阪神淡路大震災から30年。
地上波のニュースでは
この金土日、必ず阪神淡路大震災の頃の映像が流れた。
インパクトのあるのは、波打った高速道路。
途中でちょん切れた高速道路。
斜めに倒れた巨大ビル。
ほとんど原型を無くした、阪急の駅の姿。
そしてえんえんと燃え続ける長田の街。
そんな映像では流れない場所でも、マンションの倒壊被害は多かった。
特に一階部分を駐車場にしているような(一階が空洞の)マンションはほとんど、一階が押しつぶされて、2階部分が1階になっていた。
この阪神淡路大震災がきっかけで2000年に耐震基準が改正され「新新耐震基準」が生まれ、新新耐震基準では、地盤の重さに応じた基礎の設計や、柱と基礎の接合部への金具の取り付けが義務付けられている。震基準の主な改正内容は下記。
地盤の耐力に合った基礎の設計
柱と基礎の接合部への金具の取り付けの義務付け
四分割法による耐力壁の配置バランスの規定
床の剛性測定の義務付け
地盤調査の義務付け
阪神淡路大震災では、被災した木造家屋の98%が旧耐震基準で建てられていました。
この震災を教訓に、木造住宅の耐震基準が見直され、耐震
性能が向上しています。

※写真は「
阪神・淡路大震災の写真記録 震災の街
」https://komma.jp/eq/eqtown/eqtown04.html
より引用。