『グランパス』VS 京都戦 2024.5.26『グランパス』中盤がない!

2024年06月13日

『グランパス』天皇杯敗退について思うこと。

JAPAN.S.Cに0-1で敗戦を喫した天皇杯。
大袈裟に言えば、パトリックがスタメンで使えたら、ロングボールを圧倒的な高さで有効打に代えて、ルヴァン杯大宮戦のような結果になっていたかなと思っています。
FW陣が全員負傷明け、もしくは負傷中で万全でなかったこともアップセットが起こった要因の一つですが、カテゴリーが下のチームに負けてしまうと、プロとしては言い訳が難しくなります。


チームの戦術は選手の個人戦術の集合体で、選手が戦術を上回ることはあっても、戦術が選手の能力を超えることはありません(戦術が選手の可能性や良さを引き出すことはあります)。
抜擢された若手たちのプレーを見ると、選手=戦術という部分で、物足りないと感じる部分がたくさん見えたことも、敗因の一つに感じました。


ゲームキャプテンを務めた井上詩音は、パスに正確性を欠いて味方に厳しいものになり、パスが合わないことで攻撃のリズムを悪くしていました。
ビルドアップの不安定さで不安になったのか、一発でボールを取りに行って入れ替わられて裏を取られるチョンボもありました。
味方が次のプレーに移行しやすい玉質の良いパスが出せるようになることが、序列を上げるためには必要でしょう。


三國はプレー自体は悪くありませんでしたが、調子が落ちているのかな?と思いました。
プロ生活でここまで連続で試合をした経験が無く、コンディション的に難しい部分はあります。
ここから、もう一度調子を上げて行くことが日本代表召集への絶対条件です。


行徳は個人的にはプレーは悪くなかったと思いますが、失点後に交代になったということは監督的にはそこまで評価できるプレーではなかったのでしょう。
過去の天皇杯同志社大学戦で、藤井陽也は同年代の相手を圧倒して格の違いを見せていました。
無難なプレーはできたものの、違いを作るまでは至らず。
もっとスケールアップを求めて行きたいところ。


ボランチの椎橋はキャリア的に、吉田温紀は育成出身の星として機能しないチームを修正する牽引力を見せてほしかったです。
ボランチとシャドーでパスが回らず、FW目掛けたロングボールが増えたのは、狙い以上に中盤が機能しなかったのが原因。
椎橋と吉田温紀が縦関係になったり、味方にポジションの修正を指示したり、味方に指示したり要求する姿勢がほしかったです。


ポゼッションサッカーの藤枝で評価された久保は、カウンターサッカーのグランパスで自分を見失ってしまった気がします。
昨年は抜群の仕掛けと正確なシュートで、不振のチームを変えようと奮闘していました。
できないことは無いはず!


鈴木陽人も内容は悪くなかったと思いますが、監督の期待以上とは言えずに途中交代。
同サイドの倍井と使いたいポジションが被り、互いに良さを消し合った時間帯がありました。
陽人は多彩なプレーができるタイプだと思うので、得意のドリブルだけでなくスペースを作るフリーランや、スルーパスも組み合わせて味方を活かし、自分も活きてほしい。


ターレスはボールを受けて、サイドに流れてドリブルで縦に仕掛けクロスを上げるパターンしか見られなかった。
FW、トップ下、WBのどこで出場しても、これだけしかできないと戦術的に厳しい。
交代間際にようやく、逆サイドまでボールを受けに行く工夫が見られた。
もう少し、ボールを受ける位置が増えないと、プレー時間も増えない。


倍井謙はドリブルで仕掛けてシュートを打つかクロスを上げるといった自分の得意なプレーを選択しがちで、相手にとっては意外性が無いプレーに終始。
点に絡まないとワンパターンなプレースタイルは独善的に映る。
Uー18時代はタイミングよくエリア内に侵入してゴールを決めたり、アイディアのあるパスも見せていたので、もっと相手が嫌がるプレー、味方が活きるプレーも選択してほしい。
ボールの失い方が悪くプレーが淡白に見えた。




前半は選手が自分のことで精いっぱいで、対戦相手と戦っていたとは言えませんでした。
前線と中盤が分断されていたので、中間ポジションで受けられる榊原がいたら多少は違ったでしょう。
確立の低いロングボールも、パトリックがスタメンで出られたら相手にとっては脅威になっていたと思います。
戦術の規律が強かった開幕からの3戦はひどい結果と内容でした。
緻密な戦術を監督が選手に要求しても、この試合に出た若手選手がそれを実行できたとは思えません。
自分のプレーがチームに何をもたらすのか?
抜擢された若手選手は、課題が多かった試合の後で何を思うか?
這い上がる力があるかは確実に試されるでしょう。





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hototogisuguradora at 22:03│Comments(0)グランパス 

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