ホケノ山 拾遺記

おやじ「ホケノ山」が、日々の生活から思ったこと感じたこと等を拾い集めました

近況報告

久しぶりのブログである。
書くことは山ほどある。

最近感動したのはテレビドラマ「天皇の料理番」だった。

最近出向いたところは、四国は松山。
9月3日〜4日。
バドミントン仲間での珍道中。
坂出で饂飩を食し、松山城〜内子町散策、四国カルストを訪れた。
特に、古い街並みが好きな僕にとって、内子町は良かった。
四国カルストも良かったが、足で登りたいところだった。
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9月10日には、奈良と三重の県境にある高見山に登ったのも忘れられない。
秀峰というに相応しい山で、中途からは結構しんどかった。
天気には恵まれ、はるか曽爾方面、吉野方面の山々まで見渡せ、登った甲斐があった。

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全国小学生バドミントン選手権大会の近畿予選はその翌日にあった。
近畿予選と当然のように言うけれど、近畿大会に出場するだけでスゴイことだとは思う。
しかし、もっと成長してほしい関係上、スゴイなんて言えないのが指導者。
そんな中で、昨年に続いて、全国大会に出場が決まった子もいる。
人知れず練習をしてきた結果である。
スゴイ!

最後は台風10号で甚大な被害に遭遇した同業者の福祉施設を訪れた。
岩手県宮古市。
謹んでお見舞い申し上げたが、水の威力、被害の大きさ、そして人々の頑張り!を胸に刻んだ。


塩元帥と奈良県中学生総体

先日「塩元帥」というラーメン店に出向いた。
車で10分ほどの、なかなかの人気店。
食べ放題のキムチと餃子、ネギ醤油ラーメンを頼んだが、おいしかった。
ラーメンは少し味が濃い目で、あっさり系の方には不向きかも。
そういう方には塩ラーメンが良いように思う。

頼んだものを待っている間、店員の動きや店内を見回すと、こういおう啓発ポスター。

 「今のままでは 今のまんま」


人気店だけのことはあると関心した。

もう2つ、ポスターが掲示してある

その一つは「全力三大理念」
 一、礼儀
 一、人間力の向上
 一、世の為、人の為に働く


もう一つは、題して「三大原則」。

 一、お客様を見て 笑顔で 接客します
 一、大きな声で 三回以上挨拶します
 一、否定的な言葉は一切口にしません


店員にとっては理解しやすく、実際その通りに働いていて、それでいて嫌味がない姿にほれぼれした。


さて、話はいつもの通り変わり、奈良県中学総体。
中3の男子がシングルスで、見事準優勝を果たしてくれた。
観戦に行けなかったのが残念だったが、親御さんから送られてくる実況画像を穴が空くほど凝視した。
精神的に弱いことが邪魔をして、これまでなかなか結果を出せなかったが、最後の最後でがんばって「くれた」。
僕に「感動」をプレゼントしてくれた!

しかし、ここで素直に「おめでとう!」と称賛するわけにはいかない。
近畿を勝ち抜くには「今のまま」では困難が待ち受ける。
さらなる成長は「今のまま」を否定することから始まる。
「今のままではいけない」という気持ちがなければ、それこそ「今のまんま」になるぞ!

雨が近い中、伊賀の尼ケ岳登山

三井住友銀行のCMに出演の吉高由里子は、CMを見る限り僕好みだ。

時間がない、時間がある、時間がない、時間がある・・・でも大丈夫!
この「でも大丈夫!」に勇気づけられた諸氏も多かろう。

人生は選択の連続だ。
生きている限り、常にその選択と遭遇し続ける。
その時々にどの道を選ぶかは自分次第だが、こんなかわゆい娘さんに「でも大丈夫!」と声がかかれば、僕のような尻軽多男は、よっしゃ!となる。

昨日は時間はあったが、雨が迫っていた。
行こうか、やめようか、行こうか、やめようか・・・
このとき、このCMを思い出すのである。
「でも、大丈夫!」
この声に後押しされて、伊賀の尼ケ岳に登った。

この前は大洞山に登ったのだが、今度は反対側の名張方面からのアクセス。
高尾登山口ルート
ヤマレコをチェックすると、大洞山から尼ケ岳を歩くハイカーが多い。
この日は雨が迫っていることもありこの日は尼ケ岳だけをめざした。
さて、伊勢の海は臨めるだろうか・・・。

