2008年02月11日
2008年2月4日(日) Holzの会 例会報告 at 石森管楽器地下スタジオ
17時〜20時 スタジオヴィルトージ(大久保)
練習曲目
バーンスタイン キャンディード序曲・Somewhere(ウェストサイドストーリーより)
指揮 坂本先生
参加人数 18人
本番まで残り2回の練習となりました。本日は坂本先生編曲のSomewhereの出来上がってきているため、まずは音出しをするところから始めます。この曲、テンポはゆっくりですが、何回か転調がありシャープ・フラットも多く危険な香りが漂っています。自信がない箇所はルビを振っておくのが無難でしょう。一部音程の高いところがありますが、ピッチが厳しいところは各自の判断で下げて大丈夫というのここだけの話。ソロクラのOn先生には秘密です。キャンディードとも共通しますが、冒頭のcrescは最初から広げすぎず、moltoと書いてあるあたりから大きくかけるようします。伴奏が厚めに書かれているため、メロディーをかき消さないように気をつけましょう。キャンディード序曲は新しい譜面に変わって2回目の練習。指がもつれるようなパッセージを練習しているときにOm先生よりワンポイントアドバイスがあり。最初の音を出すときには音を出すと同時に指を動かすようなことはしないで、あらかじめ指を準備しておくのがよいとのことです。
特に紹介などはありませんでしたが、合奏中に見学者がいらしていました。終了後は最近やる気があると専ら評判の某居酒屋で2次会です。いつも不思議に思いますが、ホルツ会員の深淵なネタは今夜も尽きることなく続きます。
練習曲目
バーンスタイン キャンディード序曲・Somewhere(ウェストサイドストーリーより)
指揮 坂本先生
参加人数 18人
本番まで残り2回の練習となりました。本日は坂本先生編曲のSomewhereの出来上がってきているため、まずは音出しをするところから始めます。この曲、テンポはゆっくりですが、何回か転調がありシャープ・フラットも多く危険な香りが漂っています。自信がない箇所はルビを振っておくのが無難でしょう。一部音程の高いところがありますが、ピッチが厳しいところは各自の判断で下げて大丈夫というのここだけの話。ソロクラのOn先生には秘密です。キャンディードとも共通しますが、冒頭のcrescは最初から広げすぎず、moltoと書いてあるあたりから大きくかけるようします。伴奏が厚めに書かれているため、メロディーをかき消さないように気をつけましょう。キャンディード序曲は新しい譜面に変わって2回目の練習。指がもつれるようなパッセージを練習しているときにOm先生よりワンポイントアドバイスがあり。最初の音を出すときには音を出すと同時に指を動かすようなことはしないで、あらかじめ指を準備しておくのがよいとのことです。
特に紹介などはありませんでしたが、合奏中に見学者がいらしていました。終了後は最近やる気があると専ら評判の某居酒屋で2次会です。いつも不思議に思いますが、ホルツ会員の深淵なネタは今夜も尽きることなく続きます。
2008年01月21日
2008年1月19日(土) Holzの会 例会報告 at スタジオヴィルトージ
17時半〜20時半 スタジオヴィルトージ(大久保)
練習曲目
バーンスタイン キャンディード序曲
指揮 坂本先生
今日は新年2回目の練習です。人数も15人に増えて低音部隊が充実。途中からEsクラのYkさんも合流してされてさらに華やかになりました。譜面の方は先週予定していたキャンディード序曲の再編版が無事出来上がってきています。
新しい譜面ということもあってまずはゆっくりと譜読みを進めていきます。一通り終わったところで、後半から要所要所をさらいながら前半に戻っていきます。進めていくうちに音も方も徐々にまとまってきました。最後に少しテンポを上げて通しを行い本日の練習は終了となりました。譜面のミスがいくつか発見されましたが、修正版を作成する予定はないとのことなのでパート内で音の確認をしておく必要があります。
なおアンサンブルの集いでの演奏曲を追加するという話が前回出ておりましたが、ウェストサイドストーリーのSomewhereを坂本先生に編曲していただく予定になっております。残り2回の練習ですが、初見で吹けるような編曲にするというなので心配は無用でしょう。
本日は新入会のTbさんの例会初参加でした。何でもエーラーを衝動買いしてしまったとのこと。すばらしい買い物です。本日は誕生日ということでしたが、宴会のお開きまでおつきあいいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
練習曲目
バーンスタイン キャンディード序曲
指揮 坂本先生
今日は新年2回目の練習です。人数も15人に増えて低音部隊が充実。途中からEsクラのYkさんも合流してされてさらに華やかになりました。譜面の方は先週予定していたキャンディード序曲の再編版が無事出来上がってきています。
