政府は28日に鳩山由紀夫首相が発表する沖縄の米軍普天間基地の移設先に関する方針で「名護市辺野古」とは明記しない方向で最終調整に入った。
 国外、県外移設を主張する社民党が反対していることに配慮した案であろうが、一方、米国との間でつくる文書には辺野古の地名を記す方向だと言うから笑わせられる。

普天間問題ですれ違う鳩山首相と福島消費者担当相 政府はすでに米国と大筋合意に達し、共同声明から「辺野古」を削ることはできない。その代わり、対処方針では、社民党に配慮して地名を記さず、「日米合意に基づき」との表現にする方向だ。
 しかし、福島氏は会見で「ダブルスタンダードだ」と反発。根本的な対立を解きほぐすには至っていない。全くその通りである。

 窮余の一策とはいえ、鳩山さんらしい如何にも拙いやり方である。その場限りの誤魔化しを国民の目の前に曝して、それでいいと思っているのだろうか。
 鳩山さんの案であろうと誰の案であろうと、政治を愚弄したと言われても仕方があるまい。

 何にも能のない鳩山総理だが、嘘は言わないのだけが取り柄と思っていたが、情けない。自民党時代はよくこのような方法をとっていたが、自民党ならそれくらい遣るだろうと思って国民も見ていた。
 まさか自民党までが……と言うのが、「やぶにらみの」甘い観点であったかもしれない。小沢という曲者がいるのだから。

 もう早く鳩山さんをおろさないと、何を言い出すかもしれない。ここまで来てまだ、社民党の説得などと夢の様な事をいう。
 社民党が説得される訳がないのである。判らないのかなぁ〜愚かものは、愚直ではない。 鳩山さんは自分を愚直と言うが、バックボーンのない愚直はない。単なる愚か者である。

 民主政権は、事業仕分けなどで今までの自民党の悪政をえぐり出して見せている。国民はその事実に、ただ呆れるばかりで、即修正は望んではいない。永い時間をかけて直してゆかねばならない。

 鳩山さんは総理になって何をした?世間を騒がせるような朝令暮改の言語だけに明け暮れて、現実の行動は何も成果を上げるようなことはしなかった。
 霞が関改革にしても、銀数の削減にしても全く手つかずである。子供手当も怪しく揺れている。消費税も怪しくなった。

 こんな調子では、少なくとも鳩山さんが陣頭指揮をすれば、参院選での民主党のマニュフェストは、国民に信じられることはないだろう。
 かと言って、自民党には票を投ずるもいのは少ないとすれば、第三党が大きくのしてくるかも?

             〜〜〜〜〜〜〜新聞記事〜〜〜〜〜〜〜

普天間で反発の福島氏に首相「理解に向け努力。それしかない」(産経ニュース5・27)
2010.5.27 09:14

 鳩山由紀夫首相は27日朝、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題をめぐり、反発を強める社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相について、「私どもとしては極力、理解をいただけるように最後までできる限り努力する。それしかない」と述べた。首相公邸前で記者団に答えた。記者団からは、福島氏を罷免するかどうかを問われたが、それには言及を避けた。
 政府は移設先として、「名護市辺野古崎周辺」を明記せずに鳩山由紀夫首相の談話をまとめ、28日の閣議で閣僚に署名を求める方針だ。ただ、福島氏は辺野古移設が明記されなくても、閣議で署名しない考えを示している。

在日米軍再編:普天間移設 日米声明と二枚舌 政府方針「辺野古」抜き(毎日新聞5・27)

