再入院顛末記 その3

専門用語ではデブリドメンと言うそうですよ。



そんなこんなで心の準備が整わないうちに手術室送りが決定した訳ですが。

デブリドメン自体は手術扱いではないそうですが、行為自体は手術室でするので
事前に入浴を済ませておく必要があるとかで、大急ぎで入浴タイム。
感染症患者なので入浴が御法度だっただけに久しぶりのシャワーでしたw


そしてドキドキしつつも何時呼ばれるかと待っていたんですが、これが一向に
呼ばれない。で、看護師さんに聞いてみると、

「あー、他の先生方との兼ね合いもあって最後になったみたいです」

『元』中の人の母曰く

「まあ普通はややこしい手術から入れていくからな。で、大抵は時間オーバーで
ずれ込んでいくから、下手したら消灯後やないの?」

まさかー、と思っていたんですが、待てど暮らせど手術室からのお呼ばれはなく
夕食タイムに突入。かと思いきや、

「局所ですけどいちおう麻酔かけて手術するので夕食は手術後に、という事で」

という事で、夕食はお預けになってしまいましたorz
いや、手術後って間違いなく痛みで食欲なんてある訳ないと思う・・・


そんなこんなで結局の所、手術室に呼ばれたのは午後の8時20分くらいでした。
消灯時間は午後9時なので母の予想は結構いい線行っていた訳です。


        ☆


そして自力歩行でオペ室フロアにGO(笑)。手術エリア専用のベッドに搭載されて
手術室入りとなりました。

んがしかし

「ほかの先生方がまだいらしてないのでもう少し待って下さいね」

ほかの先生方って? と思っていると次から次へとご登場w
整形外科の部長さんとか副部長さんとかさらにはもう一人中堅どころっぽい人とかに
加えて執刀医である主治医先生。

担当の看護師さんが1人なのにドクターが4人体制ってどんな大手術なんですか?


        ☆

と、人員もそろったところで手術開始。とはいっても術野周辺以外は不織布で
覆われてしまうのでわたしにはナニがナニやら状態。

最初に局所麻酔の注射を数本打たれて、鎖骨の上をつつつっーとナニかで
なぞられた感触があったりとかその後引っ張られたりジョキジョキされたり
追加で麻酔打たれたり生食水で洗われたりとか。

ま、覚えていたくもない事柄なのでその辺はすでに記憶が曖昧(笑)。
覚えている事と言えば、恐らく副部長さんの

(何やってんねん的ニュアンスで)「プレートまで切って!」

という叱責気味のアドバイスとか、麻酔はがっちり効いているはずなのに
結構痛がるわたしに疑問を持ったのか部長さんの

「ここ触って痛いですかー?」

と聞かれつつ触られたところがびりびりと痛かったとか。
ナニ触ったんですかホント。


        ☆


痛がりで恐がりのわたしに配慮してか途中で

「そろそろ限界ですかー?」

と聞かれたんですが、せっかく切ってんだから中途半端は良くないよなーという
ある意味貧乏性な発想で

「まだ大丈夫ですー」

と答えてたら「じゃあ続けますねー」と、洗浄続行。というサイクルを数回繰り返して
ようやっと傷口の縫合となりました。


         ☆


結局のところ、開始してから1時間20分後に終了。無事に病室へと返されましたが
ナニされているか分からない状態での80分は長かったですよ。

切ったところも単純に縫っただけでなくて、縫い口の端っこから細いチューブが
にょろんと出てまして、ソレがプラスチック袋に接続されてました。

これで傷口内部の細菌がいるであろう浸潤液を吸い取って菌の数を減らそうと
いうモノだそうです。

「ドレンパックは2日で外しますので、それまでちょっと立ち居振る舞いが
面倒になりますけど耐えて下さいね」

ソレは了承しましたが、よーく考えてみるとこのチューブの先はわたしの体の中に
ずずずっと入っているかと思うとあぁあ。非常に気持ち悪いですよ(泣)。

なのでその辺の事はなるべく考えないようにしてベッドに横たわってましたが
麻酔が徐々に切れてきたのか肩口が痛んできまして。

普段の生活では痛み止めとかなるべく服用しないようにしてますが、

「今使わずに、いつ使うというのだ?」

と、看護師さんに痛み止めくださいと要求。

「座薬と飲み薬ありますけど?」

なので飲み薬をチョイスして服用。えぇ、座薬の方が圧倒的によく効くのは知ってますが
自分で座薬入れられないし、入れてもらうなんて羞恥プレイデビューもしたくありませんのでw


しかし、痛みのせいで全然寝られずで、取り置いてもらっていた夕食も、もちろん?
食欲なんぞある訳なく。結局朝まで肩の痛みに耐えていたのでした。



         ☆


かくしてデブリドメンは無事終了しましたが、その後はどう展開したのか?
そして通常なら翌日回しだったろうに、主治医は何故これほど急いでいたのか?

