2014年02月16日

バレンタイン

世の中の男の方にとったら、嫌な日であるかもしれない2月14日。
義理チョコを心のどこかで期待している一般男性陣が多いことは、週刊誌でも情報番組でもあからさまになっていない。照れだろうか・・、見栄だろうか・・(笑)
さて、院長も愛するスタッフからチョコを頂きました。
13日の夜は2つの出産があり、小刻み睡眠であり、夜が明けたその日が14日でバレンタインであることは、全く忘れていた様子。
お昼すぎ、勤務しているスタッフ全員が院長の傍らへ。
そして、頂いたチョコをお披露目し、その日の勤務者と記念撮影。
いつもの光景ながら、ありがたく、幸せに感じる院長です。
今年のチョコの味は・・・。
(私の口から語るのも、変ですが、みんな公認ですので・・。)
ちょこ









白いところがチョコで、その上に金粉が置かれています。
スプーンも付いていて、チョコが入れられている器は升をあしらってあって。
味は・・・・・・・・・。
びっくり・・・・・・・・・・・・・・・。
スプーンですくい、口に入れると、チーズケーキとホワイトチョコの味がして、それらが自然に溶けるその後に、日本酒の味がプワ〜ンと広がるのです。絶妙な味で、しかも、一番おいしいチーズケーキと一番人気のホワイトチョコと、嫌みの全くない日本酒の香りとその香りが口に広がるタイミング!
私が全部食べてしまいそうなおいしさでした。
もちろん「半分食べていいよ」という院長でしたが、気付いたら私の口には4分の1、残り4分の3は院長の口に溶けて行きました。
でも、これだけは文句は言えません。院長の頂き物ですから。
毎年、義理チョコではないスタッフからのチョコをかみしめています。
14日、クリニックから自宅まで数分の距離を雪の為、歩きで帰宅してきた院長。
数人のサラリーマンとすれ違ったようですが、帰ってくるなり
「チョコが入っていそうな紙袋をいくつか提げてる人もいれば、1つも持ってない人もいたわ!!」と院長。
「僕はチャンとこれもらったよ!」とばかりに、紙袋をわかりやすく手に持ち、見知らぬサラリーマンに対抗するように帰ってきたようです。
家でも、毎年ながら、息子にこのチョコを自慢し、息子のノーゲットの様子をフォローすることもなく、男の勲章かのようにスプーンを進める院長。
うれしいうれしいハッピーバレンタインな14日でした。
eri.hosoda

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2014年02月03日

雑感

もう2月!
お正月が終わったところ、と思っていたのに、もう2月になっていました。
2月は28日で終了。これまた、早く感じてしまうのでしょうか。

いくつか思うことを書き記します。

先日、テレビでおれおれ詐欺のニュースを特集していました。
こんなに、話題になっていても、つい騙されてしまう・・、わかってても騙されてしまう・・。
それが、おれおれ詐欺なんでしょうけど・・。
我が家にも、数年前、かかってきました。まだ、主人が市立病院に勤務していた時のことです。
犯人「すいません、弁護士の〇〇と申します。あの、ご主人様が手術のミスを犯されまして、今、市立病院の院長先生から依頼を受けました。公立病院なので、公にしたくないので、示談にしたいようです。つまり、費用が掛かってくるので、その件で、お話したいのですが・・。」
その会話だけで、私は、「ひゃー、うちにもおれおれ詐欺かかってきた!!!!」と直感!
おれおれ詐欺は息子や孫からかかってくることを総称していますが、振り込み詐欺も同じです。
私「え?いや〜ん、どうしましょ。(←わざと慌てたふり)院長先生(市立の)に代わってください。私も、院長先生を存じてますので(←本当に知っていました)、直接お話ししたいです。」
犯人「、あっっっ、今ぁぁぁ、院長先生は席を外さっれっ・・ていまして・・」
私「そうですか。でも、私と話すより、今日主人は年休で休みをとっています。主人に代わりますね。・・・・ちょっと〜病院からの弁護士さんから電話!!!!手術ミスしたのぉ??」と誰もいない2階に向かって、大きな声で主人を呼ぶ私。もちろん、主人は、仕事に行っており、家にはいません。私の一人芝居。
その瞬間に電話はガチャンと切れました。
あとで家族に話して、大笑いでしたが、役者をした私でも手は震えてました。
これが、何か月も話していない孫や息子の件だと、あわててしまう人がいてもおかしくないなあ・・と常日頃思っています。

