早くも、沖縄では夏の県大会が始まり、これから高校野球の季節ですね。
中学では中総体の地区大会も終わり、残念ながら敗れてしまった三年生は気持ちを切り替えての高校進学の準備ですね。また、勝ち残りこれから県大会などの上級大会に進まれる方も最後の大会です。
自らの全てを出し切れるように頑張ってください。
さて、中学三年生にとっては高校進学という重要な岐路に立つ訳ですが、高校でも野球をしたいと思っている方にとっては、「野球」そのものを基準に高校を選ぶ方も大勢いらっしゃると思います。
そこで、後悔しないような高校選びをして頂きたいと思って、僕の高校選びのコツをちょっとアドバイスしてみたいと思います。
ちょっと時期的に早いんじゃ?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、その理由については読み進めて頂けると思います。
それと、今回の記事に関しましては、高校野球の影の部分も含みます。それをご理解して頂いたうえで、自分にとって、子どもにとって、生徒にとって最適な高校選びをしてもらいたいと思います。
※非常にダークな部分も含みますので、記事が削除されてしまわないか心配ではありますが、一石投じるくらいの思いで書き進めたいとおもいます。
特待生制度
さて、高校野球で見逃せないのが特待生制度です。
野球の強い私立校ではほとんどの高校で、取り入れている制度です。特に説明する必要もないと思いますが・・・野球の上手い選手に対して、授業料免除等など優遇し選手を集める制度です。
私もコーチとして、選手を特待生として高校に送り出したことがあります。
しかしながら、この特待生制度やはり・・・採用している高校によって、かなり運用に違いがあります。
例え、希望していた高校から特待の誘いがきたとしても、その学校の特待の運用制度を理解せずに入学してしまうと大変なことになってしまいます。
ある地方の私立高校Aの例をあげてみたいと思います。
その、高校は県内では別の私立高校Bとしのぎをけずっており甲子園出場は実質この二校の寡占状態がもう30年近く続いています。
このA高校は一学年30人以上で三学年合わせると100名以上の部員がいます。
一学年約20名程度が、いわゆる特待生です。
この内、約3人程度がA特、6~8人がB特、10名程がC特と特待生にもランクを設けています。
さて、このランクどういったものかというと・・・
A特・・・入学金、授業料の全額免除、野球用具支給など
B特・・・入学金の免除、授業料の何割かを免除など
C特・・・入学金、授業料のどちらかを何割かを免除や制服の支給のみ
といったように、ランク付けしている高校が多いようです。
もちろんながら、A特、B特に関してはチームの中核を担うことを期待されて入学する選手です。
ではC特とは?となりますが
このA高に限って言えばA特やB特の選手はシニアやボーイズで活躍した選手がほとんどで県外出身の選手が多いのですが
C特は県内の軟式出身の選手が多いのが特徴です。
それは何故か?
そのC特の選手が県内の他校に入学してしまった場合
二年後、三年後にA高を脅かす存在になるのを阻止したいのです
C特で入ってきた選手が成長して、レギュラークラスになってくれれば儲けもの、そうならずとも自チームに入れておいて飼い殺してしまえば甲子園出場の為の死角は消せるという魂胆です。
特待制度を導入している学校の全てがこうではありませんが、少なからずこういった学校もあるのです。
都市圏ではあまりないようですが地方の学校で、より顕著です。
そして、意外なことではありますが、特待のランクに限らず特待生で入部した生徒は挫折者も多いです。
これは諸説ありますが、僕は生徒自身がその学校のユニフォームに強い憧れがないからではないかと
思っています。
関東や関西では硬式チームの指導者が密に連絡を取りあい、同じポジションでなるべくかち合わないように進学させていると言います。また、指導者が懇意としている高校へ進学させることもあるようです。その結果、本人が希望しない高校へ入学してしまい、野球をやっている意義そのもを見失い途中で辞めてしまうといいます。
やはり、ある程度その学校のユニフォームに対して憧れがなければ、ちょっとしたことも我慢できなくなってしまうのではないかと思います。
指導者
プロ、アマ限らず指導者が選手に及ぼす影響は大きいものです。高校野球であれば尚更のことですが、選手は高校生ですから野球以外の部分でも選手に及ぼす影響は非常に大きいです。
この人間形成期において、どういった指導者のもとにつくかで選手は良くも悪くも大きく変わります。
そういった意味では、高校選びは指導者選びともいえます。
それだけに指導者には野球の指導だけではなく、人間的にも優れた方が求められますが・・・残念ながらそういった方ばかりではありません。