下界は出発時点で薄日が差すほどで、夕方5時くらいから降雨という予報。
しかし山域に入った途端、梅雨特有の湿気が体を包み、参道も湿っていた。
往ルートは階段がとにかく多い。
嫌になるほど階段、また階段。
これは面白くないわな。

湿気と階段と格闘し山頂に到着するも、視界約10m。
海どころか、近くの看板も見えない。
さすがは頂上、風が出てきて肌寒い。
霧雨も降っている。
仕方なく、滞在約3分で引き返す。
何のことやら・・・。
復ルートは階段はまだ少なく、下山しやすかった。

登山口の駐車場でお湯を沸かし、カップ麺とサラダを食し、そそくさと山を後にした。

終わりに、長谷寺の「与喜饂飩」を食べ、自己反省会とした。

畏敬の音羽山に登らせて頂く

5月は梅雨を思わせるような蒸し暑い日が多かったが、6月に入るとむしろ湿気のない爽やかな日が続いている。

今日は土曜日だが出勤。
早朝の駅の改札手前で、おそらく今春から始めたな、と思わせるバドミントンのラケットを抱えた高校生を見た。
彼女はトーナメントバックを持ってはいず、ラケット1本だけを大事そうに抱えている。
そのラケットカバーから推測して上級ではない。
それに、何にも増して体の線が細い。
しかし、何とも爽やかだった。
どこの高校か知らないが、健闘を祈っています。

昨日は休みを頂いて、音羽山を登らせていただいた。
登らせていただいた、という言い方は随分謙譲の美徳を感じるが、この山に対する畏敬の念は今でも僕の中で衰えることはない。

生まれてこのかた、この山に見守られて育ってきた。
桜井といえば三輪山だが、音羽山も意識するしないに関わらず、いつも目にしてきた。
小学校や中学の登校は、この山に向いて歩き、嫌でもこの山を見た。
この山の頂きが白く染まるのを見て冬を実感した。
どの山も冠雪していないのに、この山だけは白く染まっていることが結構あって、なんて高い山なんだ、富士山みたい、と崇拝していた。

高校から電車通いになったが、近くを流れる寺川の橋から斜め右にこの山を眺めた。
今でもそうだ。

で、この歳になってはじめて、とうとう、その山に登らせていただいた。

記録は最近始めたヤマレコのサイトをご覧いただきたい。
歩いた記録、写真などがアップされている。
写真は愛機OLYMPUS OM−D E−M1を充電したままつい忘れてしまったので、仕方なくiphoneでの撮影。

出会ったハイカーは男性一人。
生駒から来られ、ここは今日が2回目なのだという。
自称後期高齢者で、若い頃から比べて特に下りがキツくなってきたのだそうだ。
仕事を終えられ、登山ばかりしているとのこと。
お金を使わず、健康維持できていいですね、と返す。

眺望は、音羽山山頂手前の万葉展望所だけが良いが、他はいとわろし。
経ケ塚からは宇陀の本郷辺りや遥かに倶留尊山、三峰山を同定できた。

締めは、あきのの湯で、あーっとろけそう。

近況報告

最近は登山が僕の中でブレイク。
インターネットのヤマケイオンラインやヤマレコを見ては、ここ行きたい、このルートで登ろうと計画の試案をするのが楽しい。
僕の場合、周辺の山しかいかないが、行く!と決めた山のルートは、先達が歩いたルート記録を拝借し、カシミールというPCソフトにインポートして編集、
それをスマホやGPSナビにデータ移行して確認しながら歩くと尚楽しい。
このカシミール、まだまだ使いこなせていないので、是非とも完全マスターしたい。
こんな楽しい作業をこれまでやって来なかったのが悔しくてたまらないが、PCの前にいても心は山に行く。

かくのごとく僕にとって価値観のあるものに出会うのは幸せというほかないが、じっとしていては出会えるチャンスは少なくなるので、多少の時間やお金をかけてアクティブでいなければならない。

音楽では、ナナ・ムスクーリ、マイケル・ブーブレに遭遇したのはラッキーだった。これまでならすぐにCDをアマゾンで買うところだが、Music Streamというアプリで、Youtubeのサウンドを拾い集めて聴いては感動。
どうだろう、僕が好きな曲は昼下がりのコーヒー片手が似合いそうなものが多いと思う。お前には似合わないと言われそうだが・・・、1日のうち昼下がりとたそがれはやっぱり好きだし。
それらのアーティストに出会うきっかけは、同じくTunein Radioというアプリから。