インフルエンザが、大流行です。
京都は、いつも、国内で流行っている感染症は下火傾向ですむことが多いのですが、今年のインフルは違います。
連日、インフルの症状の患者さん、妊婦さんから電話がかかってきます。
どうか、お子さんがインフルの方、お子さん連れでのご来院はご遠慮ください。時々いらっしゃるのです・・。
どうか、咳、熱の症状の方、インフルでなくても、マスクを着用してください。マスク、コンビニでも売ってます・・。
どうか、症状がインフル?という方、直接来られるのではなく、まず、電話でご確認してください。
どうか、症状がインフル?風邪?の方、面会をご遠慮ください。ママさんは、産後は抵抗力落ちてます・・、ましてや赤ちゃんも・・。
どうか、うがい、手洗いを徹底してください。基本です・・。
きっと、ピークは今だと思いますが、もう少しの間、ご協力お願いします。

妊婦になったスタッフがお産しました。
毎日、2時間の散歩、体重管理、ほぼ合格で出産。みごとに、安産。
しかも、陣痛開始の21時ころ「明け方に出産しますよ!絶対に!」と宣言し、バッチリその予想通り、朝、5時32分男の子出産!!でした。
おめでとう!!本当にいいお産でしたよ!!
eri.hosoda

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2014年01月09日

新年

2014年がスタートしました。
今年もよろしく願いします。
この1年も無事、過ごせますように・・。

お正月はたまたま、出産がなく、穏やかなクリニックで年を明けたのですが・・・。
4日からスタートした外来。本当に満員電車のようで、待合室にプラス10個以上の椅子を補充したのですが、それでも、パパさんやお子ちゃまたちは、待合室でウロウロしていただく状態。
診察にお呼びする私たちの声も、人の壁で揉み消されてしまっていました。
6日の夜診くらいまでは、本当にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。

出産も、お正月は赤ちゃんもお腹の中でのんびりしていたかったのか、三が日が終わったと同時に
「おめでとう」の連続です。

たくさんの年賀状もいただきました。
ついこの前、出産じゃなかったっけ?と思うけど、つかまり立ちしている赤ちゃんの写真付きの年賀状や
今年は幼稚園の年長です!と書かれていて、ビックリの年賀状などなど。
休憩中に見させていただき、みんなで話に花咲きました。
今年の年賀状で思ったこと。
細田クリニックに32週あたりまで通われていて、そのあと、関東や北陸、九州、東北、全国あちこちに里帰りされたママさんからの年賀状が多かったのです。最後の妊婦健診では、「里に帰っても頑張って!」とエールを送り終了ですが、その方々は、出産だけでなく検診時の一コマ一コマも覚えていてくださったのだなあ・・と、うれしく思いました。
どれも、うれしいお写真付き年賀状でした。

院長と私も、初詣に。
2日の昼から出かけたのですが、すごい人!お賽銭入れる前、人にもまれました。
松尾大社はクリニックのあたりの氏神さんなので、しっかり!たくさん!お願いしました。
(余談ですが、最近、初詣の神社では、混乱を避けるため、ガランガランとならす鈴?は取り外されているのですね)
松尾大社の境内では、何人ものママさんに出会いました。
1か月前に3人目さんを帝王切開で出産されたママさん。というか、1人目さんからのお知り合いなので人ごみの中、パパさんと最初に目が合い「あ〜!!おめでとうございま〜す!」と言った後、その後ろに、ママさんとお兄ちゃんお姉ちゃん。さすがに生まれて1か月の赤ちゃんはお留守番でしたけど・・。
クリニックでのお産1000人目さんのご家族にも会いました。赤ちゃんだったのに(そりゃそうだけど)、屋台のたい焼き(だったかな?)をおいしそうに食べていて・・。
あの時の赤ちゃんが、こんなに大きくなってる!!!!と、感動!
クリニックから松尾大社まで歩いて35分。ノンストップで早足で歩こうと決めていたので、汗が出るくらい頑張りました。帰りの後半10分は少々無言になった二人でしたが(笑)
歩いている間も、何人ものママさんやちびっこちゃんに会いました。

こうして迎えた2014年。
何があるでしょうか?
うれしいこと、たのしいこと、たくさんあってほしいです。家族にも、スタッフにも、患者さまにも。
でも、つらいこと、かなしいこと、いやなこと、あるかもしれません。でも、避けて通れないなら、仕方ない。みんなで頑張って、みんなで過ごしていくしかないのでしょう。
なかなか難しいですけど、生きているだけで感謝できる自分になれるよう、日々大切に過ごしたいと思います。
そうしたら、まだまだ、未熟な自分から、少しは大人になれるような気がするのですが・・・2014年。
eri.hosoda