新しい譜面ということもあってまずはゆっくりと譜読みを進めていきます。一通り終わったところで、後半から要所要所をさらいながら前半に戻っていきます。進めていくうちに音も方も徐々にまとまってきました。最後に少しテンポを上げて通しを行い本日の練習は終了となりました。譜面のミスがいくつか発見されましたが、修正版を作成する予定はないとのことなのでパート内で音の確認をしておく必要があります。
なおアンサンブルの集いでの演奏曲を追加するという話が前回出ておりましたが、ウェストサイドストーリーのSomewhereを坂本先生に編曲していただく予定になっております。残り2回の練習ですが、初見で吹けるような編曲にするというなので心配は無用でしょう。
本日は新入会のTbさんの例会初参加でした。何でもエーラーを衝動買いしてしまったとのこと。すばらしい買い物です。本日は誕生日ということでしたが、宴会のお開きまでおつきあいいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
2008年01月14日
2008年1月12日(土) Holzの会 例会報告 at スタジオヴィルトージ
17時半〜20時 スタジオヴィルトージ(新大久保駅)
練習曲目
バーンスタイン キャンディード序曲
指揮 坂本先生
本日は新年初の練習です。
バンベルクツアー組の時差ぼけもおおむね解消したようで
人数は約10名とやや少なめですが皆さんの元気な姿で集うことができました。
練習は専らアンサンブルの集いで演奏するキャンディード序曲です。
初練習ということもあって最初からゆっくりとさらっていきます。
何回か繰り返しさらっているうちに少しずつ曲がまとまってきましたが、
細かいところは要練習です。
冒頭のフレーズではcrescを行う音の出だしをsfのように一度減衰させる点が
ポイントになります。
しっかり落とさないと後のクレッシェンドがききません。
譜面の方は間違っている点が多々あるようなので
「坂本先生の作成する修正版が完成するまではくれぐれも本気でさらわないように」
というのは代表の弁。ありがたく拝聴しておきましょう。
練習後は石狩で石狩鍋(みそ味)をはさんでの語り合いとなりました。
ホルツの会ならではのディープな会話で今日も夜が更けていきます。
文責:Tk
練習曲目
バーンスタイン キャンディード序曲
指揮 坂本先生
本日は新年初の練習です。
バンベルクツアー組の時差ぼけもおおむね解消したようで
人数は約10名とやや少なめですが皆さんの元気な姿で集うことができました。
練習は専らアンサンブルの集いで演奏するキャンディード序曲です。
初練習ということもあって最初からゆっくりとさらっていきます。
何回か繰り返しさらっているうちに少しずつ曲がまとまってきましたが、
細かいところは要練習です。
冒頭のフレーズではcrescを行う音の出だしをsfのように一度減衰させる点が
ポイントになります。
しっかり落とさないと後のクレッシェンドがききません。
譜面の方は間違っている点が多々あるようなので
「坂本先生の作成する修正版が完成するまではくれぐれも本気でさらわないように」
というのは代表の弁。ありがたく拝聴しておきましょう。
練習後は石狩で石狩鍋(みそ味)をはさんでの語り合いとなりました。
ホルツの会ならではのディープな会話で今日も夜が更けていきます。
文責:Tk
2007年05月13日
2007年5月12日(土) Holzの会 例会報告 at スタジオ倉田
18時〜21時 スタジオ倉田(椎名町駅)
練習曲目
モーツアルト 嬉遊曲
レスピーギ リュートのための古代舞曲とアリア組曲第3番
指揮 坂本先生
練習内容は、一通り全部やりました。
とくに、モーツアルトは、歌をイメージして、音楽的にスムーズに出来るように、16分音符の連続が2クラ、3クラで入れ替わる際、流れるように、替われるように。
レスピーギも同じで、テヌートやアクセント、スタッカートなどに注意して、きれいな表現が出来るようにとのことでした。
ゲストで、関西から、横田さんの後輩の方が来会されました。
ドイツ留学から変えられた方で、男性の方でした。
名前が。。。。わかりません。すみません。
ただいまその方の名前確認中です。
例会後は、いつものようにお酒が入り、わいわいでした!
次回の演奏会は、大分のクラフェスだとおもいます。
沢山の人の参加があれば!
また、参加できない方も、今まで同様、お気軽に例会に参加してください!と、いうことでした。
文責:Og
練習曲目
モーツアルト 嬉遊曲
レスピーギ リュートのための古代舞曲とアリア組曲第3番
指揮 坂本先生
練習内容は、一通り全部やりました。
とくに、モーツアルトは、歌をイメージして、音楽的にスムーズに出来るように、16分音符の連続が2クラ、3クラで入れ替わる際、流れるように、替われるように。
レスピーギも同じで、テヌートやアクセント、スタッカートなどに注意して、きれいな表現が出来るようにとのことでした。
ゲストで、関西から、横田さんの後輩の方が来会されました。
ドイツ留学から変えられた方で、男性の方でした。
名前が。。。。わかりません。すみません。
ただいまその方の名前確認中です。
例会後は、いつものようにお酒が入り、わいわいでした!
次回の演奏会は、大分のクラフェスだとおもいます。
沢山の人の参加があれば!