この世はまだ知らないもので満ち満ちているが、その扉は過去よりは間違いなく開いているなと感じる今日この頃。

美杉の大洞山登山記

見た感じでは70才前後と思われる夫婦。
下山途中、林道に出る手前で、麓からその二人の声。
はじめは山菜採りでもしているのかと思ったが、しばらくして車が側道に脱輪していることが分かる。
「困っている、助けてほしい」とのこと。
何とかお役に立てたいと思い、ザックを降ろし手伝うが、結構苦闘し脱出できないでいると、山からもう一人が下りて来られ手伝ってもらい、無事にクリア。
良かった良かった!
伊勢から来たというお二人連れ、ダンナさんの方が別れ際に草餅を何回も下さろうとしたが、その都度慎んでお断りした。
ザックを背負いさらに下山をはじめようとしたところ、今度はオクさんの方が追いかけて来てくださり、仕方ないなと結局受け取った。
ありがとうございます。

三重県美杉の大洞山(おおぼらやま)。
今回は名松線復活記念の登山とした。

三多気の桜の駐車場に車をおき、雌岳〜雄岳を目指す。
ここからの登山道は山頂までほぼ真っ直ぐなルートなので、勾配があって小休止を何度か重ねるが、時間はそんなにかからない。
息が荒くなりながら雌岳山頂に到着すると、そこからの眺めは圧巻!!

正面に三峰山、遠くに倶留尊山、屏風岩が同定できる。
それらに連なる山々がそれぞれに存在感を持ち、本当に素晴らしい!

しばらく眺めた後、程なくして雄岳登頂。
ここからの眺望も以下同文。
その景色に浸りながら、バーナーでお湯を沸かし、カップ麺とドリップコーヒーを食すと、これまた最高の気分。
これ以上の至福はないかと思われるほどだった。

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下山は別のルートを辿るが、ゴツゴツした岩が多く、歩くにくかった。
しばらくして、前記の脱輪のご夫婦に会うことになった。

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下山後は姫石の湯に入湯。
お風呂にどっぷりと浸かり、あーっ天国だ!と叫びたい気持ちでいると、先ほどのダンナさんが入ってこられる。
山では登山帽をかぶっていたので、僕と気づかずにおられるかも知れないな。
そっとしたまま、お風呂を堪能して姫石の湯を後にした。
その折、見覚えのある車のバックミラーに家で食べるために買った漬け物をこそっとおき、メモを添えて返礼しておいた。


さて、今回新しく購入した MILLETのERIUM25。背中の部分がザックから少し浮くメッシュタイプで、通気性が抜群の代物。容量は柔軟性に欠ける分収まりが悪いが、はっきり言って気に入りました!

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追悼のトレッキング

お久しぶりです。

お久しぶりの間も色々と充実した日々を過ごさせて頂いた。南九州えびの高原や岩脇山、葛城山と歩いたが、記録する機会を逸してしまったので、ここは頑張らねば諸氏に忘れられてしまう。

突然だが、ナナ・ムスクーリはギリシャ歌手である。透明感のある声と訴えかけるように歌う様、理知的な雰囲気の所作は、すぐに僕の胸にズズッと入ってきて以来、この数週間は彼女の歌を通してのヒストリーを訪ねている。

転じてこのゴールデンウィークは飛び石で、1日仕事に行けば休むというリズムの中、昨日は吉野山から黒滝を歩いた。

黒滝は、尊敬する元上司が誕生され、育たれた地。
その彼はこの春に亡くなられた。
随分世話になって、一度黒滝の実家に来るかと誘ってくださったが、とうとう行けずじまいになった。
僕の結婚式の仲人もして下さった。
葬儀会場の往復は、自然と涙が出てならなかった。

したがって、今回は追悼トレッキングとした。

下市口駅近くに車を置き、蔵王堂に10時過ぎに到着。ここから実に6時間歩くことになった。
吉水神社や金峯神社、西行庵などを通過し、歩きやすい山道をテクテク歩き、黒滝の道の駅に到着。
そこから下市口駅に戻るためにバスに乗るのだが、最終便にもう少しで乗り遅れるという際どい行程であった。

