即興詩のみ

　　from the nearest place to the heaven...
――天国に最も近い場所より―

to holynightlovers...
聖なる夜の恋人たちへ―

満天のはずの星空は
今日はあいにく曇天の向こう側
だけど、かわりに空は、白く舞い降る雪(ほし)をくれた
きらり、光るイルミネーションと
ふわり、光る雪の星々
地上に降りた星空の中で
今宵今年も二人は出逢う
凍える指先を絡め合って
白く吐息で温め合って
舞い降る雪と街灯り(ほしたち)と共に
煌めく星の一つとなって
世界を純白(しろ)へと染め上げる
聖夜(こよい)の地上の星空は
二人の純白(せかい)の祝福のために・・・

今日のあなたは何色ですか？
昨日のあなたは何色でしたか？
今日のわたしは純白です
聖なる夜の恋人たちの色・・・――