また、参加できない方も、今まで同様、お気軽に例会に参加してください!と、いうことでした。
文責:Og
2007年04月20日
ホルツの会例会報告 2007年4月15日(日)
この日の例会は新大久保のスタジオ・Vで行われました。
プロの先生方は小林先生と坂本先生がいらっしゃいました。
また、新規入会の方として、フレンチベーム使いの若手プロのOさんが
いらっしゃいました。金子代表のハンマーシュミットを借りて、
初めてドイツ管を手にしていきなり合奏で吹いておられました。
加えてこの日の話題の目玉としては、Mさんがシュミードル教授がかつて
ご使用されたハンマーシュミットを購入され、その楽器をお持ちいただいたこと
でした。同教授が実際に使用されたと思われるリードも入っていて、
話題騒然となりました。楽器の方は、出席メンバーで回し吹きの刑に処せられまた。
この日の練習は、9月に大分で開催される日本クラリネット協会主催のフェストを見越して演奏予定としている曲、モーツァルト「ディベルティメントK.136」と
レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア 第三組曲」を練習しました。
いずれも坂本先生のアレンジ譜を使用しました。
まず始めにモーツァルトを、小林先生のご指導で。
第一楽章を一度通したところで、小林先生から重要なアドバイスがありました。
「みなさんお持ちの中で一番軽いリードで吹いてみて下さい。それで締め付けないアンブシュアで力まずに楽に息を入れて下さい。そうして、例えば冒頭の1番クラのラの全音符を、そのパートを担当するメンバーで一緒に自然にスーッと吹いた時に自然に音程がピッタリ合う、そういう状況を作っておくことが大事です。みなさん楽器や仕掛けがめいめいであるわけですが、自分の楽器のクセを把握することも含め、自然に吹いた時に集団で合うように、意識して想定して、普段から吹いていることが大切です」
このアドバイス一つで、気のせいかいくらかサウンドが豊かになり、全体の音色がまとまるように変化したような気がしました。
さらに先生が「その調子で、フォルテになった時には、その吹き方のままで息の量だけが増えるようにするんです」と。
なかなか言われてすぐに実践するのは難しかったですが、基本の考え方や、プロの現場でのノウハウを教えていただいたように思いました。
休憩時間をはさみ、後半はレスピーギを、今度は坂本先生のご指導で練習しました。
この曲は初見大会となりましたので、まだ演奏として目鼻が付くところまではいかず、曲の構造をおおよそ理解する段階となりました。
私はこの曲ではバセットを担当しました。バセットはディヴィジ含め計4パートに分かれていますが、一番下のパートはバスクラとの重なりが、一番上のパートは並クラ3、4番との重なりがそれぞれ多く、その役割分担が重要になると感じましたので、これを本番でやる際には、バセットは必要人数および人選は早めに決めて、スコア参照しながらパート内で打ち合わせをしながら担当を決める必要があると感じました。
(実は私もこの曲は比較的最近自分で木管五重奏用にアレンジして音出しした経験があるので判るのですが、この曲の原曲は弦楽合奏ですが、スコア上ディヴィジがすごく多いんですね)
並クラの上の方のパートの方々はアルテッシモ音域でとても音色や音程に苦労するように見受けられました。本番のパートはやはり早めに決めるに越したことはないと感じました。
私は個人的にこの曲の第三・第四楽章が大好きで、特に第四楽章はぞくぞく来る感じです。
個人の経験から蛇足ですが、この第四楽章の譜面の書き方ではリピートの書き方に特徴があって、繰り返しの1番・2番カッコがフレーズの最初の1小節目、リピートで戻ったところが2小節目、という感じで、慣れないとちょっと戸惑うと思います。一度パート譜を見ながら原曲の音源を聴くと構造がわかり、良いと思います。
アフター懇親会は定番のやる気茶屋で、大いにやる気を出したようでした。
私は帰りのバス時刻のため中途退席しましたので、この続きはどなたかに補足お願いします。
(文責 さくらんぼ)
プロの先生方は小林先生と坂本先生がいらっしゃいました。
また、新規入会の方として、フレンチベーム使いの若手プロのOさんが
いらっしゃいました。金子代表のハンマーシュミットを借りて、
初めてドイツ管を手にしていきなり合奏で吹いておられました。
加えてこの日の話題の目玉としては、Mさんがシュミードル教授がかつて
ご使用されたハンマーシュミットを購入され、その楽器をお持ちいただいたこと
でした。同教授が実際に使用されたと思われるリードも入っていて、
話題騒然となりました。楽器の方は、出席メンバーで回し吹きの刑に処せられまた。
この日の練習は、9月に大分で開催される日本クラリネット協会主催のフェストを見越して演奏予定としている曲、モーツァルト「ディベルティメントK.136」と
レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア 第三組曲」を練習しました。
いずれも坂本先生のアレンジ譜を使用しました。
まず始めにモーツァルトを、小林先生のご指導で。
第一楽章を一度通したところで、小林先生から重要なアドバイスがありました。
「みなさんお持ちの中で一番軽いリードで吹いてみて下さい。それで締め付けないアンブシュアで力まずに楽に息を入れて下さい。そうして、例えば冒頭の1番クラのラの全音符を、そのパートを担当するメンバーで一緒に自然にスーッと吹いた時に自然に音程がピッタリ合う、そういう状況を作っておくことが大事です。みなさん楽器や仕掛けがめいめいであるわけですが、自分の楽器のクセを把握することも含め、自然に吹いた時に集団で合うように、意識して想定して、普段から吹いていることが大切です」
このアドバイス一つで、気のせいかいくらかサウンドが豊かになり、全体の音色がまとまるように変化したような気がしました。
さらに先生が「その調子で、フォルテになった時には、その吹き方のままで息の量だけが増えるようにするんです」と。
なかなか言われてすぐに実践するのは難しかったですが、基本の考え方や、プロの現場でのノウハウを教えていただいたように思いました。
休憩時間をはさみ、後半はレスピーギを、今度は坂本先生のご指導で練習しました。
この曲は初見大会となりましたので、まだ演奏として目鼻が付くところまではいかず、曲の構造をおおよそ理解する段階となりました。
私はこの曲ではバセットを担当しました。バセットはディヴィジ含め計4パートに分かれていますが、一番下のパートはバスクラとの重なりが、一番上のパートは並クラ3、4番との重なりがそれぞれ多く、その役割分担が重要になると感じましたので、これを本番でやる際には、バセットは必要人数および人選は早めに決めて、スコア参照しながらパート内で打ち合わせをしながら担当を決める必要があると感じました。
(実は私もこの曲は比較的最近自分で木管五重奏用にアレンジして音出しした経験があるので判るのですが、この曲の原曲は弦楽合奏ですが、スコア上ディヴィジがすごく多いんですね)
並クラの上の方のパートの方々はアルテッシモ音域でとても音色や音程に苦労するように見受けられました。本番のパートはやはり早めに決めるに越したことはないと感じました。
私は個人的にこの曲の第三・第四楽章が大好きで、特に第四楽章はぞくぞく来る感じです。
個人の経験から蛇足ですが、この第四楽章の譜面の書き方ではリピートの書き方に特徴があって、繰り返しの1番・2番カッコがフレーズの最初の1小節目、リピートで戻ったところが2小節目、という感じで、慣れないとちょっと戸惑うと思います。一度パート譜を見ながら原曲の音源を聴くと構造がわかり、良いと思います。
アフター懇親会は定番のやる気茶屋で、大いにやる気を出したようでした。
私は帰りのバス時刻のため中途退席しましたので、この続きはどなたかに補足お願いします。
(文責 さくらんぼ)
2007年02月20日
HOLZの会 例会報告 2007/2/4 at スタジオ・ヴィルティオージ
HOLZの会 例会報告
日時:2007年2月4日(日)17:30〜20:30
場所:スタジオ・ヴィルティオージ
練習内容:
クラ協に向けての最後の追い込み練習曲目はラインベルガー「序奏とパッサカリア」です。
みなさま、クラ協お疲れさまでした、と書き出したいところですが、例会報告の当番だったことをクラ協本番の日に知り、今ごろ報告している次第です。何を今更って、思う方もいらっしゃるかと思いますが、このブロクを継続するために記録として残しておきたいと思います。
当日は、私も含めて2ndの出席率が異様に高く、そのせいか、音量も大きく坂本先生につかまりました。以下、2ndパートの話が中心ですがご容赦ください。
・練習番号1の1小節目の1拍目の裏の出だしをはっきりと。
・練習番号1〜3の間のPのフレーズですが、ブレスの後の音が飛び出で聞こえるので注意!
