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「マクドナルド」を知らぬものはいないだろう。日本、もとい世界のファーストフードのスタンダード。ビッグマック1つの値段が、国のインフレ度合いや物価指数になるくらい、マクドナルドはもはや空気のような存在。人々に広く深く愛されている、最も身近なアメリカナイズ。そして、90年代以降急速に東側諸国に広まった、資本主義の象徴。そんなマクドナルドが日本に上陸したのは、40年近く前の1971年のことだった。

日本マクドナルド

場所は東京の一等地・銀座。その中でも三越といえば、最もステータスのある場所である。マクドナルドの日本第1号店は1971年7月20日、銀座・三越の1階に華々しくオープンし、たちまち流行の最先端として大きなムーブメントを日本に起こす。

日本マクドナルド

そして1年後に1号店は三越の1階から、やや離れたところに移転する。このビルが正真正銘、日本マクドナルドの第1号店である。ビルの外観はキーボードをあしらったデザインとなっている。
なお現在は閉店し、2号店である代々木店が最も古い店舗となっている。

日本マクドナルド

ここがマクドナルド1号店の入り口である。ぱっと外を見ただけではここが1号店だとはとても分からないような、どこにでもあるようなマクドナルドであるが…

日本マクドナルド

こんな記念プレートが入り口の横に誇らしげに掲げてある。「マクドナルドハンバーガー 発祥の地 1971.7.20」と! やはりここは日本中の全てのマクドナルドの聖地、1号店であり、全てのマクドナルドのリファレンスなのである。

日本マクドナルド

マクドナルド創業者である藤田田は、「日本人の髪の毛を金髪にしてみせる」と言い切った。その第一歩がまさにこの場所なのである。日本人はあれから40年、金髪にはならなかったが、茶髪人口は劇的に増えた。西洋文化を分かりやすく日本に持ってくることへの挑戦とその成功。マクドナルド第1号店には藤田田の挑戦のドラマがあるわけだ。

日本マクドナルド

店内に掲げられたパネルは、創業当時の三越時代の写真。大勢の若者が、まだ珍しい「ハンバーガー」を求めて長蛇の列を成している。大阪万博から1年後の出来事である。創業スピリット、まさにここに息づくといった感じである。

日本マクドナルド

これが1号店のビッグマックのバリューセットだ。ビッグマックは世界の指標。マクドナルドは万人に愛される味を発明した。そして細身のフレンチフライポテトとコカコーラ。今の日本は、ごく当たり前のように接しているが、衝撃的な第1号店からまだ40年も経っていないことを考えると、時代の変化のスピードの速さに驚く。そして今でも高い品質管理基準で安く手軽にハンバーガーを提供し続けるマクドナルド。もはや世界中に星の数ほどある全ての店舗で均一のサービス水準を維持し続けるのは、人類の進化以外に何物でも無い。

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