といっても、購入して1日で読み終わり。

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本書。
200とちょっとぐらいのページ数で12話。


■内容紹介 ◎数学に自信がなくても大丈夫。物語で学ぶ心理統計の考え方
私は庭瀬未来。この春から大学生になる。専攻は心理学。大学生になるのはとても楽しみだけど、心理学にも確率や統計が必要なんだって。数学が苦手なのに、大丈夫なのかな?――そんなミライが学ぶ心理統計の考え方。直観ではわかりにくい確率・統計のあれこれを江熊先生がわかりやすく教えてくれる。
心理学科1年、ミライの成長物語。

■目次

プロローグ
かくりつ
じょうけん
ぜんたい
とりだす
ふくしゅう
あらわす
ばらつき
しらべる
そろえる
かかわり
エピローグ


良い本でした。
統計の基礎知識を噛み砕いて説明してくれて、その分かりやすさに感動。
でも個人的には、登場人物達が知識の説明役として設定されているだけではなく、
ちゃんと、それぞれ活き活きと動いているところが好き。
統計を学び、面白さにふれ、自分で考えようとする。
何かを学ぶ、ではなく、学んでどうするか、の大切さに触れていく。
読後に、そうそう!統計の面白さはそこにもあるんだよねー、ってどこか懐かしさを感じた。

1年間を通して、主人公ミライがどのように成長して行くのか。
ビルディングス・ロマン小説のようでもある。
ネタバレは避けるけど、そうきたか!と、あっ!と声がこぼれた話もありました。
小塩先生、楽しんで書かれたんだろうな。
登場する大学の先生方の名前とか、海外の某有名教授の名前をもじっているのかな?
いろいろ妄想できて、おもしろかった。

北村薫の”円紫師匠とわたし”シリーズが好きな人にもお勧め。



是非、この本を読みながら、大学で使っている統計のテキストを見返して欲しい。
きっと統計のことが好きになってくると思う。




余談。
大学教員と学生の交流から、考えることの面白さを教えてくれる本、いろいろあるよね。
難しいかったけど、この本もわくわくしました。



大学のほんとうの面白さ。
みのがして4年間すぎたらもったいないかもね。

追記2013.09.26
ロテ職人さんのブログで、当ブログをご紹介いただきました。
当日のPVが今までにないほど跳ね上がり、ちょっとビビりました。
ロテさん、さすがすごいですね。

ミライ本についての感想補足を少し。
この本一冊で、統計の基礎知識がすべて身に付くわけではありません。
統計学の知識をしっかりと身につけたいのであれば、他書をお勧めします。







ミライ本は、とりあえず大学の必修科目で統計学をとったけど、結局、あれって何の役にたつの?って
疑問を持っている人が読まれるといいかもしれません。
頭の中で拡散された統計の知識が体系的に整理されていくかもしれません。

追記2013.09.30
twitterってまじですげーって思いました。





このブログ、著者である小塩先生に読んでいただけたとは。
よろこびと恥ずかしさと心強さと(TK風)。
・・・何を言っているのか、俺。

学会でも一度御挨拶をさせていただいたことがあります。
優しく対応していただけたことを今でも覚えています。

ミライ本、2冊目に期待です。