2008年02月22日

ブラリかごしま−2月22日− 

●薩摩のひなまつり&人吉球磨はひなまつり●

●薩摩のひなまつり●
http://www.senganen.jp/

※以下の各画像は画像クリックで拡大画像が楽しめます。
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一年で寒さが一番厳しくなる2月。ただ、その寒さの中でも春はもうそこまでやって来ている気配で、3月5日は地中で冬眠した虫類が、陽気で地上に這い出して来ると言われる「啓蟄」。鹿児島では、爛漫の春を一足早く楽しもうとばかりに、恒例の『薩摩のひな祭り』が薩摩藩主別邸仙巌園・尚古集成館で始まりました。

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ひな祭りは、日本書紀にも出てくる上巳の節句【じょうしのせっく:水辺に出て不祥を除くための禊祓(みそぎはらえ)を行い、宴会を催してお祝いをした。】に由来し、その祓(はらえ)の道具として使われていた「人形(ひとがた)」と源氏物語にも出てくる貴族の少女達の幼女の「ひひな遊び」が結びつき、次第に立派に飾り雛になり、江戸時代の頃から、平安時代の宮廷を模した雛壇に雛人形を飾り、娘の幸福を願うようになったといわれています。

さて、2月2日より始まった『薩摩のひなまつり』の中でも、みなさまに是非ご覧頂きたいのが4月6日(日)「曲水の庭」で行われる伝統行事『曲水の宴』。
1959年に発掘された名勝仙巌園内の「曲水の庭(現存する国内の曲水の庭遺構の中でも最大)」は、第21代藩主島津吉貴が1736年頃、中国の「蘭亭」を参考にして作庭したと言われており、

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その庭で行われる『曲水の宴』は、往事の華やかさが偲ばれます。

【伝統行事 曲水の宴の詳細】 
■日 時:4月6日(日)午後1時30分から 
■ところ:仙巌園内 曲水の庭 ※要予約(先行予約受付中)
■参加費:前売り券のみ 大人2,000円 小人1,000円

また、3月2日には「曲水の庭」の清流に日本における孟宗竹発祥の地と知られる仙巌園奥庭の孟宗竹林から切り出した竹の舟に乗せた身代わり雛をながし、汚れを祓い今年一年の無病息災を祈る『女性だけの神事 流しびな』も行われます。

【女性だけの神事 流しびな】の詳細 
■日 時:3月2日(日)午前10時予定 
■ところ:仙巌園内 曲水の庭 ※要予約
■参加費:3,000円

ひなまつり期間中は、仙巌園・尚古集成館では島津家ゆかりの人形が、5代将軍徳川綱吉の養女「竹姫」が島津家にお輿入れの際に持参したと伝わる精緻な雛道具とともに展示されています。人形は御所人形(ごしょにんぎょう)や有職故実(ゆうそくこじつ)に従い公家の装束を正しく考証した有職雛(ゆうそくびな)で、京都などを訪問の折りの答礼に贈ったものと思われます。
雛道具は、5代将軍徳川綱吉(とくがわつなよし)の養女「竹姫」が島津家22代藩主島津継豊(しまづつぐとよ)に嫁入りした際に持参したと伝わるもので、約98種、550点にものぼります。

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七宝繋(しっぽうつなぎ)平蒔絵(ひらまきえ)の精巧な雛道具には、ひとつひとつに徳川家の三ツ葉葵紋と島津家の牡丹紋とが描かれています。いずれも精細な仕上がりで気品高く、大名婚礼調度のほとんどを含む、大揃いの雛道具です。

【薩摩のひなまつりの詳細】
■日 時:平成20年2月2日〜4月24日(木)8:30〜17:20
■入園料:庭園コース・・・大人1,000円・小人500円(小中学生)
    御殿コース・・・大人1,500円・小人750円
    ※御殿コースは別邸内の案内とお抹茶付き
■ところ:〒892‐0871 鹿児島市吉野町9700‐1 名勝仙巌園(旧磯庭園)
■連絡先:(099)247-1551 

他にも、園内の竹徑亭では、『薩摩の土人形』や『薩摩糸びな』が展示される他、

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先日からNHKで放映が始まった『大河ドラマ篤姫』で撮影に使われた茶店など
もご覧になれます。

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季節限定のひな御膳や専門ガイドによる案内付きの『みんなで春を楽しもう おひなさま満喫ツアーも女性を中心に人気を呼んでいます。みなさま素敵なパートナーと一足早く春を楽しむってのは・・・いかがですか。

続いて、お隣の熊本・人吉のひなまつり情報です。
人吉・球磨地方では『薩摩のひなまつり』とはまた趣の違った、地域ぐるみのひな祭りが開催中です。

●人吉球磨は、ひなまつり●

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人吉球磨は、球磨川の清流とともに育まれてきた相良藩810年の歴史と文化が今も川沿いの町々に残る街。町並みに刻まれている古き時代の面影から、九州の小京都とも呼ばれています。