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2013年12月31日

大晦日

今年もあと3時間。
その3時間が終われば、何が変わるか・・。
正直、何も変わりません。
でも、気持ちを新たにするけじめはつけられるはずです。

この一文を書いた後、10分間、この1年の反省と思いを書きつつ、そして、削除し、
また、書いて削除し・・。
だって、反省なんて、山ほどあります。
思うことも書ききれないほどあります。
たとえば・・・・
新しい頼もしいスタッフが増えたこと、反対に惜しまれて去っていったスタッフ、など人との出会いや別れもありました。
この年にして、はじめて口にした(食べた)ものもあります。
この年になって、小さい頃から使っていたのに、間違って覚えていた言葉があったことも気付きました!!!
(知った時は、無茶苦茶びっくりです)
たくさん笑いました。
泣くことは、少なくなったかな?
大嫌いな読書にも挑戦中です。
家事は、そこそこ手抜きを覚えてきました。でも、基本嫌いじゃないです。
ブログも、月2〜3回と回数は減りましたが、続けています。
書くことも大事ですが、何を書こうかそれを考えている時間が大切だと思うことにも気付きました。
大切なスタッフのみんなに、公私ともに支えられ、楽しい思いを共有させてもらいました。
家族も誰も風邪1つひきませんでした。何より救われることです。

来年は、新しい出会いがもっとあるかもしれません。
たくさんの新しい命が生まれてきてくれることでしょう。
新しい出来事、びっくりなこともたっぷりあるかもしれません。
すごく楽しみな1年になってくれますように・・。
ふんわりした、あったかいクリニックでありますように・・。
正直に平等に、心安らぐ1年でありますように・・。

2014年も、よろしくお願いします。
eri.hosoda



hosodaclinic at 21:04|PermalinkComments(0)

2013年12月18日

クリスマス

あっという間に、12月の半ばを過ぎました。
つい最近まで、今年は暑すぎるね!異常気象だね!が、挨拶代りでしたが、一気に全く逆の、寒くなったね!今年は、寒さきついね!と変わりました。
暑かったら文句を言い、寒いと文句を言い・・。人間は、わがままなものです。
そうとわかっているものの、起きられない理由を寒さにするここ数日です(笑)

さて、クリニックもクリスマスの雰囲気です。
クリスマスの絵はがき、クリスマスの置物、あちこちに置かれています。
ほとんどスタッフが飾ってくれていますが、その1つ1つを買いだしてきているのは院長。
どれも高級なものはありません。
1000円までくらいの小さなサンタさんや150円くらいのポストカード、などなど。
何万もする絵画を飾るよりは、季節ごとに少しずつ変える方が1週間2週間ごとに来院される患者さん妊婦さんには喜んでもらえそうだからです。
小物を選んでいる院長も、なかなか楽しんでいる様子。
外来診察室、受付、内診室、詰所、ベビー室。
目につくあちこちで、季節を感じてもらって、クリスマスか〜とわずかな瞬間でも思ってもらったらそれでいいのです。

bigなもの、あります。受付前のクリスマスツリー。
高価というほど高級ではなく、この大きさのツリーにしたら、安価で買ったのですけれど。
去年まで(正確には今年の11月末)まで、ホワイトクリスマスツリーでした。
ホワイトも、きれいであまり見かけないツリーでしたが、備え付けの電飾が購入した翌年に破損。電飾だけ買い足して、クルクル巻き付けて使っていました。それでも、5年ほど使っていたように思います。
さすがに、今年、倉庫から出して来たら、ホワイトツリーが薄茶ツリー!になりかけていて、若干ベトーとしていて(笑)。
ツリーはクリニックの入り口に置いているので、汚れるのは仕方ありません。
でも、小さなお子さんがすごくうれしそうにツリーを眺めて、手に触れるツリーの先っぽをチョンチョンと触ったりしている光景をよく見ます。
そんな夢のある大きなツリー。汚かったらダメでしょ・・ということで、11月末に新しく購入しました。
今度は、グリーンの以前のホワイトツリーよりやや小さめのツリーです。
夜が本当にきれいです。電飾も夜の方が映えます。
真夜中に、五条通りから見えるツリーも自動ドアのガラスに反射して、あったかいツリーです。
先日、外来に来られたママさんの3才の息子ちゃん。かぶりつきでツリーを眺めてました。ずぅぅぅ〜とです。何を感じているのでしょうか。どう映っているのでしょうか。
何ともかわいい、ほのぼのした光景。キューンとしなりました。
私も、1日の終わりに、少しだけボーとクリスマスツリーを眺めることがあります。
日常に追われる毎日ですが、普段と違う瞬間を持つことで自分を取り戻す余裕が生まれます。
不思議。クリスマスツリーなんて、小さいころから、どこででも眺めていたはずなのに・・。
 