そこらへんのあれこれはまた次回にて~。

 

再入院顛末記 その2

 

という訳でやっと退院したかと思えばまたもや病院送りになってしまった訳ですが。


          ☆


再入院とはいってもつい先日まで入院していた病棟なので看護師さんからも
「お久しぶりです~」
などと挨拶されておりましたが正直あんまり嬉しくない・・・orz

4人部屋でしたが幸いな事に窓際のベッドにご案内されました(主治医の指示も
あったみたい)。窓からの景色はまあまあでした。

持ってきた荷物をロッカーに移してとりあえずごろ寝。してたら主治医登場。

「点滴の事なんですが、院内の感染症対策チームの先生とも相談してみた結果
最初に入れた点滴ではきつすぎるのではないか?また耐性菌が出やすい
可能性もある、と指摘されたものでもうちょっと効きの弱い目の薬剤に変更しますね」

「はい」

「それを一日4回点滴する事になりますので」

「ってことは6時間おきですか?」

「そうなりますね。まー毎回点滴針刺す訳ではないですし」

ちょっと大変ですががんばってくださいねーとドクターはおっしゃってましたが
実際のところコレが結構しんどい。

点滴そのものは最初に針を刺された後、維持液という点滴を維持するための
点滴を打たれ続けてその途中につけられたアダプター的な部分から
別の点滴を流し込まれるので、刺される痛さというのは無いのですが(もっとも
24時間体に刺さりっぱなしの点滴針を見る事になりますが)、問題は
その時間割にありまして。


タイムスケジュール的には

午前4~5時   午前10~11時  午後4~5時  午後10~11時

の一日4回なのですが、しんどいのは消灯後の3~4回目。部屋の灯りが
消されてうつらうつらしてきたところへ点滴持ってナースさん(♂の場合あり)が
登場。それで目が覚めてしばらくぼーっとしてまたうつらうつらし出した頃に
再度ナースさんが、の繰り返し。

これで神経が太かったら起きずにいられたんでしょうが、枕元を猫が歩いていたので
目が覚めた事もあるくらいなのでどうしても目が覚める。

んでは昼間寝たらOKかというとそんな事もなく、昼間は昼間でご飯タイムには
きっちり起こされますし、その合間にはバイタルチェックやら採血やらでやっぱり
起こされる。
そもそも窓際なので明るくてあんまり寝られなかったとか。

という感じで微妙に寝不足な感じで再入院生活は進行していったのでした。


           ☆


そんなこんなで4~5日経過。抗生物質の点滴を結構なペースで流し込んでる割には
あんまりにも病状に変化が現れなさすぎると主治医は焦り始めていました。
通常は3~4日ほどでそれなりには効果を発揮するんだそうですが。

しかし患者のわたし的にはちと体温が高い以外にはこれといった自覚症状もなく
けっこうのほほん気分。持ち込んだ大量の文庫本を読みふける毎日でした(笑)。

と、主治医と患者の治療に対する意識の差が明確に現れてきた頃、ようやっと?
手術した傷口部分に薄皮らしきものが張ってきました。

おぉーコレで一安心、となるのが普通でしょうがそこはそれ。保存的治療を推奨したら
一年半もの間頑固にくっつかなかった上に、手術したらしたで確率1%以下の感染症に
なるような負のスパイラルに落ちてる骨折治療。

主治医がピンセットでその薄皮をピッと破いてみるとやはりというべきか、中から
浸潤液が溢れてきて傷口の中はまだ良くなっていない事を証明してくれたのでしたorz


           ☆


とはいえど、一応傷口に薄皮が張るくらいには効いているようにも見える事だしという訳で?
薬剤変更はなくそのままさらに数日間点滴を流し込まれる日々を送っていると
また2~3日後、↑と同じように薄皮が張ってきましたが、やはりというべきか、
すこし破いてみると中から浸潤液が出てきたのでした。

で、ここに至ってドクター決断。

「傷口をあらいにかけてみませんか」

あらいってAraiですか?

