2007年10月04日
F1日本グランプリ in 富士スピードウェイ (5)
予選が終わり食事や各チームのブースなどに寄り道をしてから東1駐車場に向かった。そして、駐車場全体を見渡せる高台に差し掛かったとき、目の前に広がる光景に絶句した。
おびただしい数の人間。彼らは何かに向かって動いているわけではなく、前にも後ろにも動きようがなく、並んでいること自体が正しいのかも分からず、その場所に停滞していた。
3時間経過したときの写真。このような無秩序な行列が数十ヶ所できていた。
上の写真は2つの路線の行列なのだけれど、それを隔てるロープや仕切りが存在しないし、誘導する係員もいない。
係員は各バス停の前に1〜2名、バスの誘導に10数名程度しか見えなかった。
状況の説明は『敷地内で土砂災害が起きていて、復旧を急いでいる』という内容のみで、バスに乗るまでどれくらいかかるか、土砂崩れした場所は復旧したのか、といった説明は一切なかった。
詰め寄った観客の『責任者はどこにいるの、誰?』という質問に対して、係員は『知りません』と答えたという。このやりとりが今回のグランプリを象徴している。
つまり、全体を把握している人間がいないわけで、万一いたとしても全くディレクションできていないということになる。
責任者不在で烏合の衆と成り果てた係員が、そもそもの烏合の衆である観客を適切に誘導できるわけもなく、大混乱を極めた。
冒頭の写真はこの赤丸の坂の上から撮影した。この最後尾からバス停までの直線距離(列の長さではない)は3〜400mくらいか? 行列の長さは7〜800m位あったかもしれない。
昼間の気温が12℃だったので、日が沈んでからはさらに低くかったはず。照明もない真っ暗な場所で雨の中、食べるものも尽き、5時間シャトルバスが来るのを待っていた。ぐったりと疲れ切った子供達が可哀想でならなかった。
峠などの一般道での事故ならある程度仕方ないと思えるが、会場内の道路が陥没というのは納得できない。舗装されていない場所も目立つし、いかに運営がカネをケチっていたかがよく分かる。
誘導能力欠如、指揮系統破綻、施設管理不備、責任能力及び状況判断能力欠如……つまり、運営の方々にとって、カネを払ってしまった客なんて、知ったこっちゃないということですわ。
(続く…)
おびただしい数の人間。彼らは何かに向かって動いているわけではなく、前にも後ろにも動きようがなく、並んでいること自体が正しいのかも分からず、その場所に停滞していた。

上の写真は2つの路線の行列なのだけれど、それを隔てるロープや仕切りが存在しないし、誘導する係員もいない。
係員は各バス停の前に1〜2名、バスの誘導に10数名程度しか見えなかった。
状況の説明は『敷地内で土砂災害が起きていて、復旧を急いでいる』という内容のみで、バスに乗るまでどれくらいかかるか、土砂崩れした場所は復旧したのか、といった説明は一切なかった。
詰め寄った観客の『責任者はどこにいるの、誰?』という質問に対して、係員は『知りません』と答えたという。このやりとりが今回のグランプリを象徴している。
つまり、全体を把握している人間がいないわけで、万一いたとしても全くディレクションできていないということになる。
責任者不在で烏合の衆と成り果てた係員が、そもそもの烏合の衆である観客を適切に誘導できるわけもなく、大混乱を極めた。

昼間の気温が12℃だったので、日が沈んでからはさらに低くかったはず。照明もない真っ暗な場所で雨の中、食べるものも尽き、5時間シャトルバスが来るのを待っていた。ぐったりと疲れ切った子供達が可哀想でならなかった。
峠などの一般道での事故ならある程度仕方ないと思えるが、会場内の道路が陥没というのは納得できない。舗装されていない場所も目立つし、いかに運営がカネをケチっていたかがよく分かる。
誘導能力欠如、指揮系統破綻、施設管理不備、責任能力及び状況判断能力欠如……つまり、運営の方々にとって、カネを払ってしまった客なんて、知ったこっちゃないということですわ。
(続く…)