病児とアニメ夏休みだ〜

2019年08月04日

地図

京都ファミリーハウスでは、会報の他にこのような表紙のパンフレットを、各病院の各科病棟に置いてもらっています。

パンフ表

パンフの掲示とともに、滞在施設を必要とする方には、看護師さんがコピーをして渡して下さっています。

パンフには、どういう趣旨で立ち上げたのか、どんな部屋があって、備品にはどんなものをそろえているか等と、簡単な地図を添えています。

その地図に対して、「こんなわかりにくい地図を載せているのはどういうつもりだ!この地図ではわからない!!」とお叱りを受けました。
本当にわかりにくい地図なので、地図については何も言うことが無いのですが、『なぜわかりにくい地図を載せているのか』について、一言説明させてください。

これはわかりにくい地図を載せているのではなく、わざとわかりにくい地図を載せているのです。

電話をいただきお部屋が取れた人には、入居前日に入居時間の打ち合わせのためKさんに電話してもらいます。
その電話で初めてKさんから、滞在施設の住所とマンション名と、目印になる建物や行き方などが伝えられます。

翌日から宿泊する人にしか、滞在施設の場所を教えません。
パンフの地図は、Kさんの電話と合わせて初めて場所がわかるようになっているのです、

患者さんの付き添いに来られる方は、女性がほとんどです。
パンフレットは、患者さんや家族じゃなくても誰でもが目にし、手に取ることができます。

オープンな場所に置いてあるパンフレットだけで、滞在施設の場所が特定されるようなことがあれば、面会時間が終わるまで留守の部屋に簡単に入ることができますし、病院の行き帰りにストーカーの被害に遭うことも考えられます。
女性が全く知らない土地で一人で生活していくということは、リスクを伴うことが多々あります。

男性には、女性が感じるこのような恐ろしさはなかなか実感してもらえないと思いますし、理解しにくいことであるのは重々承知しています。

ですが私達は、何事もなく付き添いを終えて、笑顔で患者さんと一緒に帰ってもらうためには、宿泊者の皆さまの安全もしっかりと守っていかなくてはいけないと考えています。
そのための、あえて『わかりにくい地図』なのです。

あなたの奥様や娘さんの安全を守るためです。
怒る前に、もし自分が女性だったら、全く知らない土地で、知り合いもいない中で一人で生活する不安はどんなだろう?と、少し立ち止まって考えていただけるとありがたいです。


house0581 at 14:58│Comments(0)

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