数年前にロシアからの留学生、マーシャさんとヤーナさんが当校に通ってくれていましたが、その内ヤーナさんはロシアで日本語の教師となり、授業の中で書道も教えていると連絡をくれました。

ヤーナ1

ヤーナ2

通った期間は長くなかったのですが、帰国後もずっと練習を続けていたらしく、驚いたことに自分で本まで出版したとのことです。

ヤーナ4

ヤーナ5

ロシアで日本のものを買うと国内の物の10倍の値段がするということで、教材やら文具やら大量に買い込み帰国となりましたが、どう考えても二人で持ち帰れる量ではなかったので、成田空港まで送って行ってあげたことが懐かしく感じられます。

後日二人からはお礼の品として色々と贈ってもらいましたが、そのお返しをいつしようか?ずっと保留にしていました。

ヤーナさんが連絡をくれた時、自分の教え子が今東京に留学していると教えてもらい、それならばその子にお礼の品と書道用品を持って帰ってもらおうとなりました。
本人からは筆ペンが便利なので欲しいとお願いされていましたので、数種類の筆ペン、筆、印泥、そしてロシア語でヤーナさんの名前を印材に刻して(篆刻)贈ってあげました。


この篆刻には驚いたようで、すぐに両親や友達に見せたと言っていました。



これで堀野書道学校から巣立ってロシアで書道を教えている方は2名になりました。先日も横浜校の生徒がアメリカに引っ越されるとのことで、向こうで開塾を希望しており色々と手続きを終えて渡米していきました。



創立者は数十年前に日本から海外に書道の先生を移住させて現地の人に教える計画を立てていて、あと一歩のところで頓挫してしまい、ついに実現させることができませんでした。「若くて情熱のある方を望む」と募集をかけていましたが、適任が見つからなかったのです。

ずいぶんと時が経ってしまいましたが「外国の方が日本で書道を学び、帰国して書道を教える」という一つの形が出来上がってきたような気がします。

創立者初代堀野哲仙の構想や志はとてつもなく高いものでした。後継者の我々はその志を継いで活動していく所存であります。

ヤーナ3

いつか書法交流もできたらよいですね!