本店の旅

数あるチェーン店でも、本店や第1号店は別格であり、聖地である。
なぜ、本店で食べれば美味いと思ってしまうのか───
これは、BUBBLE-Bが全国各地を巡り、ひたすら本店の検証を続けるブログである。
それを「本店道」と呼ぶのだ────

丸亀製麺 1号店 加古川店

今や日本を席巻する、破竹の勢いで店舗数を増やしている讃岐うどんのチェーンといえば、丸亀製麺だ。丸亀製麺の1号店は、兵庫県の加古川市にある。


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丸亀製麺なので、香川県の丸亀にあるのではないのか?と思われがちだが、1号店は兵庫県だ。
丸亀と名乗っているのはイメージのためと、トリドールの創業者・社長である粟田貴也氏の実父が隣、坂出市の出身であり、丸亀と縁が深かったということから、丸亀製麺という名前を名乗りだしたという。

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そんな丸亀製麺の1号店は、加古川駅から徒歩15分ほどの所のロードサイドに存在する。やや古いビルの1階に入っている店舗だ。

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その佇まいは、ライバルであるはなるまうどんと比較して後発ながらも、なぜか老舗感を感じる。

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これが丸亀製麺1号店の厨房である。店内で製麺するのが丸亀製麺の最大の特徴である。

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1号店のメニュー。

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これがヌードルセッター。高速で湯切りするマシンである。

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天ぷらコーナー。天ぷらのサクサク感にこだわる丸亀製麺では、作り置きを極力しないために、天ぷらは少なめのストックとなっている。見た目は寂しいが、味を優先させているという姿勢だと言える。

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店内は随分広い。そしてどこか趣がある。チェーン店じゃない店のような雰囲気だ。

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釜揚げうどんアート(?)

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これが丸亀製麺1号店・加古川店のしょうゆうどん・玉子・鶏肉である。
丸亀製麺らしいコシの強さがあり、かつ、弾力性に富む麺であった。そして何より、天ぷらが素晴らしい。作り置きをしないということでサクサクなのは勿論であるが、油が軽く、天ぷらで胃がもたれたりしない感じだ。
この店が最初にあり、今や全国に500店舗近くあるという丸亀製麺。讃岐出身ではないから丸亀製麺は讃岐うどんではない、という讃岐うどんの原理主義のような熱烈な評論も存在するが、丸亀製麺は味に対してとても真面目に追求している印象を受ける。それが今日の展開に繋がっていることは明白だ。
既に全国的に讃岐うどんの代名詞になりつつある丸亀製麺は、本場に対してコンプレックスを抱いていたように思える。その証拠として丸亀製麺は香川県への出店が少ない。特に、丸亀市には既に別の「丸亀製麺」が存在しているということもあり、丸坂製麺と名前を変えて出店している。しかしながら、この2012年1月に香川県2店舗目となる丸亀製麺が出店し、いよいよ本場香川に逆輸入して攻勢をかけ始めた。
丸亀製麺の飛躍は、「本場」へのコンプレックスをバネにしているのだろう。いよいよ讃岐うどんの最終決戦が始まる様相である。


トップメッセージ

はなまるうどん 1号店 木太店

本場のさぬきうどんスタイルを全国に広めた立役者、はなまるうどんの一号店は、さぬきうどんの本場、高松にあった。


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高松駅から琴電で10分の林道駅。そこから徒歩10分のロードサイドに、はなまるうどんの1号店は存在する。

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マンションの1階が店舗となっているが、マンションも店も古さを感じない。それもそのはず、はなまるうどん自体まだまだ新しいチェーン店であり、2000年の創業なのだ。

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ここ1号店は、他店でよく見るオレンジ色を多用したファンシーな外観とは異なり、シックで高級感のある外観が特徴である。

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2000年以降、日本に起こった本格的なさぬきうどんブームは、第4次うどんブームと言われる。このドアの向こうが、そのうどんブームのルーツとなった場所である。

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カウンターは全体的にウッディーな暖かみを感じる作りとなっている。

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店内は広く、明るい。

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四国にあるさぬきうどん屋の特徴として、おでんもセルフサービスに含まれている。ここ、高松にあるはなまるうどん1号店も例外ではない。なお、四国以外でのはなまるうどんには、おでんのセルフサービスは無い。

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「うまい、安い、うれしい」がはなまるうどんのモットーである。

