(※19/4/24〜5/2のベトナム北部周遊記です。4日目の4/27はニンビン→チャンアン→ニンビン→ラオカイ→サパ)
今回はチャンアン観光のご紹介です。
チャンアンは、石灰岩の奇岩が連なったカルスト地形だ。考古学的にも珍しく、かつ美しい景観で人気の観光地である。古都ホアルーの遺跡群、タムコックなどと共に2014年に複合遺産としてユネスコの世界遺産に登録された。
チャンアンには48の鍾乳洞があり、そのうちの9つの洞窟と3つの祠や寺院を巡る3時間のボートツアーが定番だそうだ。
入場すると、ボート乗り場の係員が「どのコースにしますか?」と聞いてきた。
「3時間コース」と答えると「ベリーグー!ナンバーワン」と笑顔で親指を立てていた。わかりやすいね(笑)。
ボートは乗り合いになっており、この方々が先に乗船。
メンバーは、おばちゃん仲間5人、そのうちの一人の娘さん、そして孫娘の女子7人グループだ。
ボートは4人乗りなので4人、3人と二艘に分かれ、3人のおばちゃんの乗るボートにご一緒させていただくことになった。
船頭さんが全員に救命胴衣を配り、いよいよボートツアーの開始となった。
ボートが船着き場を離れてすぐ、前のおばちゃんがオールを手にボートを漕ぎ始めた。
けっこう慣れた手つきだったのにはビックリ。
すると、右隣のおばちゃんもボートを漕ぎ始めたではないか。
この人も手馴れている。もしかして漁業関係の方?
二人を優しい眼差しで見守る船頭さん。
ゆっくりと、無駄に力をかけることなく長いオールを自在に操っている。
さすがこの人はプロだな〜。後ろにいてもらうと非常に心強いっす。
間もなくチャンアンの奇岩群が近づいてきた。
奇岩の間を川が流れるチャンアンは、別名「陸のハロン湾」とも呼ばれている。
昨日のクルーズ船もよかったが、手漕ぎ船でのんびりと水面の高さから絶景を見上げるのもまたよい。
隣のおばちゃんが奇岩のひとつを指さしてなにか言っている。
なんだろうとカメラをズームしてみると、なんと奇岩の岩肌に2頭のヤギがいた。
ヤギはニンビンの名物料理として有名だが、あれは野生なんだろうか?
川岸に寺院が見えたところで下船。
「長安突府」と書いてある。ベトナム語でなんという寺院かはわからない。
中に入ると、全員が熱心に祈っていたのが印象的だった。
参拝後、再び手漕ぎ船に乗船し、10分ほどで前方に洞窟が見えてきた。
前を行く船が間もなく洞窟に入ろうとしている。
この時はおしゃべりしたりベトナム歌謡を歌ったりでおばちゃんたちは「かしまし娘」状態だった。
洞窟の入口が目の前に迫ってくる。
入口の正面上部に「トイ洞窟(320メートル)」と書いてあった。
にぎやかだったおばちゃんたちはおとなしくなり、ちょっと不安そうな表情を浮かべている。
こんな低い洞窟に本当に入れるのだろうか?
洞窟内に入ると、ところどころに電球が設置されているので真っ暗闇というわけではない。
画像は暗くてわかりづらいけど、頭をかがめなければならないほど低い位置まで鍾乳石が迫りくる。
おばちゃんたちの表情も真剣そのもので、全長320メートル、所要時間10分弱が倍以上に長く感じられた。
とりあえず皆さん無事でめでたしめでたし。つづく。
Posted by honakaki_2gou at 08:48│
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