『ロード・オブ・ウォー』


公式サイト:http://www.lord-of-war.jp/index2.html

原題:LORD OF WAR
製作:2005年アメリカ
監督:アンドリュー・ニコル
出演:ニコラス・ケイジ/イーサン・ホーク/ブリジット・モイナハン/ジャレッド・レト/イアン・ホルム


ロードTOP










《公開時コピー》

――史上最強の武器商人と呼ばれた男――

弾丸(タマ)の数だけ、
札束(カネ)が舞う――。



ソビエト連邦崩壊前のウクライナに生まれ、少年時代に家族とともにアメリカに渡ったユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)。
やがてニューヨークにレストランを開いた両親を手伝い、そこで働くユーリーはある時、ギャング同士の銃撃戦を目撃する。
この時彼は、食事を提供するレストランと同じように、今の世の中では武器を必要としている人に武器を提供する仕事が求められていると気付き、弟のヴィタリー(ジャレッド・レト)と2人で武器売買の事業を始める。
危険と隣り合わせの裏社会で天性の才覚を発揮し、世界有数の武器商人へと成長していくユーリー。
しかし、そんな彼にインターポールのバレンタイン刑事(イーサン・ホーク)が迫ってゆく…。



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事前に予備知識をほとんど仕入れず観に行っ本作。
重いテーマであるにもかかわらず、それをあくまでも淡々と描いた本作はなかなかの出来だと思う。
特に冒頭シーンの弾薬を工場で製造→紛争地域に出荷→弾薬が発射される という銃弾の視点で描かれた映像が秀逸。
銃の発射音がレジの音に変わっていくのも、シニカルで面白い。

いつもはオーバーリアクション気味のニコラス・ケイジが、本作ではかなり抑えた演技をしていて、それが却ってリアルさを感じさせ、良かった。
 
でも、それにも増して好演していたのが、ジャレッド・レト
商才があり、良心の呵責を感じない兄と違って心優しい弟ヴィタリーは、兄から離れることも出来ず麻薬に溺れ、荒んだ生活を送る羽目になる。
それでも清らかな心と澄んだ瞳を持ち続け、ついには悲劇的な最期を遂げる。
彼はそんな役を見事に演じていた。

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ラストで
 
”世界の5大武器輸出国は、アメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアである。
そしてこの5カ国は、国連の常任理事国でもある”

というクレジットが流れるが、これを含めラスト数分間に、本作を通して訴えたかったもの、描きたかったものが全て集約されていたと思う。
 
たしかにこれでは、アメリカでの資金調達は難しかったでしょうねー



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ユーリーが自分のことを『必要悪』と言っているシーンがあるんだけど、その言葉を完全否定出来ない――というか、納得してしまっている自分に自己嫌悪・・・


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