ツリー

hosodaclinic at 10:04|PermalinkComments(4)

2013年11月22日

学び

今日、京都市保健福祉局からの研究会に出席してきました。
机といすに3時間。眠くならないかな・・と心配しましたが、大丈夫。
「児童虐待の未然防止」というテーマでしたが、実際は「DVへの実際的な支援」の話で、引かれる内容でした。

DV・・・
誰もが、聞いたことがあることば。
大事にならないように、専門の支援センターへの介入が必要です。
そのために医療者として、早い段階で積極的に係っていくこと。
1.DVは、人の前ではほとんど見えないので、難しい。
2.子どもの虐待は、ほとんどが夫婦、家族の関係に問題があること。それに加えて、経済的問題。
3.また、暴力だけでなく、言葉の暴力、束縛、性的暴力、在留資格や入籍など協力しないや否定する、言いたいことが言えない、気を使ってしゃべらなくてはいけない、それら、全てDVなのです。ひどいか軽いかの違いはあると思いますが。
幸い、細田クリニックでお産された方で、明らかにDVの被害者と思い当たる方はほとんどいらっしゃいませんが、見極めが難しいのは事実。
たった、数日の入院で察することは不可能かもしれません。
でも、これから先も何気ないスタッフの洞察力・観察力が救いになることもあるはずです。
実際、この人DV受けているかも?!と感じるのは、「彼といつ出会ったの?」「知り合ってどれくらいで結婚したの?」という何気ない会話が重要なケースもあるそうです。
3時間しっかり聞いてきました。勉強しました。

そして、研修会場で20年前の同僚(後輩)に会いました。
1年目2年目でひよこちゃんだった彼女も、もう、大きな病院の管理者。
すごいなあ・・と思いました。知り合ったころは、何年か年下の後輩でしたが、今では、とっくに私なんかを超えたすてきな彼女。
彼女に言われました。「Tさん(私の旧姓)、20年前は、厳しかったわ(笑)・・・・。でも、あの頃楽しかった。懐かしいみんなと一回大集合しましょうよ。計画してよ〜!」と。
人間関係は、何歳になっても複雑。でも、そんな中、たとえ仕事で知り合っても、仕事を超えて深まっていく友情もあります。そんな友人がたくさんいてくれることを再認識しました。
もう、先輩後輩ではありません。大切な深い友人です。
久しぶりに会い、仕事の事家族の事子どもの事、たくさん話しして、笑いました。数日前にも会ったように違和感なく話せて楽しかった。
そして彼女を見て「まだまだ、もっともっと、みんな頑張っているんだ・・」と私の気持ちに喝が入る再会でした。
まだまだ、自分は甘いなあ・・。

DVのこと、旧友に出会えたこと、学んだことは大きい1日でした。
eri.hosoda

hosodaclinic at 18:56|PermalinkComments(5)

2013年11月01日

誕生日

先日、院長の誕生日3日前、誕生日会をスタッフ一同で開催してくれました。
お産の待機の方もいらっしゃらず、台風も予報よりスピードアップして進行してくれて、会場入りできました。
おいしいものを食べて、少し?飲んで、しゃべって、笑って・・。
楽しい時間を戦友同志で過ごせることは、毎年のことながら、うれしいことです。
白衣を脱いで、私服になれば、一人のおじさんと若者からそこそこの年齢の女性多数の集団。
周りから見たら、滑稽でしょうね。
いい年したおじさんが、ケーキを前に差し出されて、満面の笑顔。
ろうそくこそありませんでしたが、みんな、大きな拍手をくれました。
今年も、すてきなプレゼントをいただきました。

gurasu
ビールもキンキンに冷えたまま飲める、錫のジョッキ。
毎日は飲めませんが、アルコールが回らない数口、分娩待機の方がいらっしゃらない日に、味わうことができます。
これで、ひと口、ふた口、ゴクゴクと飲める日が楽しみです。
まだ、使うチャンスがなく、ということもありますが、使うのがもったいなくて、
家のリビングに飾ってます。





