2007年03月19日

あの上祐史浩が、今、ミクシィに出没した意図を探る

1995年。
思えば、国中がオウム真理教に震撼させられた年でした。
日夜報道されるかの集団の引き起こした無差別テロ事件等々。
そんな中、ひとりの男が世間の注目を集めました。
オウム広報・上祐史浩。宗教名・マイトレーヤ。
教団最高位正大師である彼は、オウムの顔であると同時に1995年の顔でもありました。

その上祐氏が、地下鉄サリン事件12周年を直近にひかえた今日この頃、またしても世間の注目を集めています。
オウム真理教から名を変えたアーレフからの脱退、新団体の設立宣言に引き続き時を経ずして、あの会員制SNS・ミクシィ(同名会社運営、代表取締役・笠原健治)に出現…
周知のとおりです。

オウムと袂を分かつという行動は、予測されていました。
既に強制捜査当時から言われていた。彼と別幹部・野田成人氏(宗教名・ヴァジラティクシュナー)とは犬猿の仲、一緒にやることなど出来ようはずもないので、必ずやオウムは分裂するであろう、と。
むしろ遅きに失した感さえあります。

これに対して、ミクシィ出没の方はと言えば。
正直予想できませんでした。少なくても僕は驚かされました。
うん、どこから話していけば、と言ったところです。

ある意味、これもまた「遅きに失した」の部類でしょう。
というのは、上祐氏が既に以前からmixiをやっていたであろうことは想像に難くないからです。
ねえ? オウムというのはPCやネットに長けた集団でしたでしょう?
事件当時から色々やっていた彼らが、mixiを素通りしている訳がありません。

そしてmixiです。
昨今色々報じられてますから、会員でない方もご存知でしょう? あの会員紹介システムというのは極めていい加減なものです。
いくらでも「架空人格」で登録することができる。
増してや今現在は、実名登録義務付けを外してしまってますから尚のことです。

そんな中、何で今、敢えて上祐史浩の名前を出して「ミクシィをはじめた」のかなんですよ。
これによって、どのような波及が返ってくるかから逆算するといいでしょう。

オウム真理教、現アーレフは周知のとおり、団体規制法による公安調査庁観察処分の対象です。
その分派もまた同じ、上祐派もまた公安庁の監視を受けています。
その上祐史浩氏がmixiに出没したなれば…
当然、公安調査庁はミクシィを観察しますよね。
そう、会員以外は(たとえ公権といえど)閲覧することができないとされている、あのmixiを。

僕には正直、上祐氏の真意は測りかねます。
でもね、この傾向は歓迎できるところですよ。
思えば、昨夏のことでした。(カルト)宗教団体・摂理なるものが世間を騒がせたのは。
その折、僕は別の場所にこう書いたんですけどね。

> うーん…
> 確かにねえ。
> 完全会員制は淀みを生みますね。
>
> まあ、アダルト(にひっかかる)くらいは自己責任ってことでいいと思うんですけど、例えばカルトが素性を隠して入ってきたら?
> あの摂理あたりだって、キリスト教勉強会なり一条ゆかり同好サークルなりを作って、それを隠れ蓑に信者集めができるわけです。
>
> 去年の夏あたりでしたっけ? オウムの小宮娘が、ライブドアブログで大々的な資金集めして、ちょっとした騒動になったのは。
> オープンなブログで堂々顔写真晒したとしても、あれだけ大手を振ることができるんです。
> mixiのような完全治外法権、町方の入ることのできない寺社領みたくなスペースでやられたとなったら、こりゃヤバいですぞ。(06.8.15)

正体を隠してのカルト布教など、いともたやすく出来るmixiという閉鎖コム…
みすみす、そのチャンスを捨て去り、実名でデモンストレートをかけた上祐史浩氏…

彼が公安のS(スパイ)であるという風評は、これもまた1995年当時から流れていることです。

  

この記事へのお問い合わせ・ご意見はメール