元上司の彼の葬式の祭壇には彼直筆の色紙が飾られていた。
そこにはこう書かれている。

「少しの自惚れをもって人生を楽しむ」

我がバドミントンのジュニアクラブのお別れ会でも挨拶の中で伝えたのだが、僕はこの言葉をこう解釈している。
この言葉は「自惚れ」を強調しているのではなく、「少しの」にポイントがある。
うぬぼれるのは少しだけで、自分はまだまだなんだと慎ましく生きることで、人生は楽しくなるのではないか、と。
うぬぼれる人に成長なし。慕われる人にもなるまい。

一方、吉野に縁の深い西行の辞世の歌

花に染む 
心のいかで 残りけん
捨て果ててきと 思ふわが身に

元上司もこの黒滝で、西行の清貧さにふれられて育たれたに違いない。

共にひっそりとこの世を去られた、合掌。

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五條の新町を歩く

2月の風と空気を感じるこの日曜日、市の大会や中学生の試合(これは後に気づいたのだが)を失礼させていただき、五條市の新町を訪れた。すみません。

延ばせば手が届きそうな時代・・・。祖父母から曽祖父母、さらにもう一、二代前かもしれない時代に栄えた町筋に思いを馳せるのは、飛鳥時代や奈良時代に比して結構容易で、リアルな息遣いが漂う。丁度連ドラ「アサが来た」の時代あたり。
だから、古い町並みに立てば、何か神聖な心持ちになると同時にワクワクしてくる。五條市の新町は、宇陀市松山地区、高取町の土佐町、奈良町などと並んで前から行きたいところで、立春の風にあおられて行くことにした。

JR五條駅の手前、大和二見駅から歩くことにする。

日曜日だというのに人気はまばらで、よけいに往時を偲ぶ雰囲気に浸ることができた。
幻の五新鉄道の跡や、すぐ近くを流れる吉野川の船着場や、無料公開しているまちなみ伝承館とまちや館を思う存分に見学し、案内係の女性からの説明も充分に聞かせてもらった。
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早春を感じる梅も一部開花しており、特に老梅は七部咲きといったところで、町家の白い壁と黒い瓦屋根とが調和してきれいだった。ブログでにおいをお伝えできないのが残念だ。
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ぶらりゆっくりと歩いても、新町は直ぐに終わる。片道30分もかからない。物足りなさを感じながら仕方なしにルートをやや変更して往復歩いた。このエリアの魅力は充分感じた。
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帰りはすき家で牛丼を食し、五條のリバーサイドホテルに併設されている「金剛の湯」に浸かる。そもそも五條は僕にとっては全く生活圏から外れる。特別の用事もないに等しいから、こんな施設があることを知らなかった。看板の威力に誘われての訪問。
施設自体はコンパクトな銭湯の雰囲気、湯はヌルヌルして湯温も高めで、僕にピッタリ。もうドップリと楽しませてもらった。

見学で説明を受けた二つのものを紹介したい。
一つは、当家に嫁入りの際、乗ってきたというカゴ。思いの外小さいのが印象的だった。昔の人は小柄だっただろうが、衣裳を着て乗るのだから、さぞ窮屈だっただろうなと思う。
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二つめは、現在は「まちや館」だが、元々は検事総長、司法大臣、吉田内閣の法務大臣、司法大臣などを歴任されたという木村篤太郎の生家で、そこに展示されている書が僕を惹きつけた。
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「和而不同」

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自己の考えがないまま周りと強調するのではなく、一人ひとりが自己の考えをもって周りと強調することで、本当の和が生まれる、という解説。

何にも通用する名言だと思うので、紹介した。

朝の声かけが、1日の活力

通勤のために駅のホームで、朝のお気に入りの音楽を聴き入りながらボーゥッと立っていると、たまにバドミントンのクラブを巣立った子から声がかかることがある。
6時半前後の時刻だから、何かの理由がないとなかなか会うということにはならない。

今朝もジョン・ウィリアムスのギターを聴いていると、「おはようございます」と耳の近くで声があった。
相手の顔を見ると「おっ!」と返し、「えらい早いなあ、今日は何かあんの?」と尋ねると、部室の鍵を開ける当番なのだという。
頑張ってるなと思うと微笑ましい。
せやけど、家から駅まで車で送ってもらってないやろな!!と確認したかったのは、僕の意地悪さかな?
だから結局尋ねなかったが、出来れば自分の力で来いよ、駅から近いんだから!