全国的にも有名な名匠と呼ばれる指導者の方の中にも、到底、指導者としてふさわしいとは思えない方もいらっしゃいます。
これは全国的に有名な某強豪高校の話です。
名門と呼ばれ100名を越す部員のいる高校でレギュラーになれればいうことがありませんが、ベンチ入りメンバーになるのも大変です。三年間、野球だけに精力を注ぎ努力した選手にとってはレギュラーになれないなら、せめてもベンチには入りたいと思うのは当然でしょう。
この選手達にとって、純粋な気持ちを平気で踏みにじる指導者の方もいます。
簡潔に言ってしまえば
背番号を売る監督さんがいます
その監督さんは、夏のベンチ入りメンバーを登録する一ヶ月くらい前になるとベンチ入りメンバーの当落選上の3年生の家庭を数件訪ね
「登録メンバーを実力が拮抗している為に決めかねている」
という旨のことを話した上で、
自分の名刺を渡されるようです。そして、その名刺の上には銀行口座が記されているようです。
親としては、三年間頑張っている息子の姿を知っていれば、出来ることならベンチ入りメンバーに入って欲しいと思うのが親心というものでしょう。
その親心を逆手に取った手段で背番号を売るような行為をされる監督さんもいます。
どんなに野球の指導に優れている手腕を持った指導者であっても、このような方に教育はできないでしょう。
大変長くなってしまって、申し訳ありません。
ですが、高校野球にはこういったブラックな部分が少なからずあります。
それを知っていただいた上で、慎重に高校を選んで頂きたいと思いました。
入学してから後悔しても遅いです。というのも高校野球ではやり直しがききません。簡単に転校もできまん。
それでは、どうすればいいのか?ということになりますが・・・ちょっと当初の予定より長くなってしまったので明日改めたいと思います。申し訳ありません。
中学では中総体の地区大会も終わり、残念ながら敗れてしまった三年生は気持ちを切り替えての高校進学の準備ですね。また、勝ち残りこれから県大会などの上級大会に進まれる方も最後の大会です。
自らの全てを出し切れるように頑張ってください。
さて、中学三年生にとっては高校進学という重要な岐路に立つ訳ですが、高校でも野球をしたいと思っている方にとっては、「野球」そのものを基準に高校を選ぶ方も大勢いらっしゃると思います。
そこで、後悔しないような高校選びをして頂きたいと思って、僕の高校選びのコツをちょっとアドバイスしてみたいと思います。
ちょっと時期的に早いんじゃ?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、その理由については読み進めて頂けると思います。
それと、今回の記事に関しましては、高校野球の影の部分も含みます。それをご理解して頂いたうえで、自分にとって、子どもにとって、生徒にとって最適な高校選びをしてもらいたいと思います。
※非常にダークな部分も含みますので、記事が削除されてしまわないか心配ではありますが、一石投じるくらいの思いで書き進めたいとおもいます。
特待生制度
さて、高校野球で見逃せないのが特待生制度です。
野球の強い私立校ではほとんどの高校で、取り入れている制度です。特に説明する必要もないと思いますが・・・野球の上手い選手に対して、授業料免除等など優遇し選手を集める制度です。
私もコーチとして、選手を特待生として高校に送り出したことがあります。
しかしながら、この特待生制度やはり・・・採用している高校によって、かなり運用に違いがあります。
例え、希望していた高校から特待の誘いがきたとしても、その学校の特待の運用制度を理解せずに入学してしまうと大変なことになってしまいます。
ある地方の私立高校Aの例をあげてみたいと思います。
その、高校は県内では別の私立高校Bとしのぎをけずっており甲子園出場は実質この二校の寡占状態がもう30年近く続いています。
このA高校は一学年30人以上で三学年合わせると100名以上の部員がいます。
一学年約20名程度が、いわゆる特待生です。
この内、約3人程度がA特、6~8人がB特、10名程がC特と特待生にもランクを設けています。
さて、このランクどういったものかというと・・・
A特・・・入学金、授業料の全額免除、野球用具支給など
B特・・・入学金の免除、授業料の何割かを免除など
C特・・・入学金、授業料のどちらかを何割かを免除や制服の支給のみ
といったように、ランク付けしている高校が多いようです。
もちろんながら、A特、B特に関してはチームの中核を担うことを期待されて入学する選手です。
ではC特とは?となりますが
このA高に限って言えばA特やB特の選手はシニアやボーイズで活躍した選手がほとんどで県外出身の選手が多いのですが
C特は県内の軟式出身の選手が多いのが特徴です。
それは何故か?
