浩子「先輩!ついにできましたで!」バターン

セーラ「うわっ!?ビックリした!フナQか…」

セーラ「なんやねんその手に持ってるマクラ…」

浩子「フッフッフ…よくぞ聞いてくれましたね…これはただのマクラちゃいます」

浩子「中を見てください」グイッ

セーラ「ん?機械がはいってるな」

浩子「そうです。なんとこのマクラと一緒に寝ると、眠ってる間に勉強ができるんです」

浩子「眠ってる間にこの機械が電磁波で知識を頭に送り込むんですわ」

セーラ「なんやそれ凄いやん」

浩子「言うても試作段階だから英語の勉強しかできませんけど。それでも眠ってるうちに英語ができるようになる筈です」

浩子「どうです先輩?早速使ってみません?」

セーラ「フナQは使わんのか?」

浩子「私はもう英語できるんですよねぇ…。だからここは英語苦手な先輩に使ってもらお思いまして」

セーラ「なるほど、そういうことなら任してや!…なんやこれで英語の授業も余裕の良子ちゃんやな!」

浩子「どこのトッププロですか。まぁ、とりあえず1ヶ月でかなり上達する筈です」

セーラ「オッケー!」


〜1ヶ月後〜

セーラ「なぁフナQ、俺全然英語喋れるようになれへんで…」

浩子「えぇ…ホンマですか…」

浩子「壊れてはないし、うーん…計算間違ったんでしょか…」

セーラ「なんかもうええわー、返すわコレ」

浩子「なんかスイマセンでした…」


〜数日後〜

怜「それにしても今日のセーラはおもろかったな」

泉「何したんです?」

怜「いやぁセーラ授業中寝てたんやけどなー、なんとそん時英語で寝言喋ってんねん」

竜華「しかもめちゃくちゃ発音よかったしなぁ」

泉「へー、江口先輩英語上手いんですねぇ…」

怜「いや英語の成績はいつも悪いで」

竜華「うん。いつも教科書読めてへんし」

怜「ちなみにセーラはそれで寝てたのバレて、ただいま絶賛補習中や」

泉「何やってんですか…」

浩子「…」

浩子(な、なるほど…!)

浩子(やっぱりあのマクラは効果があったんや…)

浩子(でも)


浩子(眠ってる間の勉強が役に立つのは、眠ってる時だけだった)


浩子(そういうことやったんやな)

浩子「なるほどな、やっぱ世の中そう上手くはいかんかー」

浩子「そもそも眠りながら勉強なんて楽しよう思ったのが間違いやったな。これじゃオバちゃんに怒られてまうわ」

浩子「…うん。このマクラはネットオークションにでも出すか」

浩子「ここで安易に破棄しないとこが関西人やで」

怜(…そういやフナQも結構一人で喋ってる時あるよな…)


〜数ヶ月後。某所〜

「なんか最近の姫様、英語で喋ること多くないですか?」


カン!




竜華「トロちゃん」に続いての星新一パロ。

今回は「新発明のマクラ」という話とフナQでした。