ヴァーミリアン
2015年01月30日
ノットフォーマルから見るヴァーミリアンの捉え方
フェアリーステークスを逃げ切ったノットフォーマルは、ヴァーミリアン産駒というだけでなくサンデーサイレンスのクロス持ちとしても初の重賞制覇ということで、多少の話題になっていましたね。
確かにサンデーサイレンスの3×3はインパクトがありますが、それ以外に気になる点もいくつかありまして。それは母母トロフィーポイントの血統。
Blue Eyed MomoとBusandaの同血クロスを4×4で持っています。この2頭は共に「父War Admiral×母父Blue Larkspur×母母La Troienne」という血統です。
ノットフォーマルのフェアリーS制覇と同じ週に500万下を勝利し2勝目を挙げたフィールドスラッピは、同じヴァーミリアン産駒ですが、こちらはMr.Prospector4×4のクロス持ち。
そして、その母母フィールドブーケがNijinsky3×3というクロスを持ちますが、フィールドブーケ内でNijinskyを経由するCaerleonとDuty Danceは、Nijinsky以外にも「PrincequilloとBimelech=Big Hurry」を持つという共通点があり、「Caerleon≒Duty Dance 2×2」と表現することも出来ます。
Bimelech=Big Hurryは「父Black Toney×母La Troienne」という組み合わせですので、同じくLa Troienne血脈のクロスを持つノットフォーマルとの共通点でもありますね。
サンデーサイレンスやMr.Prospectorという柔らかさを伝える血のクロスと、米血絡みのパワーを伝えるLa Troienneのクロス。この2点に注目しながら、ヴァーミリアン産駒の今後の活躍馬を見て行きたいなと思いますね。
