2回目の訪問です。
今回はご紹介で
『㈱石見銀山生活文化研究所』 所長 : 松場登美 さんにお会いしてきました。
※観光客にこびない大森町の景観。
ひとつの小さな集落に「暮らしそのもの」が美しくデザインされたまち。
石見銀山(世界遺産)のふもとで観光客も多いなか、媚びることなく、生活をぐっと捉えたまち。
本当の豊かさのクオリティーがここにあると思います。
※詳しくは⇒『丹波田園スタイルの家』
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細見工務店のホームページ
ブログ:「丹波田園スタイルの家」
当社の実例写真
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まちなみ探訪
篠山市の河原町妻入商家群(国重要伝統的建造物群保存地区)
で行われている
『丹波篠山・まちなみアートフェスティバル』に行ってまいりました。
開催:9月18日(土)~26日(日)
「妻入り」の代表的なたてもの。
きちんと改修もされていますねぇー。
このような建物群が1km弱にわたって道路の両側に並んでいます。
そこで31箇所の町家で、ギャラリー展示やカフェ、講話など催されてます。
青いスクリーンが目印。
「アートと古民家、カフェと古民家、講話と古民家」
どれもナイス・マッチングですね!
道路主体の町家だけに、大好きな「中庭」のあるお宅も沢山ありました。
その家々にあった展示がなされ、これも作家さんの
工夫どころでしょうか....。
こちらは普段入れない邸宅での展示。
写真撮影も許可がおりました。
陶芸作家さんは日本語ペラペラの
ピーター・ハーモンさんでした。
一番気に入ったましたのが、コレ!
真っ暗のなか、真壁に映し出された「手」の映像。
音楽はエリック・サティの「ジムノペディ」でした。
はまりすぎです♪
その作家さん(森口ゆたか さん)のギャラリートーク
サプライズ!
たまにお会いする
伊藤 岱玲 (いとうたいれい)さん。
陶磁器の作家さんでいらしてました。
青磁、白磁の作品で高価な値がついてました、、、、
陶磁器の事は分からないので失礼しました。。。
こちらは「はくとや」さんという古雑貨屋さん。
角地の面白い建物になっていましたのでパチリ!
お店の中も、あれもこれも欲しくなる面白い雑貨が
沢山販売されていました。
最後に、集客力がすごかったですね。
篠山はお城を中心に、まちの力も集約されている様に思えました。
丹波市は相反して散居型のまちなので、
これを逆手に何かできないだろうか...
と思案をめぐらす。。。
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京都府南丹市美山町に行ってまいりました。
日本の原風景「かやぶきの里」であります。
※赤い郵便ポストがお似合い♪
ちなみに「重要伝統建造物群保存地区」に指定されています。
※よく手入れされて、見ているだけで気持ちイイ。
典型的な農家群(反義:町家群)で、独立した住居がオープンスペースを配し点在しています。
町家と違い方位が重視され、どの家も南に座敷(オモテ)があります。北側をオクとよびます。
“道”は蜂の巣のようになり、各家を結んでいました。
個人的には、アスファルト舗装だったのが残念・・・。(美山町の皆様、申し訳ございません)
※「うまのり」(屋根のバッテンの茅おさえ)の数がステータスとか・・
通常は5本で、元豪農さんなんかは7本あるそうです。
※美山民俗資料館 入場料:300円
こちらの茅葺きは「もっふぅぅっー」としてますね。
※小屋裏に登らせていただきました。
※茅屋根の中はこんなにキレイ!2層にもなってますねー。
※開放的な田の字プラン。雨にもかかわらず、抜ける風が気持ち良かった!
田や畑からの恵みを、家族で囲炉裏を囲んで戴く。・・・・なんと「持続可能な暮らし」素晴らしい!!
※しばし、くつろいでます。。。
※まちの至るところに防災用の放水銃。
村のディティールにあわせ、「入母屋」なのがナイス! ケド、どないして空くのだろう・・・・?