・練習番号8の1小節前から始めるフレーズの3連符は3rdも良く聞いて。
・練習番号14から始まる旋律では、1拍目と2拍目の間でブレスしないように。
・練習番号15の1小節前はインテンポのまま。
・練習番号15からの8小節間の各小節の2拍目の4分音符はすぐに抜く。でも出は遅れないようにはっきりと。
・練習番号17の1小節前から17にかけてディミヌエンド。
・練習番号20の3連符は均等に!休憩時間中にGmさんと合わせてみましたが難しかったです。
今となっては、これくらいしか思い出せませんが、どのくらい本番の演奏でできたか振り返ってみるのもいいですね(あんまりできていなくて偉そうなことはいえませんが)。
今回は、このへんで勘弁してください。次の機会にはタイムリーに書くようにしますので。
文責:Nt
日時:2007年2月4日(日)17:30〜20:30
場所:スタジオ・ヴィルティオージ
練習内容:
クラ協に向けての最後の追い込み練習曲目はラインベルガー「序奏とパッサカリア」です。
みなさま、クラ協お疲れさまでした、と書き出したいところですが、例会報告の当番だったことをクラ協本番の日に知り、今ごろ報告している次第です。何を今更って、思う方もいらっしゃるかと思いますが、このブロクを継続するために記録として残しておきたいと思います。
当日は、私も含めて2ndの出席率が異様に高く、そのせいか、音量も大きく坂本先生につかまりました。以下、2ndパートの話が中心ですがご容赦ください。
・練習番号1の1小節目の1拍目の裏の出だしをはっきりと。
・練習番号1〜3の間のPのフレーズですが、ブレスの後の音が飛び出で聞こえるので注意!
・練習番号8の1小節前から始めるフレーズの3連符は3rdも良く聞いて。
・練習番号14から始まる旋律では、1拍目と2拍目の間でブレスしないように。
・練習番号15の1小節前はインテンポのまま。
・練習番号15からの8小節間の各小節の2拍目の4分音符はすぐに抜く。でも出は遅れないようにはっきりと。
・練習番号17の1小節前から17にかけてディミヌエンド。
・練習番号20の3連符は均等に!休憩時間中にGmさんと合わせてみましたが難しかったです。
今となっては、これくらいしか思い出せませんが、どのくらい本番の演奏でできたか振り返ってみるのもいいですね(あんまりできていなくて偉そうなことはいえませんが)。
今回は、このへんで勘弁してください。次の機会にはタイムリーに書くようにしますので。
文責:Nt
2007年01月21日
2007年1月20日(土) Holzの会 例会報告 at STUDIO VIRTUOSI
20日土曜練習は、クラリネット協会主催「アンサンブルの楽しみ」に向けての、ラインベルガー「序奏とパッサカリア」集中練習でした。
「アンサンブルの楽しみ」開催地・洗足学園のOGI先生もいらっしゃり、大変賑やかな風景でした。
また、大阪からほるほるさんが中国製楽器を持ってきてくださりまして、休憩時間に皆さんで楽しまれていました。
この楽器に関しては、神戸のかいちょさんから詳細なレポートがあがるそうですので、期待してお待ちください♪
坂本先生からの指導は、他パートからのフレーズの受け渡しに注意することがメインでした。
練習番号6付近の3連符は、感情に走りがちなので、リズムを正確に心掛けてくださいとのことです。
練習番号10からの 2Cl の旋律は、暖かい音色で。
これは練習番号18から 3Cl にもあります。
練習番号16のキャラクターを強く出したい(16分と8分音符による音形を見せたい)ので、平坦にならないよう息を強めに使うと良いそうです。
OGI先生からは、147・149・152小節等のスラーが切れている3拍目の裏をアウフタクトに取ると、歌い方が揃えられると指摘がありました(到達点が次小節頭)。しかし、実際に演奏してみると、3拍目の頭と裏拍の間に空白ができてしまいました。「待たない」ように注意してくださいとのことです。
練習番号20から分担した6連符組は、表パート・裏パートに分かれて、遅めのテンポからおさらいしました。かけあがる表パートは、クレッシェンド気味。音が高くなる裏パートは、軽く引き気味にして、頑張りすぎずリズムをしっかり意識してくださいとのことです。
OGI先生から「譜読み不足で走ってしまう傾向にある人は、罪が重いことだと思って」と声がかかり、リハが引き締まりました。
また、アクセントが入らないように注意してくださいとのことです。
練習番号21から、1・2Cl の細かい動き中、OGI先生から16分休符でのブレス禁止令が出ました。 休符も合わせて「ツタララララ〜」と歌うと、綺麗に揃うそうです。
3Cl は、187小節のスラーが切れているところは、他の3連符と区別する
つもりでお願いします。
練習番号24からのテヌートを忘れがちなので「重くなり過ぎず前に行きながら粘る」よう意識してくださいとのことでした。
