皆さんこんにちは。今日は朝から某お客様の土地のお引渡しがありましたので、名
古屋の中心部にある都市銀行さんに出掛けてきました。

 このお客様、もう半年以上も懇意にさせて頂いており、気の置けない間柄でお付き
合いさせて頂いてきていましたが、今朝奥様にお会いした所、どうもご機嫌斜めなご
様子・・・。
 
 「何かあったのかなぁ?」 とか
 「悪いとおっしゃて見えた、下のお子さんの具合が悪化したのかなぁ?」

などと思っておりましたが、売主さん、司法書士、別れの業者さんが全員集まった所
で、奥様から

 「ちょっと良いですか?」

とお言葉があり、一瞬で場の雰囲気が固まりました。

 奥様曰く、

 「ここ数日、色々バタバタさせられ、あらかじめ主人が不在と言う事が判っていな
がらにして、何故今日引き渡しをする必要があったのですか?
 又、今日引き渡しだと言うのに、最終の諸費用の提示があったのは、僅か3日前。
これでは、全く準備が出来ませんでした。」

と発言されました。
 瞬間、私は凍りつきました。確かに、ご主人さんが海外出張である事は知っていまし
たし、その前提で予め銀行さんにご夫婦で出向いて頂き、必要な処理をして頂いてい
ましたから、この件はご承知頂いているものと勝手に思い込んでいました。

 又、ご主人ご不在乍ら、今日をお引渡し日に選んだのは、当初から売主さんから1
0月中には引渡しを終えたいと言うご意向を伺っており、これに沿って銀行さんと何
度も打ち合わせを重ね、その間、2回の紆余曲折を経て前日迄諸手続きに追われなが
らも、何とか今日を迎えたものでして、こちらも売主さん・銀行さんのご事情が強く
影響していたとは言え、一応ご了解済みとの認識でおりました。

 諸費用については、随分前になりますが、ご購入頂いた土地にお決め頂く際に、
諸費用の概算書をお渡ししていましたし、当社の手数料については、ご契約時のご案
内に総額のご案内を済ませておりまして、最後まで判明しなかった登記費用が判明次
第、速やかにお届けしたつもりでした。


 ・・・でも、ここで振り返ってみますと、買主さんへのケアがおろそかになってい
た事に気付きました。
 確かに、売主さんサイドのトラブルや、銀行のローン担当者とのやり取りで忙殺さ
れていましたが、買主さんは、不動産を初めて購入なさる、いわば「素人」です。
 不動産を売買された事の無い方にとっては、不動産にまつわる諸作業は、全て初め
てされる事ばかりで、ただでさえ戸惑われる事が多い筈ですね?
 売主さんは、不動産業者さんですから、プロですし、銀行担当者もプロです。勿論
私も・・・。そのプロ達が、各自自分の事情で走り回り、結果として買主さんにご迷
惑をお掛けし、ご不安を与えてしまった事は、痛恨の極みです。

 ○○さん、今回の進捗については、本当にご不安とご迷惑をお掛けし、申し訳あり
ませんでした。深く反省致します。
 又、今回の事を良く心に刻み、より一層お客様の為に尽くす事が出来る不動産会社
を目指して行く所存です。

 来週改めてご主人様がご帰国された後に、ご報告に上がる予定にしております。

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