September 18, 2011

ヴィーニョ・ヴェルデを飲んで夏とさよならしよう

ヴィーニョ・ヴェルデを飲んで夏とさよならしようとしたのだけど、9月というロスタイムに入ってなお残暑は攻勢を緩めることがない。ああもう勘弁してくださいよ。ちょっと先には秋刀魚やらマロングラッセやら甲州の新酒やらがお控えになっているのですから。


テラス・ド・ミーニョ ヴィーニョ・ヴェルデキンタ・ダ・リッシャ
テラス・ド・ミーニョ ヴィーニョ・ヴェルデ2009
トラジャデューラ+アリント+ロウレイロ
ポルトガル ヴィーニョ・ヴェルデ
輸入元:飯田




そうは言っても、暑いときに飲むヴィーニョ・ヴェルデはやっぱりいいものである。数ある夏の魅惑の中でも 「 ヴィーニョ・ヴェルデを飲むということ 」 はかなり上位にランクインしていてもいいはずだ。でも、そのおいしさを説明しようとすると難しくなる。それはなぜか。たぶんそのおいしさがつるんとシンプルなかたちをしたおいしさだからだ。この辺りにいまいち日本でヴィーニョ・ヴェルデが浸透していない理由があるような気がする。
微発泡で軽やかでさわやか。およそこれで説明がついてしまうのが悩ましいところだ。お手頃でシンプルないい奴だけど、代えの効かないような個性を携えているわけでもない。それでもこうして残暑の中で飲んでいると、不思議と心打つのだからどうしたものか。僕たちがヴィーニョ・ヴェルデについて語るべきことは多くないかもしれないが、ヴィーニョ・ヴェルデの方は僕たちのそういう意思を汲みとって、「 まあまあ。だんな。そんなの気にしないで飲んでくだせえ 」 と言っているみたいだ。
そんなわけで、残暑で疲れた身体をヴィーニョ・ヴェルデは気持ちよく受け入れてくれる。特になにかを言うこともなく。だったら僕たちも特になにかを語る必要はないんじゃないか。ヴィーニョ・ヴェルデを飲んで、空に表れるかすかな秋の気配を見上げて、夏とさよならすることを考えていれば、きっとそれでいいのだ。


Grant Green / I Wanna Be Loved

amazogneレイクォン


  
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March 03, 2011

カヴィポル デヴェザ・ヴィーニョ・ヴェルデ2009

レイクォンです。

「 ポルトガルという言葉を頭に浮かべてぱっと連想するものを5つ以上あげてみて 」 と言われたので自信たっぷりに 「 フィーゴ。ルイコスタ。ヌーノ・ゴメス。あとは大航海時代とリスボン特急、ついでにテンプーラとカステーラ 」 って答えたら 「 ふふん 」 と小バカにされた。なんか悔しいのでポルトガルのワインを飲むことにする。

カヴィポル DEVESA ヴィーニョヴェルデ2009カヴィポル
デヴェザ・ヴィーニョ・ヴェルデ2009
アリント40% ロウレイロ30%
トラジャドゥーラ30%
ポルトガル ヴィーニョ・ヴェルデ
輸入元:モトックス



そしたらコレがとてもおいしかった!ヴィーニョ・ヴェルデ♪なんてステキな語感なんだろう。そうつぶやくだけでエキゾチックな海岸通りにあるオトナの階段を昇った気になってくるじゃないですか♪ ( 緑のワインという意味です )

弾けんばかりのぴちぴちフレッシュエクスプレスが、やさぐれてささくれだった脳内を清涼化。複雑さはないけれど、身の丈にあった無理をしないシンプルなスタイルが心地よい。
どことなく甲州に通じる部分もあったりして、そりゃもう日本の食卓ともねんごろで、何といっても、あれこれ考えずにおいしい!ってのがいいじゃないの。好きだなあこういうスタイルの白ワインって。 ( しかも驚きの800円!! )

ポルトガル。きっとみんながシンプルに生活を楽しんでいる国に違いない。.....今度質問されたらどや顔でこう答えてやるんだ。ふふん。

「 Just be simple , as it must be , girl . 」


( mustにはワインになる前の発酵状態のもろみ=ぶどうジュースという意味もある )


PENGUIN CAFE / LANDAU

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September 12, 2010

カスティーリョ・デ・マエティエラ リバリス・ブランコ2008

レイクォンです。

スペインからの薫風香。

リバリス白カスティーリョ・デ・マエティエラ
リバリス・ブランコ2008
モスカテル・グラーノ・ネヌード90%
ビウラ5% マルヴァジア5%
スペイン・リオハ
輸入元:ワイナリー和泉屋



アロマティークなワイン、結構好きなんです。これはスペインのモスカテル・グラーノ・ネヌード(マスカット亜種)中心のワイン。なんでも 「 ロブスターに合うワインコンテスト 」 (なんじゃそりゃ) みたいので優勝したらしいんです。それならばロブスター!といきたいところですが我が家では残念ながら芝海老でガマン...
ライチの香味がエキゾティークに華やぎます。ほどほどにスパイシーでマスカット系の甘味が確かに(火を通した)海老や蟹などの甲殻類に合いそう。酸がしっかりしているのでべったりせずに爽快さわやか。凝縮感や高級感こそありませんがゲヴュルツちっくな質感があって中華やアジアンフードと飲みたくなる、すっきりアロマな楽しいワイン。


PAT METHENY / HEAT OF THE DAY

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July 11, 2010

カスティーリョ・デ・マエティエラ リバリス・ロゼ2008

レイクォンです。


おそらく、世界とは単純な仕組みなのだ。

リバリス・ロゼカスティーリョ・デ・マエティエラ
リバリス・ロゼ2008
モスカテル・グラーノ・ネヌード + シラー
スペイン・リオハ
輸入元:ワイナリー和泉屋(自社輸入)



こちらは以前スペインバルで飲んだ際に印象に残っていたので仕入れてみました。
とにかくライチの香りと味わいが鮮烈。まあ単調なんだけどそう気づく前にごくごく飲んでしまっているという(笑)、ある意味でスゴい?ワインです。
モスカテル(マスカット)系の品種的な甘さを感じますが、基本的にはセミ・ドライって感じ。あとはひたすらライチの後をイチゴが追っかける、の繰り返し。でもそれがいいんです。キンキンに冷やしてあれこれ考えずにごくごく飲める。そんなワインを選択できるシアワセ。是非ともそんな楽しさを感じとってほしいな〜っ


MIGUEL MIGS / TAKE ME TO PARADICE ( MIG'S SUMMER LOVERS DUB )

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