tegamiそして、スタッフみんなからのメッセージカード。
こちらは、お誕生日の当日に病棟でいただきました。
スタッフのみんなからすれば、毎年同じ内容にならないよう気を使わせているかもしれません。
でも、この1冊は、どんなにしんどくても、もう、産婦人科止めようか・・と落ち込むことがあっても、くたくたになるくらい忙しくても、エネルギーをくれるのです。
不思議なくらい。
毎日、顔を合わせているスタッフ、でも、改めて、文章で言葉をもらうと、ジーンとくるものがあります。


こうして、今年も1才年をとりました。
いくつまで、元気でこの仕事をやってられるか・・という思いも陰りますが、「もう、産婦人科を止めよう」と決心しない限り、やって行こうと思います。
まだまだ、スタッフと患者様の笑顔でやって行けると思います。

おっ・・・・・と、これは、院長の秘書?が代弁として代筆としています。
eri.hosoda 



hosodaclinic at 13:27|PermalinkComments(0)

2013年10月18日

先日、台風が過ぎて、晴れ間の見える京都。
車で移動中、突然、院長が「虹!!見て見て!!」と言い出しました。
目を凝らして、建物の合間を見ると、クッキリとした虹。
虹なんて、何年見てないだろうか・・。

IMG_700910年以上見ていないかも・・。
見る余裕がなかったのか・・。
虹すら、見られない自然環境になったのか・・。
うれしくって、窓を開けて、必死で写メを撮る私。
虹のできる仕組みを科学の授業のように語る院長。
しばらく、車を走らせても、まだ、クッキリ見えました。
しかも、虹の出発点?一番下?もわかりました。

気分も良くなります。

 

 帰ってから、さっそく、自分の手帳に「虹見た」と書こうとしましたが、なんと、虹という漢字が浮かびません。
最初に書いたのが「紅」。
明らかに違います。こんな感じの字だった・・しか、わかりません。
情けない大人です。

でも・・・・
数日前、スタッフと
「今の子ども、辞書が使えないよね」という内容の会話をしました。
確かに、我が家も小学高学年頃だった息子に「辞書で調べなさいよ」と言ったとき、辞書の使い方を知りませんでした。挙句の果てに「僕、辞書持ってない」と。
ちゃんと部屋の本棚に辞書はあったのですが、存在すら意識下になかったのです。
スタッフの息子さんも同じような状況で、「ビックリしたわ!」という、主婦話。
私たちの子どものころは、パソコンもなければ、電子辞書なんて存在すらなかった時代。
辞書で、漢字の意味を調べる宿題もありました。重い辞書を学校に持っていくこともあり、苦痛でした。
現代の学校、考えたり、調べたりする努力する過程を教えない学校が増えてしまう・・つまり、考える力がつかない、調べて知るという努力やわかった時の達成感を知らずに成長する、ということ。
良くないこと、とはわかりつつ、ついつい、楽な方法をとってしまうのです。楽な手段が手軽にあるから仕方ありません。機器を使うことが100%悪いことではないのですが。
人間だけが考えたり、字を読んで知ることができる特権なのに、放棄してしまっていることは、もったいないし、怖いことかもしれません。
子どもだけでなく、私たちもです。
手紙を書くことも減り、すべて、メール。メールなら漢字もすぐに出てきます。
だから、「虹」という漢字が浮かばなかったのです。
情けな〜い、話・・・・。
eri.hosoda



hosodaclinic at 10:37|PermalinkComments(5)

2013年09月28日

雑感

もう、9月も終わろうとしています。
熱帯地方のような今年の夏の暑さも忘れてしまいそうなくらい、過ごしやすくなりました。
昼間、若干、暑さを感じますが、充分我慢できる範囲。
今くらいの、こんな気候がずっと続いてほしいものです。