 <追跡>
 ◇それでも、福島党首そっぽ
 政府は26日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、28日の閣議で決める政府の対処方針に移設先の「名護市辺野古」の地名を盛り込まない方向で調整に入った。県内移設に反対する社民党に配慮したもので、27日にも連立3党の党首級による基本政策閣僚委員会を開き、最終調整する。しかし、同党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は26日、日米共同声明に「辺野古」が明記されれば、罷免覚悟で閣議での署名に応じない考えを表明した。調整は難航しており、社民党の連立離脱や党分裂に発展しかねない緊迫した情勢だ。
 政府は26日、鳩山由紀夫首相が28日午後5時から記者会見すると発表した。基本政策閣僚委を経て、閣議で政府の対処方針を決め、首相が会見で発表する。併せて、辺野古付近への代替施設建設を柱とする日米共同声明を発表する。
 首相は26日夜、首相官邸で記者団に対し「何らかの形で閣僚の理解が必要で、署名というのが自然だ」と述べ、閣議決定か閣議了解で、政府方針を決める考えを明らかにした。
 辺野古移設に反対する社民党との妥協点を探ろうと、首相官邸は26日、積極的に動いた。平野博文官房長官は同日昼、首相官邸で社民党の重野安正幹事長らと約1時間会談。政府方針から辺野古の地名を外すよう求める重野氏に対し、平野氏は「重く受け止める」と語り、文案修正に前向きな考えを示した。
 社民党も取り込み、月末決着の体裁を整えたい首相官邸と、本音では連立離脱を避けたい社民党。しかし「落としどころ」を探る空気は26日午後、党首の記者会見で一変した。福島氏が「閣議決定の文書に辺野古の文字が入らなくても、(辺野古が入った)日米合意が前提なら閣議で賛成しない」と指摘したからだ。さらに日米共同声明と政府対処方針を使い分ける政府のやり方を「二重基準であり、国民の理解はまったく得られない」と厳しく批判した。
 そもそも日米共同声明と政府対処方針は、代替施設の工法などを先送りした不完全な合意にすぎない。社民党の顔を立て、共同声明からも辺野古を外せば、首相が明言してきた「月末決着」のイメージは一層薄れる。会見で、閣議で署名しないと罷免もあり得ると聞かれた福島氏は「相手(首相)が決めること。私はサインをしない」と言い切った。
 もたつく政府に対し、民主党からは公然と首相批判が飛び出した。輿石東参院議員会長は26日の参院議員総会で、普天間問題について「事業仕分けで成果を示しているのに、ふっとんでしまう。国民にはマイナスの面しか見えてこない」と政府の対応を批判。同日夕、官邸に鳩山首相を訪ね「閣僚は一体感を持って、厳しい状況を乗り切ってもらいたい」と連立を維持するよう暗に求めた。
 参院選に危機感を強める民主党にとって、社民党は衆参で計12議席の小政党ではない。強固な固定票を持つ社民党との選挙協力の比重は増し、同党の連立離脱は最悪のシナリオに映る。参院民主党幹部は「小沢一郎幹事長は社民党との連立を守るべきだと考えている。首相はその意味が分かっているのか」といら立つ。連立維持を最重視する党と月末決着の形にこだわる政府の溝は、埋まりそうもない

普天間政府方針、福島氏「辺野古明記なくても署名拒否」(朝日新聞5・26)
2010年5月26日23時5分

 社民党党首の福島瑞穂・消費者担当相は26日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として「名護市辺野古周辺」が日米共同声明に明記された場合、鳩山政権が閣議に諮る政府声明などの関連文書が「辺野古」に触れていなくても、署名を拒む考えを明らかにした。
 福島氏は、辺野古移設を前提とするなら、内閣としてのどんな意思決定にも反対する姿勢。鳩山由紀夫首相が政府方針の閣議決定や閣議了解にこだわれば、社民党の政権離脱や福島氏の進退問題に発展しかねない状況だ。
 福島氏は同日午後の記者会見で「日米合意に辺野古という文言が入るなら賛成しない。(閣議に諮る)文書に辺野古という文言が入っていなくても、日米合意を前提としているわけだから、(閣議で)サインしない」と明言した。
 日米両政府は普天間の移設先を同県名護市辺野古周辺とすることで合意済みで、28日に発表する共同声明に明記される。さらに鳩山政権は、共同声明に基づく政府方針を、閣僚の署名が必要な閣議決定か閣議了解とする方向で調整してきた。
 政権内では当初、社民党に配慮して政府方針に「辺野古」の地名を入れず、普天間を将来的に県外や国外に移設することを目指す方針を盛り込むことで、福島氏の署名を得ることを模索していた。
 だが、福島氏がこれを拒否したため、首相が閣議の場で、閣僚の署名がいらない「総理発言」として政府方針を述べるにとどめる案も浮上している。その場合も、閣内不一致との批判を招くことは必至だ。鳩山内閣は、連立3党の合意を得る基本政策閣僚委員会を、一両日中にも開いて、打開を探る方針だ。
 鳩山首相は26日夜、首相官邸で記者団に「何らかの形で閣僚の理解が必要で、署名というのが自然だと思う」と述べる一方、「最終的にどのような形にするかは決めていない」と語った。