2007年04月20日
ホルツの会例会報告 2007年4月15日(日)
この日の例会は新大久保のスタジオ・Vで行われました。
プロの先生方は小林先生と坂本先生がいらっしゃいました。
また、新規入会の方として、フレンチベーム使いの若手プロのOさんが
いらっしゃいました。金子代表のハンマーシュミットを借りて、
初めてドイツ管を手にしていきなり合奏で吹いておられました。
加えてこの日の話題の目玉としては、Mさんがシュミードル教授がかつて
ご使用されたハンマーシュミットを購入され、その楽器をお持ちいただいたこと
でした。同教授が実際に使用されたと思われるリードも入っていて、
話題騒然となりました。楽器の方は、出席メンバーで回し吹きの刑に処せられまた。
この日の練習は、9月に大分で開催される日本クラリネット協会主催のフェストを見越して演奏予定としている曲、モーツァルト「ディベルティメントK.136」と
レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア 第三組曲」を練習しました。
いずれも坂本先生のアレンジ譜を使用しました。
まず始めにモーツァルトを、小林先生のご指導で。
第一楽章を一度通したところで、小林先生から重要なアドバイスがありました。
「みなさんお持ちの中で一番軽いリードで吹いてみて下さい。それで締め付けないアンブシュアで力まずに楽に息を入れて下さい。そうして、例えば冒頭の1番クラのラの全音符を、そのパートを担当するメンバーで一緒に自然にスーッと吹いた時に自然に音程がピッタリ合う、そういう状況を作っておくことが大事です。みなさん楽器や仕掛けがめいめいであるわけですが、自分の楽器のクセを把握することも含め、自然に吹いた時に集団で合うように、意識して想定して、普段から吹いていることが大切です」
このアドバイス一つで、気のせいかいくらかサウンドが豊かになり、全体の音色がまとまるように変化したような気がしました。
さらに先生が「その調子で、フォルテになった時には、その吹き方のままで息の量だけが増えるようにするんです」と。
なかなか言われてすぐに実践するのは難しかったですが、基本の考え方や、プロの現場でのノウハウを教えていただいたように思いました。
休憩時間をはさみ、後半はレスピーギを、今度は坂本先生のご指導で練習しました。
この曲は初見大会となりましたので、まだ演奏として目鼻が付くところまではいかず、曲の構造をおおよそ理解する段階となりました。
私はこの曲ではバセットを担当しました。バセットはディヴィジ含め計4パートに分かれていますが、一番下のパートはバスクラとの重なりが、一番上のパートは並クラ3、4番との重なりがそれぞれ多く、その役割分担が重要になると感じましたので、これを本番でやる際には、バセットは必要人数および人選は早めに決めて、スコア参照しながらパート内で打ち合わせをしながら担当を決める必要があると感じました。
(実は私もこの曲は比較的最近自分で木管五重奏用にアレンジして音出しした経験があるので判るのですが、この曲の原曲は弦楽合奏ですが、スコア上ディヴィジがすごく多いんですね)
並クラの上の方のパートの方々はアルテッシモ音域でとても音色や音程に苦労するように見受けられました。本番のパートはやはり早めに決めるに越したことはないと感じました。
私は個人的にこの曲の第三・第四楽章が大好きで、特に第四楽章はぞくぞく来る感じです。
個人の経験から蛇足ですが、この第四楽章の譜面の書き方ではリピートの書き方に特徴があって、繰り返しの1番・2番カッコがフレーズの最初の1小節目、リピートで戻ったところが2小節目、という感じで、慣れないとちょっと戸惑うと思います。一度パート譜を見ながら原曲の音源を聴くと構造がわかり、良いと思います。
アフター懇親会は定番のやる気茶屋で、大いにやる気を出したようでした。
私は帰りのバス時刻のため中途退席しましたので、この続きはどなたかに補足お願いします。
(文責 さくらんぼ)
プロの先生方は小林先生と坂本先生がいらっしゃいました。
また、新規入会の方として、フレンチベーム使いの若手プロのOさんが