土曜の今、19時、院長は研究発表会へ勉強に出かけています。
一か月に2〜3回、産婦人科の研究会や情報交換会のような会に出席し、今の産婦人科の動向を知るとともに、日ごろお世話になっている、日赤や大学、市立病院、他の開業医の先生方にお礼を言う機会にもなります。
参加されている先生の中に、院長も私も恩師として尊敬する、もう、現役を引退されて10数年、80才近くのO先生がおられます。
現役のときは、他の科の先生がO先生の手術の腕を見学に来られていました。
婦人科の手術の腕前は、日本トップクラスのお墨付きでした。
若い頃のO先生は、それはそれは、怖かったです。
「産婦人科で働くのなら、1話したら10まで知れ」
「産婦人科やるなら、昼飯、抜くな」
「仕事でずるいこと考えるなら、詐欺師になれ」
こんな風に、毎日、たくさん怒鳴られました。何度も泣く思いしました。
でも、今、思ったら、今の私の根底を教え込んでくださったように思います。
今でも、年賀状や暑中見舞いを下さり、研究会で院長と顔を合わすと、
「奥さん(私の事)、元気にやっとるか?」と気にかけてくださいます。
本当に怖い先生でしたが、大好きな、尊敬する先生です。
その先生。もう、全く仕事をされていないのに、まだまだ、研究会に出席され、勉強されているのです。
すご過ぎる!
その学んだ知識をどこに活用されるか、考えても浮かびませんが(笑)いくつになっても、現役を退いても、ずっと自分の知識を磨いておられるのです。
一生勉強、そのお手本のような恩師です。
今、院長が出席している研究会でも、院長と顔を合わせているのでしょうか?
一度、クリニックの手術に来ていただきましょうか?

そうそう。
先日、休日のお昼、ダラダラしている私の前に、ホットドッグが置かれました。
院長作のホットドッグ。冷蔵庫にあるもので、作ってくれました。

ホットドッグ無造作のケチャップが、男の料理って感じでしょ。
これまた、何気ない、誰でもできるホットドックですが、人に作ってもらうと、おいしいですよね・・。


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2013年09月10日

2020年

日曜日の朝は2020年のTOKYOオリンピック開催の決定で盛り上がりました。
少し前まで、あまり興味もなく、福島の汚染水問題が世界中で大きく取りあげられているから、無理だろう・・と思っていました。
でも、プレゼンを見る限り、日本人らしくない世界に訴えかけるアピールを前面に出して、東京が勝利。
素人から見ても、すてきなプレゼンで、まったく畑違いの産婦人科であっても、学ぶことは山のようにあったと思います。
たまたま、朝の5時台に、出産があったので、院長も私も発表直前には目が覚めていたので、リアルにその瞬間を見ることができました。

訴えかける・・ということの基本を学びました。
一つのことをみんなでゴールとするチームワーク・・を学びました。
人としての明るさ・・を学びました。
必死さ・・を学びました。
人に訴えるための言葉の選択・・を学びました。
そして、実際、アスリートではないので、オリンピックの中身に期待することより、7年後の自分、7年後の家族、7年後の細田クリニック、などなどを想像してしまうばかり。
今、生まれたベビーちゃんは、小学生です。
おむつを替えてあげたベビーちゃんが、そこまで成長するのです。
もちろん、院長もスタッフも私も、みんな、7才年をとっているのです。
いろんなことが、変化しているはずです。想像もできない出来事も体験しているはずです。
好いこともたくさんあるだろうし、もちろん、つらいこと、悲しいこともあるだろう7年間でしょう。
試合そのものは、国内なので、もちろん時差がなく、仕事中であり、リアルタイムで観戦できないのがやや残念ですが、いろんなことをひっくるめて、この7年間の体験を楽しみにしたいものです。

このプレゼンで猪瀬東京都知事ががんばっておられました。
報道もされていますが、東京開催決定の9月7日は、猪瀬知事の亡くなられた奥様の四十九日だったようです。
奥様が亡くなられて四十九日しか経っていない中、日本にオリンピックを誘致するために全力を注ぐパワー。
その底知れぬ力と笑顔に感動しました。
知事という立場や政治のことはよくわかりませんが、自分自身を厳しく激しく奮い立たせたであろう行動に敬意を感じました。
自分の職務を全うする姿、マネこそできないでしょうが、社会人として一人の責任ある大人として理想であると思います。

たくさんの刺激があった2020年オリンピック開催決定。
先に書いたように、いろんなことがある7年間に期待します。
今日も、3月に出産した元スタッフ二人が顔を見せてくれました。細田クリニックで出産してくれているので、生まれた時から知っています。もう、歯も生えていました。重くなっていました。散髪もしたって(笑)。二人ともパパそっくりで。目が合うとニコッと笑ってくれます。二人を交合に抱っこ。
こんな時間が、大きな疲れを癒してくれます。
こうして、これから先も7年過ぎていくのかなあ・・と思いました。
eri.hosoda



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