信州松本 バーテンダーの独り言

松本市でひっそりとバーをやってます。 Bar WaterLoo (ウォータールー)のマスターの独り言です。

忙しいという字

忙しいという字は、心を亡くすって書くから良くないってどっかで聞いた。
確かにそうかもしれない。
でも忙しくしていた方が心が楽な事だってあるんだ。
忙しい方がいろいろと考えずに済む、悩まずに済む、落ち込まずに済む。
朝から深夜まで働いて、そうしないと不安でたまらなくなってしまう。


大事なものを守る為にお金は要る。
お金の為に、今も今までもいろんな仕事をしてきて、心を亡くて働いて。
それでもたったひとつ、お金の為じゃなく働ける仕事。

それがバーテンダーとしての僕。
そして自分の店。

それを守る為なら、別に何と言われたっていい。
何にも恥ずかしくない。
自分が守りたいものの為に働いてるんだ。
お金はお金じゃ買えない、大事なものを守る為にあるんだ。

忙しいくらいなんだ、最高じゃないかって思ってる。

しばらく僕は忙しいまんまで行こうと思っています。



表裏一体

あるお客様と「辛いと幸いの違いは棒一本なんですよね」なんて会話をした。

表裏一体というか、辛いを乗り越えないと幸いも来ないというか、ゴールだと思っていたらスタートラインだったとか、全然違う結果のものが、実は本質は一緒なのかなと。

人間辛い時は自分を嫌いになっちゃって、おまけに周りの人も嫌いになっちゃって。
幸せな時は苦でもなかったものが、辛いと急に背負うのも面倒になって、いろんなものを捨てちゃえと。

そういう事は誰の身にも起こりうる事ですが、僕はそんな時でも捨てきれなかったものが、宝になると思います。
捨てようとして捨てられなかったもの、それが辛い時の次にくる幸いの時の宝物になると。

辛い時はその人のよい所が見えなくなるんです。
長所が見えるのは愛情があるからで、愛情があるのは幸せだからで、辛くてその愛情がなければ短所しか目につかないものです、人の目は。
好きだから許せるのは愛情の証です、長所が見えているから許せるんです。


だからせめて辛い時でも、自分ひとりでも自分の味方をしてあげようと思っています。
そして捨てようとして、捨てられなかったものを大切にしていこうかなと。









自業自得

学ばない者は人のせいにする。自分に何が足りないかを考えないから。学びつつある者は自分のせいにする。自分に何が足りないかを知っているから。学ぶことを知っている者は誰のせいにもしない。常に学び続ける人でいたい。~三浦知良


自業自得って言葉は強力で、何か大きな問題が起きた時でもこの言葉をつぶやくと、何かの修行の様に思えてくる。
何でも自分が至らなかったんだ、そういうのは僕はもう止めたんだ。


人間は失敗して当たり前、失言もマヌケな事もして当たり前。その都度自分ばかりを責めていたら失敗するのが怖くなる。
その方が怖いと思う。
 学ぶことを知っている者は、誰のせいにもしない。

カズさんは、たとえシュート99本外しても、迷う事なく100本目を蹴ると言っている。


あの時こうだったら、こうしていれば、アイツが悪い、そういえば自分も悪い。
たら・ればに自己嫌悪、行きつく先が自業自得。
誰が悪いとかはそんなに問題じゃなく、そこから何を学ぶのか、どうやって生かすのか。
それが常に学ぶ者の考え方。





秋のフルーツのカクテル

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試されている時かな

前回は何だか愚痴のような事も書いてしまい、お客様にすいませんというか、心配して来店してくれたお客様もいて、こんな男でも心配していただいて本当にすいませんと。
こういうお客様が一生のお客様なんだなと再確認しました。 
大事にしていかないとな、自分に言い聞かせて。 

  最近20年営業されていた近所のレストランが店じまいされた。
特にお付き合いしていた訳でもなく、2回程お邪魔しただけなので、僕がどうこう言う筋合いは一切ないし、言ってはいけない。 
お店が閉店する理由は一つしかなく、僕も何度も何度も思った。 実際そうなる寸前までいった事もあった。 

  自分を全否定された気分がずっと続き、惨めで誇りなんて持てなくて。 
店もバーテンダーも辞めた方がどれだけ楽か、なんて。 


で、思ったんです。 楽な方に答えがあるのかって。
もがきもせず、あがきもせず、変なプライドだけの為に諦めるのかって。


笑いたければ笑え。俺は必死で儲からない店やってやる。 このままいつの間にか消えてたまるかと。 


  そう思ってやってたら、少しだけ上向いてきました。 売り上げも自分自身も。
慈善事業じゃないからさ、売り上げあっての商売だし、お客様あってのバーテンダー。


順調だった時は「俺はこのスタイルでいくんだ」なんていきがってたけど。 
結局そのレベルには到達してなかったんだなって、今になって分かった。


お客様が悪いんじゃない。慢心した自分のツケが来ただけ。 
僕は自分のツケを今必死で払っている。
ツケが払える元気な体があるんだから、その事にまず感謝しよう。 
さて今日も明日も頑張りますか。 時々は独り言書いていきます。 よかったらたまには覗いてみて下さい。 
そして気が向いたらお店のほうにもどうぞ。

営業時間 変更のお知らせ

店主 保科昌幸からお客様へ

明日からしばらくの間、営業時間を19:30〜1:00とさせて頂きます。
閉店時間というより、最終入店とさせて頂きます。
オーダーいただける場合は、もちろん1:00を過ぎても大丈夫です。
ただご注文いただけない場合、ラストオーダーとさせて頂きます。

ここ何年かずっとブログは更新せずにいました。
悲しいこと、苦しいこと、自分への失望、苛立ち、嘆き。
そういうもの支配されていたのかも。

ブログというのは、自らで発信するツールですが、何も発信する気になれない自分。
そんな時に何も書く気になれず。
そういう言い訳を自分にしていたんです。

ものすごく忙しかったのも、そんな理由のひとつで。
店が忙しいんじゃなく、朝からもう一つ仕事をするようになって。
それはだた単純に、お店の売り上げだけでは苦しいからで。

結局中途半端だから、叶えることも諦めることもできず。
だたずるずると、営業していただけの日々だったんです。

嬉しいことも、もちろんありました。
僕のブログに影響を受け、バーテンダーを目指したという青年。
大学院を卒業したというのに、バーテンダーの道を歩き始め、今京都の名店で働いている。
僕は彼に言った
「社会に出て、いろんな経験をして、どんな時に人は飲みたくなるのか、バーで飲もうと思うときはどういう気持ちなのか、そういうことを知ってからバーテンダーを目指しても遅くないし、むしろそういうことを知ってるバーテンダーになって欲しいな」

でも彼はバーテンダーの仕事をどうしてもしたいと、ご両親を説得し今日本チャンピオンのお店で頑張っている。
かつて僕のお店に来ていた居酒屋で働いていた青年も、今は東京霞が関にある名門バーで修行している。

弟子なんてとれる程の、立派なもんじゃないと自分で思ってたけど、なんだか自分のバーテンダーとして生きた証ができた気がして。

心の底から嬉しかった。


続く

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