はやりのごとく

咲-Saki-。シノハユ。瑞原。

たまにはこんなところで。【SS】

「じゃあな、はやり!」 「また今度」
 「お二人でごゆっくり」
 「もう!」
 「あはは…」 私の誕生日をお祝いしてくれた閑無ちゃん杏果ちゃん玲奈ちゃんとお別れする。 皆がお誕生回をしてくれた松江の茶町商店街は、残念ながら年を追うごと廃れていってて、まだ2

人は何かを得る喜びより、何か損をする恐怖の方が大きい。 例えば、コイントスで表が出て3万円もらえる可能性より、裏が出て2万円支払うリスクを恐れる。 だから多くの人はそのコイントスにチャレンジしない。 損失回避の法則とか言うらしい。 きっと今私が感じてい

「慕ちゃん元気?今日は何してたのー?ちゃんとごはんたべた?」 そんなお母さんみたいなLINEがはやりちゃんから来た。 本当なら喜んで返信すべきなんだろうけど。 「部屋の掃除して麻雀の本読んでたよ。今日はボロネーゼ作って食べた」 
昔おじさんが作ったレシピ

高校に不法侵入してきた大学生が、なんだか一生懸命紙に文字を書いている。 この大学生、突然部室に乗り込んでくるなり、そのカリスマ性と佇まいで、新入生達全員を骨抜きにしたもんだからタチが悪い。 まぁ確かに、大学生になって垢抜けたアンタにはわしもドキッとし

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