堀野書道学校スタッフブログ

堀野書道学校の事務員が運営するブログです。記事や写真を交えて、どのような学校であるか?また、書道を身近に感じてもらえるようなブログにしていきたいと思います。

タグ: 書道コラム

気になる記事を見つけましたのでご紹介します。

http://www.excite.co.jp/News/column_g/20140218/Postseven_241847.html


文字は読む・書く・記憶する・意味を覚える。と一つで4種類もの学習をしなければなりませんが、文字を書くことと記憶すること、意味を覚えることはそれぞれ使っている脳機能が違います。小・中学校で行われている教育はこれらをすべて一括して教えるため効率が悪いのです。

ただ文字を綺麗に形どるのであれば、美しく見える法則にしたがって手に記憶させてしまえばよいのですが、文字にはひとりひとり違った雰囲気を持った個性が現れます。

この個性にも長所と短所があり、書く人の性格や生活環境によって変わってくるため、書かれた字を見て長所を伸ばし短所を矯正していくことが書道教育の課せられた使命だと私たちは考えます。

創立者は「習字」ではなく「修自」(字を見つめなおし己を高めること。すなわち自分を修めること)という名称にしたほうがよいのではないか?と考えていたようです。

社会にもルールやマナーがあるように、文字にも美しく書くルールと法則が存在します。その範囲の中で表現するからこそ個性が存在するのであって、ルールを無視して自由に書きなぐるのであれば、「無法者」と同じことになってしまいます。

古来、文字を落ち着いて書くことは精神修養につながる。と日本人は考えてきましたが、今ではインドがそこに重点を置き教育をおこなっているようです。我々が持っていた良いものをもう一度見つめなおして教育を行うべき時が来ているのではないでしょうか。

 最近「美文字」という言葉が流行っています。テレビの影響なのでしょうが、どんな時代でも文字を美しく書きたいと願う人は多いようです。

さて、「美」とは何なのでしょうか?環境、建物、景色、色合い、女性・・・などなど「美しい」と名のつくものは世の中にたくさんあります。文字に限定して考えますと「美しい文字」とは?

バランスが取れているか、余白は取れているか、傾いていないか、曲がって見えないか・・・等々。文字にも美しく見える要素があり、逆に美しく見えない要素もあるようです。

その要素とは何なのか?考えてみると文字が美しく見える要素と現社会に存在する「美しい」と名のつくものは共通する部分が同じです。

例えばスカイツリーは超高層タワーですが、しっかりと地に足ついてそびえ立っています。そして下から上に向かうにつれ細くなるタワーの基本構造をしています。
これがもし傾いて見えたとしたら?上部が太くて下部が細くなっていたとしたら?見る人にとって違和感を感じ、いつ潰れるのか、いつ倒れるのかと不安な気分にさせてしまいます。これは美しくないことになります。

他にも、足の踏み場もないぐらい物が散らかっている部屋と、同じ間取りでも整理整頓され生活する空間が上手に作られている部屋とどちらが美しいのかはお分かりでしょう。

美しく見える要素は万人共通、世界共通です。いまにも崩れて壊れそうなものを見て美しいと喜ぶ人間はまずいないでしょう。

「美しく見えるもの」と「美しい文字」の要素は同じだとわかりました。では考え方を変えると「美しく見えるもの」と同じように文字を形どることができれば、それは誰が見ても美しい文字となるのでは?
そうして教え方の中に「絵画の要素を取り入れた指導」というものを考案していきました。


つづく

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