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天かすコーナー。

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天ぷらコーナー。

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この方が、はなまるうどんの創業時からこの店で天ぷらを揚げ続けている、武市さん。テレビ朝日系「シルシルミチル」ではなまるうどん特集があった時もご出演されている。
武市さんの揚げる、カラっとした天ぷらこそ、全てのはなまるうどんの天ぷらのリファレンスであることは言うまでもない。
今回、1号店めぐりであることをお伝えすると大変喜ばれておられた。素晴らしい笑顔はまさに花丸級である。

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これがはなまるうどん1号店 木太店のぶっかけうどん・冷・中に生卵、かき揚げ、れんこんの天ぷら。
まず水が圧倒的に良いのか、氷水を入れたコップの水からして、柔らかくでマイルド。水道臭のようなものは全くしない。
うどんははなまるうどんらしいコシがあるが、それ以上にモチのような弾力感に富んでいるよんに感じる。関東にあるはなまるうどんの麺よりも、明らかに「モチモチ」とした感じが強い。そして天ぷらの揚げ具合も素晴らしい。特にれんこんの天ぷらは絶品である。

今や日本のセルフ・さぬきうどん店といえばはなまるうどん。その1号店は讃岐うどん屋さんだらけである高松においても人気店であり、昼時にもなると地元の人達で店内は満員になっていた。これだけうどん屋がある中で愛され続けているはなまるうどん1号店。確かに美味かった。



社長ごあいさつ

タリーズコーヒー シアトル1号店 (Flagship)

「シアトルでタリーズコーヒーを探すには、スターバックスの店の前に立ち、あたりを見回すことだ」とまで言われるタリーズコーヒーは、ずっとスターバックスコーヒーとの良きライバルだ。創業の地は双方ともシアトルであり、かつては本社ビルですら、道路を挟んで向かい合わせに建っていたと言うのだから、どれだけ意識し合っているんだという話である。


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日本ではスターバックスコーヒー上陸の後、続けてタリーズコーヒーも上陸し、あちこちでその店舗を見かけることができる。エスプレッソ系コーヒーを中心に軽いクッキーやマカロンなどを用意するスターバックスと比べ、タリーズコーヒーはアイスクリームやサンドウィッチまで用意している。そもそもコーヒーの味そのものが両者では結構違うように思える。

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タリーズコーヒーの1号店はシアトル市内の角地に位置している。広い道路に面していることで、すぐに発見することができる。

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ただし、スターバックス1号店のように世界中からファンが押し寄せるということにはなっておらず、普通のタリーズの店舗として存在しているかのようである。

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店外・店内ともに、残念ながらここが1号店であることを示すシンボルを見つける事はできなかった。

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マークは世界共通である。

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カウンターの様子。

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1号店のフロアは広く、かなりのんびりとしている。狭く、人でいっぱいのスターバックス1号店とは対照的である。
そしてこのタリーズ1号店の最大の特徴はフロアに置かれたグランドピアノであろう。演奏されることはあるのだろうか。さぞゴージャスに違いない。この辺もスターバックスへの対抗意識のように受け取れてしまう。

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サンドウィッチなどのケースもちゃんとある。

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これがタリーズコーヒー1号店のアイス・ラテだ。そのマイルドな口当たりは日本で飲んだ味と変わらず、1号店でもそうであった。
タリーズコーヒーの歴史はスターバックスコーヒーらと共にシアトル発のコーヒー文化の歴史であり、スターバックスコーヒーと競い合ってきた歴史でもある。この1号店のそれぞれのキャラクター作りの差違は、世界中に広がるタリーズコーヒーの店舗にもちゃんと受け継がれているように思えるのだ。

スターバックスコーヒー 1号店 Pike place店

日本でエスプレッソ系のカフェとしてのスタンダード、むしろ世界のスタンダードといえば、スターバックス。
スターバックの1号店はアメリカはシアトルに存在する。


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フィッシャーマンズワーフや土産物屋、整備された公園があり、その美しい風景と新鮮な魚介類とで連日賑わいを見せるシアトルのパイクプレイスマーケットの一角、スターバックスの1号店はある。

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シアトルに観光で訪れる人は、パイクプレイスは必ず訪れるだろう。そしてスターバックスの1号店にも訪れるだろう。そのくらいここは「聖地」と化しており、是非1号店のスターバックス・ラテを飲んでみたい!と考えているお客さんで大変賑わっている。
1号店こそがフラッグシップ。これは万国共通である。