『人吉球磨は、ひなまつり』は三つのメイン会場と旧相良藩城下町で開催されますが、【専徳寺(せんとくじ)】【神城文化の森・神城】【人吉クラフトパーク石野公園】のメイン会場では展示品を観賞できる他、人吉城下の【九日町・五日町】【鍛治屋町通り】では、古き時代の面影が残った街並みを散策しながら、店舗ごとに趣向を凝らして飾られた雛人形が楽しめます。

【人吉球磨は、ひなまつりの詳細】
■主催:ひとよし・くま旬夏秋冬キャンペーン実行委員会(人吉市役所 観光振興課内)
http://www.hitoyoshi-city.com/pc/pc_index.html
■開催期間:2月1日(金)〜3月31日(月)

《メイン会場・その他の会場について》
◆専徳寺(せんとくじ)◆
http://www.hitoyoshi-city.com/pc/2008hina/kaijo_sentokuji.html

■所在地:〒868-0095 熊本県球磨郡相良村柳瀬769
■電話番号:0966‐23‐2405 
■開館時間:9:00〜18:00 
■拝観料:300円(大人のみ) 駐車場有り
展示されている人形達にまつわるエピソードなど、ご住職との会話を楽しみに多くのリピーターが訪れる人形寺として有名。『人吉球磨は、ひなまつり』は、ご住職が愛娘のために40年の歳月をかけて収集した『専徳寺(せんとくじ)』の雛人形展示から始まりました。

◆神城文化の森・神城◆
http://www.shinjyou.jp/

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■所在地:〒868-0303 熊本県球磨郡錦町西字大谷742‐1
■電話番号:0966‐38‐6608
■開館時間:9:00〜18:00 
■入館料:500円(大人のみ) 駐車場有り
人吉球磨の伝統や文化を紹介する様々な展示館が並ぶ神城文化の森・神城。
ここには江戸時代の享保雛を始め、歴史的価値の高いひな飾りが天守閣を
模した本丸にズラリと展示され、雅の香りが漂っています。

【人吉クラフトパーク 石野公園】
http://www.hitoyoshi-city.com/pc/2008hina/kaijo_ishino.html

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■所在地:〒868-0825 熊本県人吉市赤池原町1425‐1
■電話番号:0966‐22‐6700
■開館時間:9:00〜17:00 ※工芸体験受付は16:00まで
■入園料:無料  駐車場有り

郷土玩具収集家の秋吉氏が40余年をかけて日本全国から集めた、素朴な
温もりのある『土びな』や、地方色豊かな『郷土玩具』などが展示されて
いる他、園内の工芸館では、陶びななどの手作り体験もできます。

【おひな通り(2/1~3/23)九日町(ここのかまち)・五日町(いつかまち)】

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■JR人吉駅から徒歩10分
城下町人吉の中心地にある九日町・五日町通り。旅館、ホテルをはじめ
通りの両脇に並ぶ様々な店舗ごとに趣向を凝らしたひな人形が展示され、
期間限定のおひな御膳を味わえるお店やお茶処もあります。

【鍛治屋町通り】

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■JR人吉駅から徒歩10分
石畳の道に昔ながらの鍛冶蔵、みそ・しょうゆ蔵などが軒を連ねる風情
溢れる古き時代の面影が刻まれた通り。歴史と伝統を受け継ぐ老舗なら
ではの雛人形や地元の学校の生徒さんの雛作品も展示され、蔵めぐり・
お買い物・お食事などが楽しめます。

ひなまつり期間中(2月1日〜3月31日)は、人吉・球磨郡全体がひなまつり
色に染まりますが、
人吉温泉女将の会さくら会 http://www.hitoyoshi.ne.jp/sakurakai/

では、期間中『ひなの宿・宿泊パック』や『おひな御膳・おひな会席(前日までの
予約要)』などのうれしいメニューも用意されている他、人吉球磨の酒造元28社の米焼酎が楽しめる蔵元ミニボトルが各会場で限定販売されています。

ちなみに、友人が杜氏をつとめているの蔵元(有)松下醸造場(江戸時代文化元年創業。当時の相良藩発行の醸造許可証も残る伝統ある蔵元)の『桜の里』もセットに組み込まれています。是非お楽しみください。

島津藩主の別邸をメイン会場にした『薩摩のひなまつり』
地域ぐるみで開催されている『人吉球磨のひなまつり』
それぞれ趣の違ったひな祭りが楽しめる、薩摩と人吉球磨に爛漫の春楽しみに是非お越しくださいませ。

──────────────────────────────────────文責:ホッとマスター尾上和久(かごしま文化検定シニアマスター登録No:S000426)
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