クラ平中旅行in広島③

その昔、連合艦隊司令長官に憧れた小学生がいた。
実際には、戦後の日本に連合艦隊なるものは存在しなくなってしまったのだが、まあ、ミリタリーオタクの先駆けのような少年であったわけだ。
最初は笑っていた両親も、そのうちに子供の行く末に不安を覚え、彼に戦史・戦記関係の趣味を禁じた。仕方なく彼は城郭関係に興味を移行し、優雅な城から都会に消えた城跡を巡り歩く城マニアのはしりともなった。
その後は平々凡々とした学生となるが、幼少時の思い出は消えず、高2になってようやく訪れることができたのが広島・呉。
そう、広島県といえば呉・江田島。海軍の街である。当時は物静かな海の街だったような記憶なのだが、 こんなことや


こんなことになっていた。
いわゆる大和ブーム再燃の賜物なのだろうが、大和ミュージアムなどができ、驚くほど観光客でにぎわっていた。
時代は変わるのだねえ～などと、海軍の麦酒屋さんというお店で地ビールを堪能しつつ、物思いにふけっておりました。
さらば広島、また会う日まで

クラ平中旅行in広島②

とにもかくにも楽しいコンペだった。
広島・愛媛・岡山の強いクライマー達にも会えたし、なんといっても、あれほど集中してダブルダイノに取り組む機会もめったにないだろう。

同じ頃、遠い埼玉の地ではＴ門君がリードで戦っていた。戦況を互いに報告しあい、一本目は見事完登。
頑張った見たかった。
二本目は惜しくもフォールしてしまったとのことだったが、得るもの十分のコンペ参加だったと思う。
お疲れ様でした

さて、コンペの帰り際、とりあえず缶ビールを2本空けつつ広島駅へ。しみたねえー。
駅ビルの飲み屋で所の海産物を肴に日本酒スパーリングで乾杯。何たらこんたら貝(名前忘れた)が美味だったねえー。
ちょっとほろ酔いで街を探索すると、川沿いに小洒落たお店を発見


心地好かったが、足が蚊にさされまくった。
陽は暮れ、夜の広島城

さすが山陽一の大都市広島飽きることはない。

クラ平中旅行in広島①

何事にもきっかけ、そして踏ん切りというものが必要である。
いまから25年以上前、まだ高校2年だったと思うが、広島にひとり旅する機会があった。やはり暑い夏の季節だったが、歳とともに記憶は色あせつつあっても、楽しい若き日の一ページである。
いま一度、機会があれば訪れてみたいと思ってはいても、如何せん広島は遠い。考えてみれば、車を運転するようになって以降、京都より西に向かったことがなかった。さすがに広島まで車で行く気にはならないし。まあ、きっかけがなかったのである。

で、きっかけをつくりました。
クライムセンターＣＥＲＯＣ5ツアー第一戦ボルダリングコンペ参加

広島に行けて、しかもクライミングもできちゃう。おまけにコンペは土曜だから、夜から飲んだくれて、日曜も十分に観光出来ちゃう(行きたい所は最初から決まっている)まさに一石二鳥。
くどいようだが、すべてはきっかけ




参加してきました
金曜日に東京を発ち新幹線で広島へ。25年前と同じく路面電車が走っていた。感動
さて翌日。ＣＥＲＯは広島駅からひと駅乗って、天神川という駅から700メートルとのことだったが、地元じゃなきゃちょっとわかんないかな仕方なく、見るからにクライマーらしきお兄ちゃんを尾行して無事に到着しました。
参加はミドル。１時間×2
のセッション方式。課題は20。
全体的にアットホームでのんびりとした空気のおかげで、完全アウェーながら頑張ることができました。それにしても暑かった。着替えが足らずに外に干すほどだった。それすら30分で乾いていたが
さて、ラスト30分で18課題を登って、残りひとつはボーナスクリア。だが、ボーナスすらとれない課題はまたしてもダブルダイノだった
｢カアー頭きた～｣
誰も聞いてはくれなかったが、せっかく広島まできたんだし、ちまちま残り時間を過ごすならすべてダブルダイノに注ぎ込もうときめて、飛んだ、飛んだ。
頭からマットに落ち続け、それでも止まらず、さすがに脳震盪寸前でタイムアップ。
気がつくと、いつの間にか左手の人差し指が5～6ミリほど裂けていた 年甲斐ないねえ～。
なんとか決勝の３人に残り、地元高校生とオブザベ一分、ワントライのみの勝負へ。
決勝課題はなんと、
金属手すりからのダブルダイノでした
ん～いかんですねえ～。
予選でも練習していたせいか、ダイノ自体は初めてなんとか止まりましたが、止まったことに満足し、何てことない所で落ちてしまいあっけない3位。
地元高校生、強かった

ＣＥＲＯさんはリードルートも面白そうでした。遠征甲斐のある楽しいコンペで満足満足。

コンペにむけて

日曜日も夜勤明けながらロックに行った。
いつもながらの暑さだったが、前日まで京都旅行だったというＴ門君とリード練習に勤しんだ。僕のオンサイト能力があがるようにと、学力向上に晴明神社のお守りをお土産に買ってきてくれた。
そう、晴明といえば陰陽師、陰陽師といえば・・・いや、これは別の機会に。
彼とジュニアには今週末のベースキャンプコンペが控えている。順位や結果にこだわらず、次の一手に立ち向かってくれれば最高だと思う。なんか偉そうだが、これは自分自身への戒めでもある。
コンペでの刺激が、彼のスランプ解決の糸口になりそうな気がしています。粘りの登りこそ彼の身上。
ガンバ

盆

気がつくと一週間たっていた。あら何やってたかしら？と記憶をたどると、夜勤明けしか思い出せない。
何故かといえば、ただでさえボケもすすんできてるんだけど、８月後半はほとんど夜勤か休みしかないというありえへん勤務のせいだろう。ますますボケがすすんでしまいそうだ。
盆なので15、16日と実家の町田に帰ってきました。ただ、帰っても飲んだくれるだけなのは目に見えていたので、途中、調布に立ち寄ってボルダリングジム ウエストロックさんにお邪魔してきました。
道路が空いてれば実家から車で１時間くらいかな。
ジム周辺は調布市上石原という地名です。そう、知る人ぞ知る新選組局長近藤勇先生の生まれ故郷なんですねえーこれが。したがって周辺地域には新選組の史跡が豊富で、いや、これはまた別の機会に。
野生味あふれるマイホームジムと違い意外に広く綺麗なジムでした。週末にはコンペが行われ、ピナクルコンペのつわものクラスで優勝したＦさんも出場するらしいですよ。
滞在時間は２時間ほど。夜勤明けのせいか､運転のせいか、課題が辛く感じ、4級を落とすのにヒイヒイ言いながら終了しました。
ビジターがなく会員になってしまいましたが、年中無休なのだそうなので、 また正月にお邪魔します。