昨日の一般部の練習には、多くのOBや若者が練習に来てくれていた。
日々の小中の練習にも、誰かが顔を出してくれるようになった。
にわかに活気付いてきて、嬉しい限りだ。

しかし、卒業を控えて一時顔を見なくなるものも生じる。また戻ってくるに違いないが、この君のように、顔を見かけたら声をかけてほしいものだ。

どんづる峯から二上山へ

屯鶴峯と二上山は同じ所にあると思い込んでいた僕だが、思い立ってよく見ると、近いのは近いが本当はどうだったけ?僕の頭の中は混在して定かでない。
何せ小学生の遠足で行ったきりなもんで・・・。

そこで、実際に足を運んでみようと出向いた。

近鉄関谷駅で降り、まずは屯鶴峯に向かう。

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僕が良く閲覧する「奈良に住んでみました」サイトによると、
「奈良県香芝市にある、県指定の天然記念物『どんづる峯(屯鶴峯。どんづるぼう)』。
雄岳と雌岳が連なる「二上山」の北西の、標高150メートルの丘ですが、真っ白な「白色凝灰岩」の層が見られる奇勝として知られている。
今から1500万年前〜2000万年前ごろ(新生代第三紀中新世後期)、二上山の噴火によってふもとの湖に火山灰が降り積もり、それが地殻変動によって隆起。風雨にさらされて浸食され、現在の地形になったもの。」とある。

気が遠くなりそうな時間を経て見る自然の造形に心が動かないはずがない。
しばし白色の岩に腰を下ろし、急峻な岩肌とその向こうに連なる住宅のアンバランスさに見入っていた。

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槇尾山から二上山、そして屯鶴峯に連なるトレッキングコースはダイヤモンドトレイルとよばれる。太子町に向かう幹線道路からふいに左に入ると、それがダイヤモンドトレイルの南端。即ち山道になる。道はよく整備され、歩きやすかったが、結構急で、いくつかのピークを経ると汗がびっしょり。冷気に気持ち良いときと風邪をひきそうな肌寒さを感じるときが交錯する。

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小説(映画にもなった)『重力ピエロ』は、遺伝という「重力」からもがき苦しむものであったが、どのような「重力」であれ、重力に反するのはやはり苦しいし、余程のエネルギーが必要だ。

とても大きな鉄塔がそびえ立つその真下でおにぎりを2個食べる。
鉄塔の頂点の真下から写真を撮ると、こういう感じ。ヒトの股間の下からレントゲンを撮れば、よく似た骨の配列が見れるかもしれないな、と愚にもつかないことを考えながら雌岳に向かう。

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再びいくつかのピークを越え、山頂近くの展望台に到着。大阪平野を一望できるが、この日は曇天とかすみで、大阪湾まではみわたすことができなかった。

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眼下の風景を楽しんだ後、足をすすめて雌岳山頂に到着。山頂付近は結構なハイカーで賑わっていた。今度は左手、東側、つまり奈良側の眺望を楽しむ。北は天理あたりから南は吉野山系まで見渡すことができた。

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休憩はほどほどに、最後のピークを経て雄岳山頂到着。
眺望は全く期待できないが、大津皇子の墓がひっそりとその存在感を漂わせていた。

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大津皇子・・・。

大津皇子が謀反の罪で自頸(じけい)を強いられる直前に詠んだとされる辞世の歌。

百伝ふ/磐余(いわれ)の池に/鳴く鴨を/今日のみ見てや/隠りなむ

磐余の池で鳴く鴨を見ることも今日を限りとして、私は死んでいくのであろうか

 もう一つ、伊勢神宮の斎宮であった実の姉の大伯皇女(おおくのひめみこ)が、弟の死を悼んで詠んだ歌がある。

うつそみの/人なる我や/明日よりは/二上山を弟世(いろせ)と/我が見む

この世の人である私は、明日からはこの二上山を弟と思って眺めることとしよう。


悲哀の歴史ドラマが潜む二上山を登るのは、登山だけではない価値があった。

下山して一般道に出る手前に、静かに澄みわたる池があった。

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