ネクタイを緩めてシャツを腰から出し、ズボンを下げた「腰パン」姿で非難を浴びた国母和宏選手が20日(日本時間21日)、バンクーバー空港から日本へ向けて出発した。

 この日はシャツをズボンの内側に入れ、着崩さずに到着。他の選手らと同様にネク国母選手左出発時、右帰国時タイは締めていなかった。
 写真、左は成田出発時、右は帰国時バンクーバー空港で。

 メダルを期待されながら8位にとどまった国母選手、いろいろな事で批判を浴び、皆と一緒に帰国させるかどうか、まで検討された様であるが、あまり神経質になる事もなかった。

 確かにどうしようもない現代子供のチャンピオン的存在であったが、それはそれで、大人になれば自然に修正されてくる事であろう。
 まだ世間がよく判っていないのであるから、一緒に行ったものが気をつけて注意をするべきであった、だけの事である。

 それくらいいいではないか、という意見も多かったが、やはり、場所柄と言うものも考えなくてはならなかったと思う。
 競技そのものに影響が出なかったのは良かった。果敢に挑戦した演技で失敗した事は、むしろ若者の心意気である、と「やぶにらみ」は評価したい。

 これで帰りもシャツを入れない姿であったら、素晴らしいという人もいたろうし、怒り心頭と言う人もいた事であろう。
 悪童!どうせ遣るならそこまで遣るのも、と思わなくもなかったが、これは社会常識に反乱を起こすようなものであるか。

             〜〜〜〜〜〜〜新聞記事〜〜〜〜〜〜〜

【スノボ】国母、シャツ入れて帰国(産経ニュース2・21)
2010.2.21 18:57

 バンクーバー五輪のスノーボード男子ハーフパイプ(HP)日本代表で、選手団公式服の着こなしを問題視された国母和宏選手(東海大)が21日、成田空港に帰国した。
 カナダ入国時にはワイシャツのすそを出しズボンを下げた「腰パン」姿で物議を醸したが、この日はシャツをズボンの内側に入れ、着崩さずに到着。他の選手らと同様にネクタイは締めていなかった。
 報道陣の取材に応じた国母選手は「いろいろあったけど、最後まで応援してくれた人に感謝してます」と神妙な面持ち。「自分のスタイルを変えずに、そのままいきたい」としっかりとした口調で話した。
 2回目の五輪出場で、8位に入賞しての帰国。今後日本でやりたいことは何かと問われると、「仲間とパーティーをしたり、自転車で旅をしたい」と少し照れくさそうに答えた。

【腰パン】国母がバンクーバーから出発 シャツのすそは内側(45ニュース2・21)

ネクタイはしていなかった
【バンクーバー共同】バンクーバー冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプ(HP)日本代表で選手団公式服装の着こなしを問題視された国母和宏選手(東海大)が20日(日本時間21日)、バンクーバー空港から日本へ向けて出発した。シャツのすそをズボンの内側に入れた姿だった。ネクタイはしていなかった。
 国母選手は日本出国時にネクタイを緩めてシャツを腰から出し、ズボンを下げた「腰パン」姿で非難を浴びた。この日は対照的な着こなしで空港に現れ、男子の青野令選手(松山大)らと言葉をかわしながら搭乗手続きを済ませた。
 メダルを期待されながら8位にとどまった国母選手は「競技が終わって、ほっとしたか」と問われて「はい」とだけ答え、言葉少なだったが時折笑みを浮かべて搭乗ゲートに向かった。

腰パン”国母「悔いなし」8位“スタイル”貫いた(スポニチ2・19) 

 スノーボードの男子ハーフパイプ(HP)が17日(日本時間18日)に行われ、服装の乱れや会見の態度が問題となった国母和宏(21=東海大)は決勝で35・7点にとどまり、8位入賞に終わった。攻めのスタイルを貫き、大技の「ダブルコーク」を繰り出したが、2回とも着地に失敗した。ショーン・ホワイト(23=米国)が圧倒的な強さを見せ、48・4点で五輪2連覇。昨季世界選手権覇者の青野令(19=松山大)は9位だった。

 得点が表示される前にヘルメットを宙高く放り投げ、ゴーグルをスタンドへ投げ込んだ。決勝2回目、最後のラン。大きな弧を描いたグラブ、得意のマックツイストと軽快に決めた国母が最後に選んだのが、回転軸を変えながら3回転する「ダブルコーク」だった。しかし、着地で手をつき、1回目と同じ転倒扱い。「まあ、決まっていればっつったらどうしようもないんで」とウソぶいたが、スノーボード代表の萩原文和監督は「あれが決まっていれば、結果は違った」と天を仰いだ。

 「えーと、まあいろいろあったっすけど、最後まで応援してくれた人に本当に感謝しているし、自分のスタイルと思いは最後まで曲げなかったんで、それは本当にいいことだと思ってます」

 “腰パン”姿など服装の乱れに端を発した騒動で大きな注目を浴びた。だが、この日の21歳は影響を感じさせないほど競技に集中していた。予選2組は2回とも40点台で2位通過。上位3人だけの決勝進出を早々と決めた。

 秘策もあった。予選で封印したダブルコークの解禁。昨夏以降、世界に広まった新技に「ダサい」と悪態をつきながら、日本勢で最も習得に熱心だったのは国母だ。「好きじゃないけど必要ならやる」。最も大切だったのは、11歳で資格を得た天才プロとしてのプライドと、トリノ五輪予選落ちの雪辱。1回目に着地に失敗し唇を切っても、逃げなかった。2回目の採点直後、観客席から起きた低い点数に対するブーイングと「カ〜ズ!カ〜ズ!」のコールは、目の肥えたファンをうならせたことの証明だった。

 記者団の前をいったん通り過ぎ、呼び戻されてようやく取材に応じた。取材に応じながら、切れた唇を洗うように何度も水を吐いた。近寄った橋本聖子団長に気づかず、右手を無視した。「滑りのスタイルも出せたし、そのほかのことについても全く悔いはないです」と無表情に言い放った姿は、最後まで“悪童”そのもの。だが、いつか気がつく時が来る。本当の強さとは何か、本当の自分らしさとは何か。その日こそ、天才ボーダーが本物のアスリートへと昇華する日になる。

国母の母校に「殺すぞ」メール、別便帰国など検討 (スポニチアネックス2・14)

 【バンクーバー冬季五輪】国母が所属する東海大スキー部の相原博之監督(48)は15日、バンクーバーに向け出発することになった。現地の練習会場などでスノーボードの萩原監督ら全日本スキー連盟(SAJ)、JOC関係者に会って一連の騒動について謝罪する。国母本人と対面できるかどうかは不明だが、相原監督は「会うことができたら指導したい」と話した。

 今回の問題で大学に寄せられたメールの中には「殺すぞ」「帰ってこなくてもいい」など過激な内容も含まれているという。そのため、五輪終了後についても、予定通りチームと一緒に帰国させるか、別便での単独帰国とするか、あるいは大会を転戦してから後日帰国させるか――など、あらゆる可能性の中から最善の方法を検討することになる。