※雨の日でしたが、良かったです。
「日本の美しさ」は“お湿り”の中にもありますね。
あと行って分かったのですが、傍に由良川があり、そこに茅取り場がありました。村の端に茅倉庫もあり、これぞ、「自立循環型のまち」と思わされました。
今、失いかけている暮らしのヒントがここにあると思います。
わたくし、家づくりで
「Go! Sustainable!」をモットーに
「新しい形で取り戻したいぃっ!」と、決意を改たにした次第でございます。
静かな時間が流れる京の路地。
ここは、東山区にある、長さ50mくらいの路地。
実はこの路地、お若いクリエーターさん達が住まう、想像力豊かなアパートメントなのです。
※京都府東山区山下町大国町通松原下ル二丁目山城町284あじき路地
連棟になっていて、それぞれの店子さんが若きアーティスト
今回お邪魔したのが、がまくち職人の小川大介さん
ものごしのやわらかい素敵な小川さん。築100年程(改修時に大正時代の新聞がでてきたとか・・)の3畳(展示室)+4畳半(工房)で「がまぐち」を製作されています。実はびっくりするほどの高学歴でいらしてましたが、「ものづくり」が好きで今の道を選ばれたとのこと。
壁のディスプレイ。ひとつひとつが手づくりなので見入ってしまします。
こちらは85年ものスコットランド製ミシン。「折り返し(?)ができないですが、これでないと・・」とおっしゃる小川さん。最新のミシンより、通りは良いとのこと。
二階へはこの階段で。間取りは一階と同じでそこで居住されてます。
他にも 「革工房」「照明」「帽子」「木工芸」「フラワーアレンジメント素材」「日曜日のパン屋さん」などあります。今回はお休みでした。残念。
※「ろーじ・こーじ」(路地・小路)探検は、まだまだ続きそう・・・
狭い路地に足を踏み入れるときの、少しどきどきする感覚は心地いいです。いつもと違った空間に誘ってくれます。
「町並み探訪シリーズ」の第二弾です。
今回はびわ湖北部の民家(長浜市)を訪ねて参りました。
※滋賀県長浜市元浜町
平入りの屋根で軒先が何軒も連続し、長屋風のジャポニズムな町並みを形成しています。
これは、秀吉みづから城下町を計画したといわれています。
秀吉は商人、職人をブロックごとに住まわせ、通りの両側に家の間口を連続させ、今のスタンダードですが「両側町」を形成したとの事です。
※白黒にすると昔の写真みたい。。。
戸々の特徴は(上記の写真で・・・)
「袖壁」(2階の両脇にある壁)と「平入り」の軒が連続している所で、高さも町全体で統一されております。
袖壁でなく、屋根まで伸びている「うだつ(卯建つ)」があがっているお家もあります。
「うだつがあがらない」の語源は、この「卯建つ」で、近隣の火事を防ぐ防火的な役割で、富と財力があるある家だけに限られ、間口の長さをもシンボル的に表し、庶民のステータスでもあったとの事です。
※中央部の「黒壁スクエア」 インフォメーションもここにあります。
※明治33年築 旧国立銀行 「黒壁ガラス館」
※まちの産業でもあるガラス工芸「スタジオクロカベ」
※中では、ライブでご覧になれます。
※古い町並みに、ポイント的に“ガラス”を使ったおしゃれな意匠があるのも印象的
まちには”ガラス工芸”を中心とした工房や店が点在します。
※私の大好きな「路地」
※中庭も点在します。ここは路地から入ると中庭に公衆トイレが・・・(奥の白い建物)。真ん中にシンボリック・ツリーがあり、その元で沢山の人が休憩されてました。
※この奥に、イタリアにも勝る中庭が!!。「通り庭」最高です。ここで私のボルテージも一気に上がります。( 写真を拡大させてみて下さい。。。)
※上記「通り庭」から入った「中庭」。いい空間でした。(こちらも写真拡大し。。。)
※「中庭」シリーズ2。左奥はカフェ・レストランです。ここもイイ。(こちらもです。。。)
※博物館や美術館もあります。
※びわ湖へ通ずる「水路」もまち全体に。秀吉の都市計画。舟運で物資を運び安くした為。後、大坂、京、伏見のまちの原型になったとか。
※エアコンの室外機や自販機もこの通り。観光客への配慮ですね・・・。
以上、都市財産を見事に復興されました「滋賀県長浜市」でした。
※丹波から車(高速) : 約3時間30分(距離約210km)
伝統と現代の感性が心地よく溶け合う大森の町
※島根県大田市大森町
とある会社様に訪ねにいったのですが、その町並みに感動しました。
(石見銀山が世界遺産とも知らずに。。。)
大森地区は、かつて栄えた石見銀山の役人や商人たちが暮らしていた町だそうです。
武家屋敷と町屋が入り交じった町並みは、昔ながらののどかな風情を感じさせ、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
古民家を改装した洒落たカフェやギャラリー、銀細工の店などが建ち並びます。
歳月が磨いた佇まいに、現代の感性がマッチして心地よいくつろぎを感じさせられました。
※民家を改修したCafe。中もいいです。
※こちらは倉庫を改修したCafe
※どのおうちもお手入れが行き届いて端正に佇んでいます。
※玄関はどのお宅も「丁度いい」。どこか懐かしく、それでいて可愛い。
※軒先はこんなギャラリーになっていたりいます。
※この黒いオブジェもいい。
※こ、この寂びた表現は・・・素晴らしい!!!
※こちらは古民家を最新機器でリフォームしたおうち。
※そのサニタリールーム。
※壁は殆どがこんな土壁状態で統一されています。
※壁 - まちの統一パターン
※壁 - たまにある漆喰塗りのパターン
※壁 - イレギュラーにあるパターン
※晴れた日に来たかった。。。
というわけで、石見銀山はすぐ歩いて行けたのですが、訪問せずでした・・・。
※丹波から車:約4時間30分
高速で片道:1,900円 (休日割引)