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2019年08月02日

病児とアニメ

病児が生まれた時、「今の医学ではどうしようもできない。でも10年間なんとか頑張って育てて下さい。今はすごい勢いで医学が進歩している時期だから、10年待てばきっと新しい手術法も考えられてくると思います。」そう言われて、チアノーゼで紫色の小さな病児を連れて家に帰ってきました。
それからは体調が良い時には毎月一回、体調が悪い時には週に2、3回の通院が始まりました。

外出は救急車で30分以内に病院まで来れるところまで、もちろん人混みへの外出は極力控える、という病気の弟に合わせた生活は、小さな兄と姉にはなかなか窮屈なものだったのではないかな、と思います。
「〇〇君は、夏休みに✕✕に行くんやって。〇〇君はみんなで△△に行くんやって。僕のとこはどうしてどこにも行かへんの?」と聞かれて、答えられなかったことも・・・

でもそんな時にはみんなでビデオ屋さんに行って、山ほどビデオを借りて、ジュースとお菓子を用意して、みんなでビデオ三昧の夏休みを過ごしました。
古本市では山ほどマンガを買い込んで、きれいに拭いた後で、マンガ三昧の日を過ごしました。
遠くには行けなかったけど、みんなで楽しい時間を過ごしました。
アニメもマンガも、我が家にはなくてはならないものでした。

今のように生まれてすぐ手術が出来る時代ではなかったので、アニメに病児の子育てをどれほど助けてもらったことか。
その中で自然に「京都アニメーション」という会社を知りました。
京アニがメインで作っていなくても、エンドロールでその名前を見つけると、京都に住んでいる者として、なんとなく誇らしく嬉しい気持ちになりました。

出町に滞在施設があった頃、出町商店街を通って手続きに行く途中にたくさんの若い人たちを見るようになり、豆餅のお店に若い人たちが「豆餅一つ!」と並ぶようになりました。
新婚時代を出町の近くで過ごしたので、「たまこまーけっと」の枡形商店街は馴染のある懐かしい世界でした。
お店の一つ一つがそのままアニメの中にありました。

豆餅

2週間たっても、ずっと心が痛いです。
ご冥福を心からお祈りいたします。


house0581 at 19:01│Comments(0)

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