３６９．桧木八幡神社（青森県横浜町）

３６９．桧木八幡神社

所在地：青森県上北郡横浜町字茅平１

　下北半島の中央部、陸奥湾に面した菜の花畑で知られる町、横浜町。青森では横浜といえば大都会ではなく菜の花のイメージ。そんな横浜に鎮座している、桧木（ひのき）地区の鎮守である八幡さま。高い木々に囲まれた参道が厳かな気持ちにさせてくれる、神社らしい神社です。

　別名を軽石八幡宮ともいいます。伝承によると、”源義家公が安倍一族を打倒して帰投しようとした際に、嵐によって船が転覆しようになり、弓矢で荒波の上に八幡の二字を書いた。風雨は治まり、その八幡の文字は固まって軽石となって、桧木地区の海岸まで流れついた。その軽石をご神体として祀ったのが八幡神社である。”とのこと。

　社殿の天井に描かれた龍神さま。緻密に描かれた立派な絵です。この絵の下で柏手を打ち、その音が響き渡ったときに大願が成就するとされます。

　社叢が広がっているためあまり実感がないのですが、神社の西側すぐのところはもう陸奥湾の海岸になります。横浜町は県内でも有数のホタテ貝の養殖が盛んなところで、神社の境内にもあちらこちらにホタテの貝殻が落ちていました。

　交通安全ステッカーは長方形のシールタイプ。黒地を切り抜いた影絵調のデザインで、先ほどの天井画の龍神さまを描いたサイコーにイカしたステッカーです。社務所の方もおすすめの授与品の一つと仰っていました。