3Cl の楽譜の訂正がありました。
7・223小節2拍目下パートのファに#を付けてください。
146小節2拍目裏16分音符2個目のファに#を付けてください。
文責:きょん
「アンサンブルの楽しみ」開催地・洗足学園のOGI先生もいらっしゃり、大変賑やかな風景でした。
また、大阪からほるほるさんが中国製楽器を持ってきてくださりまして、休憩時間に皆さんで楽しまれていました。
この楽器に関しては、神戸のかいちょさんから詳細なレポートがあがるそうですので、期待してお待ちください♪
坂本先生からの指導は、他パートからのフレーズの受け渡しに注意することがメインでした。
練習番号6付近の3連符は、感情に走りがちなので、リズムを正確に心掛けてくださいとのことです。
練習番号10からの 2Cl の旋律は、暖かい音色で。
これは練習番号18から 3Cl にもあります。
練習番号16のキャラクターを強く出したい(16分と8分音符による音形を見せたい)ので、平坦にならないよう息を強めに使うと良いそうです。
OGI先生からは、147・149・152小節等のスラーが切れている3拍目の裏をアウフタクトに取ると、歌い方が揃えられると指摘がありました(到達点が次小節頭)。しかし、実際に演奏してみると、3拍目の頭と裏拍の間に空白ができてしまいました。「待たない」ように注意してくださいとのことです。
練習番号20から分担した6連符組は、表パート・裏パートに分かれて、遅めのテンポからおさらいしました。かけあがる表パートは、クレッシェンド気味。音が高くなる裏パートは、軽く引き気味にして、頑張りすぎずリズムをしっかり意識してくださいとのことです。
OGI先生から「譜読み不足で走ってしまう傾向にある人は、罪が重いことだと思って」と声がかかり、リハが引き締まりました。
また、アクセントが入らないように注意してくださいとのことです。
練習番号21から、1・2Cl の細かい動き中、OGI先生から16分休符でのブレス禁止令が出ました。 休符も合わせて「ツタララララ〜」と歌うと、綺麗に揃うそうです。
3Cl は、187小節のスラーが切れているところは、他の3連符と区別する
つもりでお願いします。
練習番号24からのテヌートを忘れがちなので「重くなり過ぎず前に行きながら粘る」よう意識してくださいとのことでした。
3Cl の楽譜の訂正がありました。
7・223小節2拍目下パートのファに#を付けてください。
146小節2拍目裏16分音符2個目のファに#を付けてください。
文責:きょん
2007年01月14日
2007年1月13日(土) Holzの会 例会報告
2007年1月13日(土) Holzの会 例会報告
今年最初のHolz例会は椎名町のスタジオ倉田。晴れているが空気が乾いて肌寒いという典型的な冬型の天気の中で行われました。
「クラリネットアンサンブルの楽しみ」本番まであと1月を切りましたが、ここにきてラインベルガーの譜面が一新されました。今まで昨秋のドイツ遠征時の楽譜(一部手書き譜も含む)をコピーして練習してましたが、坂本先生が原譜を入手されて、それを元にパート譜をリライトしましたので、今回からはそれを用いての練習になります。一部込み入った部分をパート内でDIVにして分奏するようにする等若干の変更がありますので、今回の例会を欠席された方はご注意下さい。しかしレイアウトから見やすく修正されたきれいなパート譜はイメージも一新され、「こんな曲だったんだ」「なんか新しい曲みたい」という声もちらほらと。
それからもうひとつ注意点。ここに来て2/12の本番に都合がつかない人が若干名出てきました。一方で以前のパート割り時にはいなかったが参加が確定した人も数人おり、さらに今回DIVが増えたことによって、本番の出欠の再確認およびパート割りの一部見直しが必要となっています。急遽調整に入り、次回20日の例会までに最終決定をする予定です。
練習は、新たにDIVにされた部分も含めて、細かい動きの部分のアンサンブルを整えることが中心になりました。速い部分でどうしても急ぎすぎて音がばらつく傾向にあるので、最初はゆっくり、徐々にテンポを上げて…というオーソドックスながらも着実な練習を積み上げていきます。音量的には「もう充分出ているので下手に力もうとせずにドイツ管らしいいい響きを作り出すことに気を遣って」と先生から注意を受けました。練習の締めに、今一度全曲を通して演奏しましたが、前回計った時には13分ほどもかかっていた演奏時間が11分ほどになっていて、結果的にスピードアップがなされていたことが確認されました。
練習時間は18:00〜21:00でしたが、ちょっと早めに終わらせて飲み会(Holzはこちらの方が本会だという噂も…)へ。狭い階段を上がって入る2階の飲み屋でしたが、昭和の趣を多分に残す雰囲気とおやじさんの細かい心遣いのおかげで非常にいい時間をすごせました。
