2008年09月16日

専門家による技術的なことば 鳥人間コンテストと高校生クイズはこう違った

 今年の鳥人間コンテストなんですけど、
めちゃめちゃ面白くてびっくりしました。

あれはもう、 競技自体がもともと持つ面白さだけでは
説明がつかない域に達していたと思います。

もちろん、今大会では東北大学 Team Windnautsによる
プロペラ機ディスタンス部門最長不倒の36kmフライトという、
願ってもない快挙が達成されたということもあります。

しかし、そのスペクタクルが損なわれることなく、
視聴者の元に届けられたことについては、
実際に琵琶湖上を飛んだ選手や、それを地上で支えたスタッフたちだけでなく、
大会運営、撮影や編集といった製作サイドによる
力が大きいという感を抱かずにはいられません。



 30年を超える歴史をもつ大会なだけあって、
きっと演出については手堅いパターンが確立されているのでしょう。

そして今回は、ところどころに入る、
この競技についての技術的なことばがスパイスのように効いていたと思います。
そのことばは、解説者の深みのある一言であったり、
ナビゲーターがトランシーバー越しに叫ぶ指示であったり、
ペダルを踏むパイロットの苦悶にゆがむ口もとからもれ出たものであったりしました。

これは先だってのオリンピックで、
普段あまりふれる機会のないスポーツを見た時にも感じたことなのですが、
解説のかたから放たれる一言二言の短いフレーズが、
にわかファンがその競技を楽しむために、決定的に重要なのです。

無論、素人が専門的なことを、ちょっとのあいだで、
ちゃんとわかって聞いているわけではありません。

それでも、その競技が好きで、
その競技に自分の持つ資源を際限なく投入している人の言葉に接すると、
目の前で行われていることは、
「なんかすごいぞ」という気に、どんどんなってくるのです。



 このことに関して、先週の高校生クイズのことが思い出されました。

今回、鳥人間コンテストにあって高校生クイズになかったのが、
この、「競技の専門家による技術的なことば」ではなかったかと思えるのです。

今大会は純粋に参加者の知識とクイズ技術を競うものでした。

このことをめぐって、
高校生クイズファンからは大きな(主として否定的な)反響がまきおこりましたが、
番組全体をどう評価するかの議論はここではおいておきます。

ただ、番組が「古きよき高校生クイズ」の路線を捨てて、
高度に専門的な技術を戦わせる競技になっていたことは確かでした。

したがって、競技クイズに普段ふれる機会のない一見の視聴者には、
おもしろさ、楽しみかたがそのままでは伝わりにくくなっているといえるでしょう。

もちろん、どこのチームが勝ったか負けたか、という見方はできて、
よく考えたらそれでも十分なのかもしれませんが、
それは「基本的なルールくらいは知っているスポーツ」を、
われわれが観て、一応楽しむことができるのと同じことですよね。



ああ、書ききれなかった(汗)。
またつづきはあらためて……。

horag0260 at 01:35│Comments(3)TrackBack(0) 日々の雑感 | ┣テレビ番組視聴

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この記事へのコメント

1. Posted by よっしー@京都   2008年09月19日 22:46
ごぶさた。

それでも、その競技が好きで、
その競技に自分の持つ資源を際限なく投入している人の言葉に接すると、
目の前で行われていることは、
「なんかすごいぞ」という気に、どんどんなってくるのです。

うん。僕はどっちの番組も観れなかったけれど、ここまでアツい解説を読むと、「へー、すごい番組だったんだ、見たかったなあ」という気になってきたよ。
「続き」にも期待。
2. Posted by Holy Loly   2008年09月23日 00:09
 あれま、おひさしぶり。

続き、書きますよ。
書きますとも……。
3. Posted by 処女   2011年06月30日 15:20
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