ご依頼頂いたH様のお母さんが1Fで日常生活できるように計画したプランです。
2Fは、孫たちのために・・・そんな将来も見据えたプラン作りです。
これも、H様のお宅がこの家に隣接しているという
立地条件があっこそ、可能となるプランかもしれませんね。
H邸南
南側に道路が接し、西側(上写真で左側)にはH邸が隣接しています。
建物は、レンガ積により世代を超えた耐久性と風情を得ています。
ダイニングが大きく突き出す形状により、屋根形状も含めてアクセントとなりました。
建物前面には、広大なガレージを据え、ガレージ内には、車を2台、
荷降しや車のメンテナンスが容易となるように余裕のある大きさとしています。
ガレージの屋根には、H邸と今回の新H邸が垣根なしに利用できるように、
広々とした階段でアクセスできるよう工夫しました。
これによって、リビング、ダイニングから見られるガレージの圧迫感も薄れ、
H邸の庭をも新H邸の庭として取り込んだ広々感のあるプランとなりました。
H邸西
西側には、南道路より伸びるスロープの先に、玄関が現れます。
この模型では表現できませんでしたが、この玄関へは、
西側H邸のサービスポーチを通じてアクセスできるように通路を設けました。
ガレージ背面の階段の折り返し形状が確認できます。
H邸東
東側からは、1Fにウッドデッキを有したリビング、
その奥にはたくさんの窓を有したダイニング、
そしてリビングの上となる2Fには、テラスを有した主寝室が見られます。
東の壁には、リビングにセットした薪ストーブの煙突がアクセントとなりました。
H邸分解
模型の分解です。
今回は作業工程上プラン図をベースに模型化しました。
敢えて白模型にすることで、より形状のリアルさを感じ、
見る人それぞれによって、イメージ着色してもらえる、
そんな自由度があると思います。プラン図はこちら
で、実物では、このようになりました。






h1
ビルトインを予定したガレージは、門型のシャッターとカーポートになりました。
残念ながら、薪ストーブも却下。ですから、煙突がありません。
門柱は建物レンガを使いました。
門型のタイルレンガへ建物レンガを流用することができず残念なところでした。
左隣に見えるのがH様の本宅です。レンガ積みのお家が2棟並んでいる姿は
周囲とは隔世の感がありますね。まるでカナダ!