代表を中心とする一角では今年10月に予定される某プロジェクトについての綿密な打ち合わせが行われていたのですが、全体的には食べ物が来るそばからどんどんなくなってしまうという(いや、実際どれもうまかった)常ならぬ事態に陥っていました。途中、夕方まで札幌で仕事していたという裏地氏が乱入、一時飲み会に加わりましたが、さらに「これから名古屋に行く」と言い残して一足先に去ってくにおよんでそのフットワークの軽さに皆驚嘆しておりました。その他、最近メンバー内でも加入者が増えてきたmixiの話題など、11時のお開きの時間まであっという間でした。
次回は、来週20日の18時から大久保のSTUDIO VIRTUOSIになります。本番までの練習はあと2回となりました。皆さんふるって参加しましょう。
文責:なんくる
今年最初のHolz例会は椎名町のスタジオ倉田。晴れているが空気が乾いて肌寒いという典型的な冬型の天気の中で行われました。
「クラリネットアンサンブルの楽しみ」本番まであと1月を切りましたが、ここにきてラインベルガーの譜面が一新されました。今まで昨秋のドイツ遠征時の楽譜(一部手書き譜も含む)をコピーして練習してましたが、坂本先生が原譜を入手されて、それを元にパート譜をリライトしましたので、今回からはそれを用いての練習になります。一部込み入った部分をパート内でDIVにして分奏するようにする等若干の変更がありますので、今回の例会を欠席された方はご注意下さい。しかしレイアウトから見やすく修正されたきれいなパート譜はイメージも一新され、「こんな曲だったんだ」「なんか新しい曲みたい」という声もちらほらと。
それからもうひとつ注意点。ここに来て2/12の本番に都合がつかない人が若干名出てきました。一方で以前のパート割り時にはいなかったが参加が確定した人も数人おり、さらに今回DIVが増えたことによって、本番の出欠の再確認およびパート割りの一部見直しが必要となっています。急遽調整に入り、次回20日の例会までに最終決定をする予定です。
練習は、新たにDIVにされた部分も含めて、細かい動きの部分のアンサンブルを整えることが中心になりました。速い部分でどうしても急ぎすぎて音がばらつく傾向にあるので、最初はゆっくり、徐々にテンポを上げて…というオーソドックスながらも着実な練習を積み上げていきます。音量的には「もう充分出ているので下手に力もうとせずにドイツ管らしいいい響きを作り出すことに気を遣って」と先生から注意を受けました。練習の締めに、今一度全曲を通して演奏しましたが、前回計った時には13分ほどもかかっていた演奏時間が11分ほどになっていて、結果的にスピードアップがなされていたことが確認されました。
練習時間は18:00〜21:00でしたが、ちょっと早めに終わらせて飲み会(Holzはこちらの方が本会だという噂も…)へ。狭い階段を上がって入る2階の飲み屋でしたが、昭和の趣を多分に残す雰囲気とおやじさんの細かい心遣いのおかげで非常にいい時間をすごせました。
代表を中心とする一角では今年10月に予定される某プロジェクトについての綿密な打ち合わせが行われていたのですが、全体的には食べ物が来るそばからどんどんなくなってしまうという(いや、実際どれもうまかった)常ならぬ事態に陥っていました。途中、夕方まで札幌で仕事していたという裏地氏が乱入、一時飲み会に加わりましたが、さらに「これから名古屋に行く」と言い残して一足先に去ってくにおよんでそのフットワークの軽さに皆驚嘆しておりました。その他、最近メンバー内でも加入者が増えてきたmixiの話題など、11時のお開きの時間まであっという間でした。
次回は、来週20日の18時から大久保のSTUDIO VIRTUOSIになります。本番までの練習はあと2回となりました。皆さんふるって参加しましょう。
文責:なんくる
2006年05月03日
2006年4月29日(土)
相変わらずの低音部隊の充実には圧倒されますね!そして今日は久しぶりに‘お嬢
’S香先生も参加してくださって、華やいだ気分でした。
今日の練習も、まずはバッハの小フーガから。
最初はなかなか音がまとまりにくい印象でしたが、出だしの音程を合わせたら格段に美しくなりました
。やはりこの曲の課題は16分音符の人と8分音符の人とのかみ合わせでしょうか?16分音符は所によって、快適ではない
運指だったりして、急がず、遅れず、均等に、地道な練習が必要ですね
。
あとは各々、どこでどのパートがあの旋律を弾くか把握して注意したら
、自然にバランスがとれましたね
。
時間をかけてじっくりフーガに浸った後(最後に通して録音もしました!)はシュトラウスのワルツ
です。
こちらの方はテクニック的にはあり問題がないようですので、あとはあのエレガント
かつ軽快な大人のワルツの雰囲気
をどれだけ醸し出せるか、でしょうか?