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スターバックス1号店が他と違う所はいくつかあるが、まず看板の色が茶色い所だろう。これは1971年、この地でのスターバックスの開業時のデザインであり、その後緑色の看板で世界展開をしても、ここだけは1号店のスピリットを守り通している。
ここに来るスターバックスファンは、そんな1号店スピリットに触れたく、世界中から集まってくるのだ。

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1号店では毎日、店の前で生演奏が披露されている。これもスターバックス1号店の伝統だ。

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長蛇の列である。ただ、ラテが飲みたいだけなのに…

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これがスターバックス1号店のカウンター。シンプルであり、むしろ質素だ。
よく見るスターバックスの店舗はもっとオシャレだろう。色々なアートも飾られていたりする。ここにはそれが無い。
1号店=質素、という、本ブログを進めていく中で遭遇した様々な事例は、ここアメリカでも同じであった。

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1号店のメニュー。

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バックには、開業当時の写真が飾られている。

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1号店バリスタのダブルピース!

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押し寄せるお客さんに対してバリスタ達は手際よく対応していく。この忙しさは、渋谷Qフロントのスターバックスに勝るとも劣らないのではないか。

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これがスターバックス1号店のスターバックス・ラテのアイス、トールサイズである。
1号店の味は、やはりここでも格別である。

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店内には、ここが1号店であることを示すプレートが飾られている。

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1号店は持ち帰り用の販売物も豊富な品揃えだ。

今や世界中の先進国で知らない人はいないだろうと思われるワールド・スタンダードなカフェ、スターバックス。世界34カ国で展開しているそうだが、その1号店はシアトルの街角にある小さな店だ。
そして何より、1号店を大事にするスターバックスの姿勢が頼もしい。この姿勢があるからこそ、世界中から旅行者やスターバックスのファンが連日訪れるのだろう。紛れもない聖地である。が、そこには店の前で生演奏を続けるおっちゃんや、ノリの良い店員さんなど、創業当時の「何でも手作り」感が息づいていた。シアトルを訪れたら是非ここにも!

About Us (スターバックス(米国))

コメダ珈琲店 [後編] 1号店(菊井店)

首都圏にも進出し、「名古屋発」の喫茶店文化をじわじわと全国区にする勢いのあるコメダ珈琲。前回、フラッグシップな本店を紹介したが、1号店は本店とは対照的に、こじんまりとした「いかにも喫茶店」と言った趣のある佇まいであった。


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名古屋駅から徒歩数分の、ちょっとした路地にあるコメダ珈琲・菊井店こそが、今をときめく全てのコメダ珈琲のルーツである。

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それは突然現れる。看板のすすけた感じが、コメダ珈琲40年の歴史を感じさせる。昭和風情を思わせる「純喫茶」という言葉があるが、まさにコメダ珈琲の1号店は純喫茶そのものだ。

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チェーン展開するコメダ珈琲は明るい店内の店舗が多いが、ここは薄暗く、狭く、こじんまりとしている。まさに1号店ならではの風情が漂っている。

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店内の様子。細長いフロアに、細長い厨房とソファ。決して多くの人数が入店できない。

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1号店である菊井店のメニュー。
1号店なのに「当店では扱っておりません」のメニューが多いのが気になるが、ここは小さな純喫茶なのだ。郊外に大量出店しているコメダ珈琲の巨大な厨房と大勢のスタッフが威勢良く切り盛りする感じではない。ここでは静かにコーヒーを飲み、シロノワールを食べるのだ。

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1号店のオリジナルメニュー。小倉トーストなどのバリエーションが、名古屋モーニングスタイルだ。コメダ一号店で食べるモーニングこそ、名古屋の味そのものである。

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コメダ珈琲といえばこのソファー。もちろん1号店にもある。いつまでも座っていたくなるようなこのソファーがあるから、またコメダ珈琲に行こうと思うのだ。

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アイスコーヒーとトースト。

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そしてシロノワール(ミニ)。伝統の味である。やはり1号店の味は格別である。

チェーン店カフェ・シーンは2000年初頭から全国を席巻したエスプレッソ系カフェの時代から、今また日本的、そして昭和的なテイストがリバイバルしているように思える。そんな中、コメダ珈琲は昭和テイストと共に名古屋テイストという個性を持ち、「やはりこれがくつろげるよな〜」という安心感とともに、少しトゥーマッチな甘さや量で、ちょっとした刺激を与えてくれる。名古屋に行ったら是非、コメダ珈琲の1号店へ。
ギャラリー
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  • タリーズコーヒー シアトル1号店 (Flagship)
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