わたしにはその発想しか出てきませんでしたが、Araiではなくて洗いでした(笑)。

説明を受けたところによると、傷口の内部で菌が繁殖している事は間違いない。
しかし状況からすると菌は骨まで達していないように思える。なので今のうちに
手術の傷口を再切開して水で洗い流し菌の数を減らして薬剤の効果を高めたい
とかなんとか。

でもってこれ、早ければ早いほど治療効果が高くなるので決心が付いたらなるべく早くに
出来たら今日中にでもいいので知らせて下さい、って何かデジャブな気が・・・


と再入院する時と同じような事を言われつつメェルで母に相談。即答で「してもらえ」+
「今から行く」の返事が。

そんな急がんでも、と思っていましたがどうせ手術の同意書にサインせなあかんし
どちらにせよ行く必要があるだろうからとの事。元看護師だからこういう事態には
こういう事が必要になると分かってるですな。

そんなこんなで傷口を洗いにかけてもらうのに決定したのでその旨を看護師さん経由で
主治医に伝えてもらうとしばらくして同意書片手に主治医登場。

「まだ午前中ですので今から緊急手術扱いでオペ室に予約入れます。遅れるかとは
思いますが、午後2:30くらいのつもりで予定しておいてください」

どんだけ急いでんですか?(笑)。



と点滴だけでどうにかなるかと思いきや、まさかのオペ室送りとなってしまった訳ですが
この続きはまた次回に。


                                     づつく

再入院に至るまでの経緯とか。

ご無沙汰しております。
実は前回のエントリ後再入院しておりまして。すでに退院済みですがまるまる3週間
入院してました。

どーしてこうなった?って感じですがorz


          ☆


鎖骨プレート手術後、(ギプス付きで)退院していたのですが、退院して2日後、
ガーゼ交換のために外来に行って、ドクターがガーゼを引っぺがすと
なんかこう、すっぱいものを無理矢理詰め込まれたような顔をされまして。

ドクター 「んー。まだはっきりとは言えませんが、もしかしたらこれは傷口が
      感染症になっているかもしれませんねぇ」
わたし  「え?」
ドクター 「ガーゼに膿とか付いているとか分かり易い症状はでてないんですが、
      いつまで経っても浸潤液が出てきてるとか、この傷口が赤いのと
      いまだに縫ったところがくっついていないとか見ると
      可能性は高いかと思います」
わたし  「はぁ」
ドクター 「とりあえず飲み薬の抗生物質出しておきますので、それで週明けまで
      様子を見て。その結果次第では再入院という事もあり得ますので」
わたし  「えぇえ?!」

で、その後検体採取と採血されて検査結果を待つ事に。

         ☆


で、週が明けて再度通院。↑の時の検体検査と血液検査の結果はというと、

ドクター 「検体からは抗生物質が効いててか、もしくは菌そのものが少ないかで
      検出されませんでした」
わたし  「はぁ」
ドクター 「しかし血液検査の結果からからすると感染症になっているのは
      確実ですのでなるべく早くに、出来たら今日の午後からでも入院した方が
      いいかと思います」
わたし  「えぇえ?!」

なんでも一日2回ほど点滴できつい目の抗生物質を入れたいのだが、通院では
かなり負担がかかるというか、どう考えても通院では無理なので入院で、しかも
抗生物質の注入は早ければ早いほどいいとかで緊急入院といってもいいくらいの
スケジュールとなった模様。

いちおー親とも相談の上、その日の午後から再入院する事になりました。
手術したところの抜糸をする前に再入院とは思ってもいませんでしたよorz


          ☆


本人には全くと言っていいくらい自覚症状がない状態だったのですが、なんでも
骨折部位に菌が入るといつまで経っても骨がくっつかないそうで、しかもわたしの
場合は金属プレートを入れているからなおのこと菌が繁殖しやすいそうです。

でもってわさわさと菌が繁殖しまくってしまうと最悪の場合、鎖骨補強のために
入れた金属プレートを再度手術して除去。菌を抗生物質で退治してから再手術。
という前回の入院が全く無駄になる治療をする必要があるとのこと。

さすがにそれはちと遠慮したかったし、ドクターにしてみても骨移植までして
手術したのをリセットするのは気が引ける、という訳で、しばし薬漬けの毎日を
送る事になりました。


         ☆


で、入院してからも色々あった訳ですがそれはまた後日。   


                                       to be continued
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