私がきいていて感じるのは、全体的にちょっと重たい
ということです。ワルツの1拍目で弾んで2、3拍は1拍目からの勢いの中で、という音の円運動がまだ伝わりません。それぞれ、家で練習するときに、こっそり踊りながらパートを吹いてみてはいかがでしょう?後は基本的な、音の処理の仕方、長さ、をあと2ヶ月で練ってゆけるとよいですね
。
ワルツを練習したらもう21時になってしまったので、エグモントはまた次回。おまちかねの

タイムです。今日はかわいいお客様(カノンちゃん)も交えての楽しい会となりました

。
おしまい。
(YKYK
)

今日の練習も、まずはバッハの小フーガから。
最初はなかなか音がまとまりにくい印象でしたが、出だしの音程を合わせたら格段に美しくなりました



あとは各々、どこでどのパートがあの旋律を弾くか把握して注意したら



時間をかけてじっくりフーガに浸った後(最後に通して録音もしました!)はシュトラウスのワルツ

こちらの方はテクニック的にはあり問題がないようですので、あとはあのエレガント



私がきいていて感じるのは、全体的にちょっと重たい


ワルツを練習したらもう21時になってしまったので、エグモントはまた次回。おまちかねの






おしまい。
(YKYK

2006年05月01日
ライスター公開クリニックレポート 2006/04/16(日) 15:00〜
去る4月16日に、石森管楽器地下で行われた、カール ライスター氏の公開クリニックに行ってきました。来年には70歳を迎える氏ですが、年齢を感じさせない精力ぶりで指導する様が印象的だったので、自分の備忘の意味も含めて感じた事をレポートしてみます。
○さすがにこれだけしょっちゅう日本に来ているせいか、日本語にもけっこう慣れているらしく、しょっちゅうカタコト日本語が混じる。最初のうちはライスターの口から日本語が出る度に観客から笑いが漏れていたが、あんまり頻出するのですぐに受けなくなった。
○以前プリンツの公開クリニックがあった時は、プリンツは楽器に一切触らず、ひたすら言葉でアドヴァイスしていたが、ライスターは逆に常に楽器を手から離さず、隙あらば吹いてみせようと待ちかまえているようだった。自らお手本を見せると言うより、目立ちたがり?
○進め方も思い切りマイペース。とにかくしゃべり始めたら止まらない。通訳の谷尻さんはドイツ語は理解できても日本語に変換するのにちょっと時間がいる感じだったのに、とにかく訳す間を与えずどんどん機関銃のようにしゃべるしゃべる。谷尻さんは始終置いてけぼりを食っていた。
○吹くのを聴いてさすがと思ったのは、音符ひとつ決してないがしろにしない態度。受講生がちょいと荒い音を出そうものならすぐさま止めて自分で吹いてみせる。その際、見事なまでにむらのない、しっかりと制御された音で間違いなく吹いてみせる。「悪い見本」をあえてやってみせる時以外は音が炸裂するようなことは決してない。ブレスコントロールの完璧なこと、あきれるほどだ。
○一方、最近のライスターについてよく言われることだが、その音の小ささはやっぱり気になった。どれぐらいの力で吹いているのかははっきりしないが、クレッシェンドしてみせても「これだけ?」ってぐらい音量が上がらなかった。なんか最大音量でも小さい時とさほど変わってるとは思えない。もちろんピアニッシモでも楽器がしっかり鳴りきった素晴らしい音であることは確かなのだが、石森地下であれでは、大ホールでやったらどうなるのか…?
○もうひとつ気になったのは、アーティキレーション等は自分の考えと違うことはことごとく認めようとしないことだった。ブレス位置やスラーのかけ方など、自分の解釈と違うと容赦なく止めて、例のカタコトで「ないデス」と否定して、こうだとばかりに自分で吹いてみせる。中にはけっこう耳慣れない解釈もあって「えっ?」と思ったのだが――。その場でライスター校訂のモーツァルト クラリ ネット協奏曲の楽譜を売ってたので休憩時間に覗いてみたら、本当にそう書かれていた。まあ、40年にわたりクラリネット界のトップに立ち続けた自信がそうさせるのだろうが…。その後もなにかにつけて「ないデス」を連発。僕は密かにライスターのことを「Mr.ないデス」と名づけていた(というのはここだけの話)。
○もちろんハッとさせる所もいくつもあった。特に演奏のカラーを変えていくことにすごいこだわっているのに感心した。スタッカートからレガートのフレーズに移る時、フレーズの頭でタンギングせず(要はノンアタックで)吹き出すよう指示する場面に何度も出くわした。なるほどと思うけども前の調子でつい舌をついてしまうような所だからけっこう難しい。ライスターはこういう所をもう何度も何度も考えつつ繰り返し練習して自分のものにしたんだろうな、と彼の努力を垣間見たような気になった。
(どうもライスターはフレーズの頭をノンアタックで吹き出すことにけっこうこだわっているように見えた。)
その他、カラーを変えるために様々な替え指をとっかえひっかえ使わせようとしたりしていた。クラリオン音域のB音は指が4種類あるから、最初はこっちを使って次に出てくるここでは別の指を使って…なんて細かく指定してくる。「指の都合」だなんて言ってるのは未熟者の証拠だと言わんばかりに…。
○「ないデス」と共にライスターがよく発した言葉に「Freude」がある。大概両手を拡げて「Freude!」と大声で叫んでいた。要は音楽は「Freude(喜び)」である、喜びを持って演奏せよ、ということらしい。
以下、質疑応答。
Q.現在使っているマウスピースとリードは?
A.ヴーリッツァーのマウスピースにV12をつけている。
(これは前から噂は聞いてたけど、本人の口から確認が取れた感じです。ちなみにEsクラ用ではなく普通のB管用のリードだそうです)
Q.西欧では小さい頃にEsクラなど小さいクラリネットから練習を始めると聞いたが、ライスターさんもやはりそうですか?
A.自分がクラリネットを始めたのは12歳の時だから、最初から普通のB管だった。体がちゃんと成長してないうちからクラリネットを始めるのは感心しない。
Q.毎日やっている基礎練習はどんなものがありますか?
