税理士法人細谷総合会計のblog : 2011年09月

2011年09月25日20:39

カテゴリ: 業務; 社会保険

『海外療養費支給制度』って知ってます？

我が町、泉州は「岸和田だんじり祭り」が終わってホット一息って感じなんです。

それまでの、町全体での祭りに向けてのみんなの高揚感って凄いんです。

ほんと「I　LOVE　ダンジリ」なんです。

今回は、円高効果もあってこの夏は、海外旅行に行く人も多かったハズ、でも海外で病気になった時
どうしますか？

確かに、海外旅行保険に入ってれば、それなりの保障があるのですが、そんなのめんどくさいって人の方が多いのも事実ですよね。

今回は「海外療養費支給制度」について説明していきますね。

例えば、ハワイで盲腸になったらいくらかかるか知ってますか？

日本だと約３０万円かかるんですが、ハワイだと２００万円もかかるんだとか、国民皆保険って有難いですよね。

そこでなんですが海外でも日本の健康保険が使えるんです。

あくまでも現地でかかった際の実費は、治療を受けた本人が立て替える必要はあるのですが、帰国後申請すれば、その大部分がかえってくるんです。

具体的には、戻る金額は日本で盲腸の手術を受けたとした場合に係る金額に基づいて計算した金額なんです。

仮に盲腸の場合だと、日本では約３０万円かかるので、自己負担額が３割だとすると、差額の７割がかえってくるんです。

ハワイでの２００万円に基づいての計算の７割ではないんですが、これも知らないと損ですよね。

必要書類は、各自が加入する公的医療保険の窓口でもらえるんです。

それぞれが加入する医療保険のHPでダウンロード出来るサイトもあるので試してみては？

その必要書類は「領収証明書」と「診療内容明細書」の２つがポイントで、現地の医者に記載してもらう必要があるので、出来れば海外旅行前に入手しておいた方が、その後の手続きを考えれば無難だと・・・。

帰国してからでも、書類を送付すれば大丈夫ですが、その後の時間やら記入（英語も併記要）の手間を考えると事前入手が無難だと・・・。

療養費の金額の差には驚くばかりですが、円高だけでなく「医療制度」の比較も大切なんだと、高い健康保険を負担しているだけのメリットは、あるのか、ないのか？

どうでしょう？

BY（奥）

2011年09月18日19:00

カテゴリ: 業務; 税務会計

領収書が無いから認められない・・・はウソなんです。

先日、ある勉強会に行ってきました。

研修会の講師は元税務署勤務で現在は税理士の方だったのですが、税務署勤務時代から自分に正直に生きてこられた方の様で、まさに「租税法律主義」を地で行くような面白い税理士でした。

税務署勤務時代に上司と二人での臨場調査の最中でも、上司が法律的に間違った指摘を納税者に言った際には「その指摘は、間違っていると思います」「条文のどこに書いてありますか？」なんて会話もしばしばだったらしく
上司にすれば＝立場がないですよね。

でも「間違いは、間違いですから」って感じで、動じなかったそうで。

そんな中、情けないって感じたのは、その調査に立ち会っていた「そんな間違った指摘を、納税者が受けていても、税理士が何も反論しなかった事」なんだそうです。

税務調査は、税理士の腕のみせどころだと・・・なんで何の反論も出来ないのか？って。

それから色々あって税務署を退官し、税理士へ・・・。

そんなある日「ホステスさんが飛び込んで来たんです」

ホステスさんの場合は事業所得なんです。しかも予め勤務先から税金を源泉徴収されているんです（事業所得者としてかなり多めに・・・）

だから確定申告の時に使った領収書等で経費を確定して確定申告をすれば,その源泉徴収されていた税金の一部が還付される事がほとんどなんです。

でも相談に来たホステスさんは過去５年間における領収書が全く無かったそうなんです。

それまで税理士５人に相談したけど「領収書」がなければダメって断られたそうで・・・。

でも消費税は領収書が無いとキビシイのですが、所得税の場合は仮に領収書が無くても、それに代わる資料でその支出日、内容、金額、相手が証明出来れば所得税法上は、納税者の申告に基づいて申告書を提出することは問題なんですが＝確かにそんな状況で過去５年間遡って還付申告書を提出すれば必ず税務署からの問い合わせ（調査）が入りますが・・・でも「メモでも事実は事実なんです」