いらっしゃいました。金子代表のハンマーシュミットを借りて、
初めてドイツ管を手にしていきなり合奏で吹いておられました。
加えてこの日の話題の目玉としては、Mさんがシュミードル教授がかつて
ご使用されたハンマーシュミットを購入され、その楽器をお持ちいただいたこと
でした。同教授が実際に使用されたと思われるリードも入っていて、
話題騒然となりました。楽器の方は、出席メンバーで回し吹きの刑に処せられまた。
この日の練習は、9月に大分で開催される日本クラリネット協会主催のフェストを見越して演奏予定としている曲、モーツァルト「ディベルティメントK.136」と
レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア 第三組曲」を練習しました。
いずれも坂本先生のアレンジ譜を使用しました。
まず始めにモーツァルトを、小林先生のご指導で。
第一楽章を一度通したところで、小林先生から重要なアドバイスがありました。
「みなさんお持ちの中で一番軽いリードで吹いてみて下さい。それで締め付けないアンブシュアで力まずに楽に息を入れて下さい。そうして、例えば冒頭の1番クラのラの全音符を、そのパートを担当するメンバーで一緒に自然にスーッと吹いた時に自然に音程がピッタリ合う、そういう状況を作っておくことが大事です。みなさん楽器や仕掛けがめいめいであるわけですが、自分の楽器のクセを把握することも含め、自然に吹いた時に集団で合うように、意識して想定して、普段から吹いていることが大切です」
このアドバイス一つで、気のせいかいくらかサウンドが豊かになり、全体の音色がまとまるように変化したような気がしました。
さらに先生が「その調子で、フォルテになった時には、その吹き方のままで息の量だけが増えるようにするんです」と。
なかなか言われてすぐに実践するのは難しかったですが、基本の考え方や、プロの現場でのノウハウを教えていただいたように思いました。
休憩時間をはさみ、後半はレスピーギを、今度は坂本先生のご指導で練習しました。
この曲は初見大会となりましたので、まだ演奏として目鼻が付くところまではいかず、曲の構造をおおよそ理解する段階となりました。
私はこの曲ではバセットを担当しました。バセットはディヴィジ含め計4パートに分かれていますが、一番下のパートはバスクラとの重なりが、一番上のパートは並クラ3、4番との重なりがそれぞれ多く、その役割分担が重要になると感じましたので、これを本番でやる際には、バセットは必要人数および人選は早めに決めて、スコア参照しながらパート内で打ち合わせをしながら担当を決める必要があると感じました。
(実は私もこの曲は比較的最近自分で木管五重奏用にアレンジして音出しした経験があるので判るのですが、この曲の原曲は弦楽合奏ですが、スコア上ディヴィジがすごく多いんですね)
並クラの上の方のパートの方々はアルテッシモ音域でとても音色や音程に苦労するように見受けられました。本番のパートはやはり早めに決めるに越したことはないと感じました。
私は個人的にこの曲の第三・第四楽章が大好きで、特に第四楽章はぞくぞく来る感じです。
個人の経験から蛇足ですが、この第四楽章の譜面の書き方ではリピートの書き方に特徴があって、繰り返しの1番・2番カッコがフレーズの最初の1小節目、リピートで戻ったところが2小節目、という感じで、慣れないとちょっと戸惑うと思います。一度パート譜を見ながら原曲の音源を聴くと構造がわかり、良いと思います。
アフター懇親会は定番のやる気茶屋で、大いにやる気を出したようでした。
私は帰りのバス時刻のため中途退席しましたので、この続きはどなたかに補足お願いします。
(文責 さくらんぼ)
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この記事へのコメント
1. Posted by ふぃお 2007年04月26日 21:39
教授の2枚のリードには鉛筆で、「MJ(またはM1?MT?)」と「SS」と書かれていたのです。識別のためと思われますが、謎です。
やっとブログのページに辿り着けたので
コメント書いてみました。
やっとブログのページに辿り着けたので
