(しょうぶ)と同じ読み方であることと、菖蒲(しょうぶ)の葉は先がとがっていて剣に見えることから、男の子が誕生したら飾り付けをして成長を祝う行事となったそうです。
人によっては菖蒲=勝負とも言われているようです。
厄払いの菖蒲(しょうぶ)から語呂合わせで男の子の行事になったんですね。