A.自分は10代の頃に猛練習した。(1日8〜10時間) その頃の蓄積があるので、今は会場に来てそこで吹く事自体が練習で、とりたててスケールなどはやってない(またその時間もない)。若い頃は楽しいこともたくさんあるけど、それを我慢してまだ体の柔らかいうちにしっかり基礎を積み上げる事が重要だ。成人してからあわてても遅い。(レイトスターターにはキツイ一言です)
とにかく若いうちはたくさん練習しなさい。タンギングの練習はとにかく舌の付け根(顎の奥)が痛くなるぐらい必死でやらなければ速くならない。
全体の印象としては、ライスター氏は唯我独尊と紙一重の所まで自信に満ち溢れていて、またそれに見合うだけの実力をきちんと持った人でした。ほんと、この人のブレスコントロールの妙だけは文句のつけようがありません。
○さすがにこれだけしょっちゅう日本に来ているせいか、日本語にもけっこう慣れているらしく、しょっちゅうカタコト日本語が混じる。最初のうちはライスターの口から日本語が出る度に観客から笑いが漏れていたが、あんまり頻出するのですぐに受けなくなった。
○以前プリンツの公開クリニックがあった時は、プリンツは楽器に一切触らず、ひたすら言葉でアドヴァイスしていたが、ライスターは逆に常に楽器を手から離さず、隙あらば吹いてみせようと待ちかまえているようだった。自らお手本を見せると言うより、目立ちたがり?
○進め方も思い切りマイペース。とにかくしゃべり始めたら止まらない。通訳の谷尻さんはドイツ語は理解できても日本語に変換するのにちょっと時間がいる感じだったのに、とにかく訳す間を与えずどんどん機関銃のようにしゃべるしゃべる。谷尻さんは始終置いてけぼりを食っていた。
○吹くのを聴いてさすがと思ったのは、音符ひとつ決してないがしろにしない態度。受講生がちょいと荒い音を出そうものならすぐさま止めて自分で吹いてみせる。その際、見事なまでにむらのない、しっかりと制御された音で間違いなく吹いてみせる。「悪い見本」をあえてやってみせる時以外は音が炸裂するようなことは決してない。ブレスコントロールの完璧なこと、あきれるほどだ。
○一方、最近のライスターについてよく言われることだが、その音の小ささはやっぱり気になった。どれぐらいの力で吹いているのかははっきりしないが、クレッシェンドしてみせても「これだけ?」ってぐらい音量が上がらなかった。なんか最大音量でも小さい時とさほど変わってるとは思えない。もちろんピアニッシモでも楽器がしっかり鳴りきった素晴らしい音であることは確かなのだが、石森地下であれでは、大ホールでやったらどうなるのか…?
○もうひとつ気になったのは、アーティキレーション等は自分の考えと違うことはことごとく認めようとしないことだった。ブレス位置やスラーのかけ方など、自分の解釈と違うと容赦なく止めて、例のカタコトで「ないデス」と否定して、こうだとばかりに自分で吹いてみせる。中にはけっこう耳慣れない解釈もあって「えっ?」と思ったのだが――。その場でライスター校訂のモーツァルト クラリ ネット協奏曲の楽譜を売ってたので休憩時間に覗いてみたら、本当にそう書かれていた。まあ、40年にわたりクラリネット界のトップに立ち続けた自信がそうさせるのだろうが…。その後もなにかにつけて「ないデス」を連発。僕は密かにライスターのことを「Mr.ないデス」と名づけていた(というのはここだけの話)。
○もちろんハッとさせる所もいくつもあった。特に演奏のカラーを変えていくことにすごいこだわっているのに感心した。スタッカートからレガートのフレーズに移る時、フレーズの頭でタンギングせず(要はノンアタックで)吹き出すよう指示する場面に何度も出くわした。なるほどと思うけども前の調子でつい舌をついてしまうような所だからけっこう難しい。ライスターはこういう所をもう何度も何度も考えつつ繰り返し練習して自分のものにしたんだろうな、と彼の努力を垣間見たような気になった。
(どうもライスターはフレーズの頭をノンアタックで吹き出すことにけっこうこだわっているように見えた。)
その他、カラーを変えるために様々な替え指をとっかえひっかえ使わせようとしたりしていた。クラリオン音域のB音は指が4種類あるから、最初はこっちを使って次に出てくるここでは別の指を使って…なんて細かく指定してくる。「指の都合」だなんて言ってるのは未熟者の証拠だと言わんばかりに…。
○「ないデス」と共にライスターがよく発した言葉に「Freude」がある。大概両手を拡げて「Freude!」と大声で叫んでいた。要は音楽は「Freude(喜び)」である、喜びを持って演奏せよ、ということらしい。
以下、質疑応答。
Q.現在使っているマウスピースとリードは?
A.ヴーリッツァーのマウスピースにV12をつけている。
(これは前から噂は聞いてたけど、本人の口から確認が取れた感じです。ちなみにEsクラ用ではなく普通のB管用のリードだそうです)
Q.西欧では小さい頃にEsクラなど小さいクラリネットから練習を始めると聞いたが、ライスターさんもやはりそうですか?
A.自分がクラリネットを始めたのは12歳の時だから、最初から普通のB管だった。体がちゃんと成長してないうちからクラリネットを始めるのは感心しない。
Q.毎日やっている基礎練習はどんなものがありますか?
A.自分は10代の頃に猛練習した。(1日8〜10時間) その頃の蓄積があるので、今は会場に来てそこで吹く事自体が練習で、とりたててスケールなどはやってない(またその時間もない)。若い頃は楽しいこともたくさんあるけど、それを我慢してまだ体の柔らかいうちにしっかり基礎を積み上げる事が重要だ。成人してからあわてても遅い。(レイトスターターにはキツイ一言です)
とにかく若いうちはたくさん練習しなさい。タンギングの練習はとにかく舌の付け根(顎の奥)が痛くなるぐらい必死でやらなければ速くならない。
全体の印象としては、ライスター氏は唯我独尊と紙一重の所まで自信に満ち溢れていて、またそれに見合うだけの実力をきちんと持った人でした。ほんと、この人のブレスコントロールの妙だけは文句のつけようがありません。