税理士とすれば、信頼に足りる納税者であればその内容を税務署に説明すればいいんです。

税務署と揉めたくない税理士が多いのも事実なんです。

このホステスさんの件は、ホステスさんが詳細な資料を作成して税務署に提出して結局それが認められたそうです。

『納税者の為に何が出来るのか』

改めてこの言葉の意味を考えさせられた有意義な研修会でした。

BY（奥）

2011年09月11日20:50

カテゴリ: 業務; 税務会計

大阪マラソン（走る事って？）

世はランニングブームですよね。

走るってことは＝健康ってイメージがあるのですが、膝、アキレス腱やふくらはぎの故障を訴えるランナーも多いのも事実なんです。

アメリカの整形外科医会は「膝の健康にたいするとてつもない脅威」とランニングについて結論付けている程、下半身に負担がかかるのも事実なんですが・・・。

でもランナーはここ最近増え続けていますよね。

そこで、身体に負荷がかかるのにも係わらず「走る人」が増えている事に『なぜ？』って考える人がいるんです。

著者曰く：走る＝「人類のもっとも初歩的で最大のサバイバルスキル」であったんだと。

外敵から身を守る為には「走る」事が大切ですよね。

そんな思考の中でメキシコのある部族の話が出てきたのです。

その部族とは「タラウマラ」＝「走る部族」なんだそうです。

この名の由来は、一晩続いた祝宴の後に行われる「まる二日にわたって続けられるレース」で、その走行距離はなんと７００キ㎞にも及ぶんです。

しかも走る前に、トレーニングや調整、ストレッチといった事前準備は一切せず「４８時間は、ただ走るのみ」だとか。

では、なぜそんなに走るのか、その源は？そのランナーの一人が問いかけに対して「根性でも、ハングリー精神でも、闘争心でもない」んだと、「人生への愛がその一挙手一投足から輝きだしていた」んだと・・・。

『タラウマラ族は走ることを愛することがどんな気持ちなのかを忘れていない』＝『走ることは人類初の芸術』であると。

食糧を求めて走る＝生きるべく走る事が「愛」であるという考え方、だから走ることと生きる事は分かつことの出来ない行為なんだと。

各地で開催されるマラソン大会に向けてトレーニングを重ねている方も多いのだと・・・。

走る理由って、健康促進やストレス解消という人が大部分ですよね。

でも著者は「我が身を、誰かを、暮らしのすべてを愛する手がかりが欲しくて、再び人々は走り出したのだと？」

皆さんが「走る理由は？」

BY（奥）

2011年09月04日21:01

カテゴリ: 業務; 税務会計

消費税と価格表示の関係について。

台風12号でしたね。
我が事務所の「慰安旅行」＝幹事諸氏にとっては「疲労旅行かも？」は、台風に振り回されたカッコウになってしまいましたが、でも良い事も沢山あったので参加した各自にとっては良い思い出になることを勝手に期待するのですが・・・。

今回は、増税が予定されている「消費税なんですが」

米国の格付け会社からも格下げされた事は久しいのですが、それにしても日本国債の価格は安定してるのは、日本の財政基盤を安定させる予知がある？＝消費税の税率が欧米諸国に比べて低いからだそうですが、早くこの円高をなんとかしてもらわないとって考えていたら、既に日本の大企業は「出稼ぎ企業」になっているので、本社が日本にある限りは日本に税収が入ってくるので法人税等の税収は安泰？だとか？？？

でも優勝な企業が海外に行ってしまうと、国内の雇用が少なくなるので給与の支払いを受ける人が少なくなって結果、国内での給与所得者が少なくなれば国内消費も少なくので・・・どうよ？って感じなのですが。

そんな欧米諸国から期待されている消費税なんですが、確か１６年4月１日以降の価格表示の方法をそれまでの消費税別から消費税込の総額表示に変更されているんです。

その背景には当時の政権党が消費税の増税を視野に入れてたとのウワサもあったのですが、ここにきて、その総額表示の恩恵を野田首相が受けることに？？？

でも増税までには紆余曲折があるのは当然として、消費税先進国のフランスでは、例えば消費税の増税が半年後に行われる事が決まったとしたら、商店は、売れ筋商品からタイミングをはかって商品の値段を上げていくそうなんです。
日本では、消費税率の変更前夜から翌日の早朝まで＝徹夜で価格表示を切り替えたなんて報道がされていたのですが、フランスでは消費税の値上げは日々変わるコストの一部として考えられてるそうで、商店としては年間を通じて消費税の値上げ分を吸収出来ればいいと考えるんだそうです。

でも日本では、消費税増税に伴う商品の値上げは、消費者から非難されることはあっても理解されることはないんだと、反対に消費税増税にも係わらず商品価格を維持する方が、消費者の味方としてTV報道でも取り上げられるんだと・・・。

でもよく考えてみると、消費税が増税されて、商品調達コストが上がっているにも係わらず価格維持が出来るのは、その商品の利益率がいい＝（今までボロ儲けしてきた商品）OR（仕入れ先を泣かして消費税分を吸収しているのか）おそらくは、どちらかなんだと・・・。

マスコミも表面だけしかも一回だけ取材して、あとはほったらかし的な放送は辞めにして報道に責任を持ってほしいものだと・・・。

空想の話でマスコミを批判するのも失礼なので、これくらいにしますが。

要は、我々国民がもっと大人になって何が是で何が非なのかをちゃんと見極める事が大切なんだと。

少子高齢化加が速度的に迫ってきているんです、そのコストを具体的にどうすればいいのか？

真剣に考える時期に来ているんだと・・・どうですか？

BY（奥）

税理士法人 細谷総合会計のblog

2011年09月

『海外療養費支給制度』って知ってます？

領収書が無いから認められない・・・はウソなんです。

大阪マラソン（走る事って？）

消費税と価格表示の関係について。

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