そのC特の選手が県内の他校に入学してしまった場合
二年後、三年後にA高を脅かす存在になるのを阻止したいのです
C特で入ってきた選手が成長して、レギュラークラスになってくれれば儲けもの、そうならずとも自チームに入れておいて飼い殺してしまえば甲子園出場の為の死角は消せるという魂胆です。
特待制度を導入している学校の全てがこうではありませんが、少なからずこういった学校もあるのです。
都市圏ではあまりないようですが地方の学校で、より顕著です。
そして、意外なことではありますが、特待のランクに限らず特待生で入部した生徒は挫折者も多いです。
これは諸説ありますが、僕は生徒自身がその学校のユニフォームに強い憧れがないからではないかと
思っています。
関東や関西では硬式チームの指導者が密に連絡を取りあい、同じポジションでなるべくかち合わないように進学させていると言います。また、指導者が懇意としている高校へ進学させることもあるようです。その結果、本人が希望しない高校へ入学してしまい、野球をやっている意義そのもを見失い途中で辞めてしまうといいます。
やはり、ある程度その学校のユニフォームに対して憧れがなければ、ちょっとしたことも我慢できなくなってしまうのではないかと思います。
指導者
プロ、アマ限らず指導者が選手に及ぼす影響は大きいものです。高校野球であれば尚更のことですが、選手は高校生ですから野球以外の部分でも選手に及ぼす影響は非常に大きいです。
この人間形成期において、どういった指導者のもとにつくかで選手は良くも悪くも大きく変わります。
そういった意味では、高校選びは指導者選びともいえます。
それだけに指導者には野球の指導だけではなく、人間的にも優れた方が求められますが・・・残念ながらそういった方ばかりではありません。
全国的にも有名な名匠と呼ばれる指導者の方の中にも、到底、指導者としてふさわしいとは思えない方もいらっしゃいます。
これは全国的に有名な某強豪高校の話です。
名門と呼ばれ100名を越す部員のいる高校でレギュラーになれればいうことがありませんが、ベンチ入りメンバーになるのも大変です。三年間、野球だけに精力を注ぎ努力した選手にとってはレギュラーになれないなら、せめてもベンチには入りたいと思うのは当然でしょう。
この選手達にとって、純粋な気持ちを平気で踏みにじる指導者の方もいます。
簡潔に言ってしまえば
背番号を売る監督さんがいます
その監督さんは、夏のベンチ入りメンバーを登録する一ヶ月くらい前になるとベンチ入りメンバーの当落選上の3年生の家庭を数件訪ね
「登録メンバーを実力が拮抗している為に決めかねている」
という旨のことを話した上で、
自分の名刺を渡されるようです。そして、その名刺の上には銀行口座が記されているようです。
親としては、三年間頑張っている息子の姿を知っていれば、出来ることならベンチ入りメンバーに入って欲しいと思うのが親心というものでしょう。
その親心を逆手に取った手段で背番号を売るような行為をされる監督さんもいます。
どんなに野球の指導に優れている手腕を持った指導者であっても、このような方に教育はできないでしょう。
大変長くなってしまって、申し訳ありません。
ですが、高校野球にはこういったブラックな部分が少なからずあります。
それを知っていただいた上で、慎重に高校を選んで頂きたいと思いました。
入学してから後悔しても遅いです。というのも高校野球ではやり直しがききません。簡単に転校もできまん。
それでは、どうすればいいのか?ということになりますが・・・ちょっと当初の予定より長くなってしまったので明日改めたいと思います。申し訳ありません。