書道で使う半紙は大まかに分けて機械で作る「機械漉き」と全てを手作業で行う「手漉き」に分けられます。

当然手作業の方が値段も高いですが、機械漉きとは比べ物にならない書き味です。

紙の原料としては、パルプ・三椏(みつまた)・楮(こうぞ)・雁皮(がんぴ)などがあげられ、昔は国産の物がほとんどでしたが、今は輸入物に頼っているそうです。

そこに加え、原油や原材料の高騰など職人さんの頭を悩ます問題が多いのが現状です。


書道は基本紙を使って練習をします。(壁や土に書いて練習した苦学の能書家もいましたが)

この紙は職人さんがコストや原料の変化などに対応し、苦労しながら作り上げたものです。原料の輸入先が変わることで全く同じ物を作れないというのが難しいところであり、また味わい深いところでもあります。


何枚書いた、とおっしゃる方がいますが、何枚書いたかは重要ではありません。


一度書いた紙でも余白があればそこに練習できます。表に書いたのであれば裏を使ってまた練習できます。使い切った紙は反故紙(ほごし)として硯の掃除に使えます。


紙は貴重なものです。一枚も無駄にすることなく使い切ることを心がけたいものですね。これは物を大事にするという書道を通した教育にもつながることだと思います。