2006年02月14日

実行形式拡張子 「 .scr 」

「今度パソコン買うんだけど、ウィニーってどうやるの?」

・・・こんな質問にゲンナリしている人にはツマラナイ内容です(^^;
もしこんな質問をした覚えがある方は是非読んでください↓


P2Pネットワークで感染拡大しているウィルスやワームの殆どが「.exe」に代表される「実行形式のファイル」なんです。今回はその1つ、「.scr」を紹介。
拡張子「.scr」はズバリ、「スクリーンセーバー」です。
PCを放置しておくと画面が切り替わって文字や魚が泳ぐアレです。

昔のCRTと違い、最近は液晶モニタなのでまず不要なのですが、21世紀になった今でも良く見かけますね。実用で無くインテリア的にカッコイイからという感じなのでしょう。

さて、このスクリーンセーバ。写真のスライドショーみたいのや、ブラックホールのようなアニメーション(古)とか様々ありますが、言うまでもなくこれらは全て「プログラム(ソフト)」です。Windowsの場合、これらのスクリーンセーバソフトの拡張子が「.scr」なのですが、実は中身は「.exe」と何ら違いはありません。ただ区別として拡張子が違うだけです

試しに電卓(calc.exe)を複写でもして「calc.scr」にしてみてください。
画面のプロパティ→スクリーンセーバのリストの中に「C」という名前が現れますから、これに設定して暫くすれば、スクリーンセーバの代わりに、勝手に電卓が開きますw

scr01

そのまま今度は「calc.scr」をダブルクリックしてみてください。今度は普通に電卓が開きましたよね?要は「.exe」であれば殆ど何でも「.scr」でもいいんです。ダブルクリックで「そのソフトが起動する」んです。P2Pでダウンロード&解凍したファイルに「〜.scr」が有ったら、それはスクリーンセーバでなく「何かのソフトなんだ」と認識してください。

もちろん「.exe」「.scr」以外にも実行形式の拡張子はまだまだ存在します。
ダブルクリックで起動するファイルは「.exe」だけでは無い、というお話でした。



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