小学生のお子さんがいる親御さん。

「子どもの将来のことを考えた末に中学受験を決めました」


中学生のお子さんがいる親御さん。

「子どもの将来のことを考えた末に進学目的の高校受験を決めました」


高校生のお子さんがいる親御さん。

「子どもの将来のことを考えた末に一流大学の受験を決めました」


私が知っている限り、ほとんどの親御さんたちは頑張っている。

毎日の生活をしていくために頑張っている。

そして何よりもかわいいわが子のために一生懸命だ。


子育ては簡単ではない。

喜びもあるが苦労も本当に多い。

親の心は子どもにダイレクトに伝わるものではない。


子どもが中学生になると、

手塩にかけて育てきたわが子から、

「この、くそババアが!」

「このくそジジイ!」

などと言われた経験がある親御さんも多いだろう。


「お母さんに私の何がわかるのよ!」

「親父、俺にいろいろ口出しするな!」

わが子が高校生になるとこういうことを言われたりもする。


親の心、子知らず。


いつの時代もそうだったのかもしれない。


そうではあっても…、かわいいわが子である。


中学受験、高校受験、大学受験。


小学6年生の親御さんは中学受験で頭がいっぱい。

中学3年生の親御さんは高校受験で頭がいっぱい。

高校3年生、あるいは高卒生(浪人生)の親御さんは、

今日行われている大学入試(いわゆる2次試験)で頭がいっぱい。


祈るような気持ちでいっぱいだろう。

胃がきりきりと痛んでいるのを耐えている親御さんもいるだろう。

わが子たちは今のこの瞬間に必死で試験問題を解いている。


今までの何年間もの苦労は…。


そう、すべてはこの日のためだったのだ。

すべては今日のこの日のためだった。

今日、今、この瞬間に目の前にある試験問題を解答するために、何百時間も何千時間も勉強し、何百問も何千問も問題を解いてきた。


何年も何年もこの日のために頑張ってきた。

わが子は頑張ってきたのだ。


そして、親御さんたちは…。

学習塾には送り迎えをしたり、

自分の贅沢はいっさい我慢して、

わが子の教育費を必死で捻出し、

月謝が期日までに払えなければ、

学習塾の先生に電話で、

「すみません、もう少し待ってください…」

と何度も謝り、

大学受験にわが子が失敗すれば、

予備校に何百万円という多額のお金を支払い、

ずっとわが子を応援し続けてきたのである。

ずっとわが子を応援し続けてきたのだ。


「ジャッジメント・デイ(審判の日)」


今日がその審判の日である。


小学1年生から高校3年生までの年月は12年間。

浪人しているならば13年間、またはそれ以上。


努力が報われるのか報われないのか。

今日のこの日が「最大の運命の日」なのだ。


これを読んでいるあなたのお子さんにも、

この日がいずれやってくる。

必ずやってくる。


そして私の塾生たちも全国各地で今受験している。

私の塾のたった1人の浪人生の女の子も今受験している。