2005年06月03日

K氏とT氏の境界線

 そういえばトンガリキッズの「B-DASH!」という曲が最近流行ってますが、アレを聞く度に僕は何故か久米田康治先生を思い出すのです。

 どっから話を始めれば良いのか迷いますが、正直僕はこの「B-DASH!」という曲はどうも好きになれません。歌詞がいちいち引っかかる、というか「そう言うお前はどーなんだよ!」とツッコミたくなるというかなんというかで素直に笑えないんですよね。マリオという題材は良いと思うんですけどねえ。

 例えば歌詞の「今じゃどいつもこいつも所有権 」とか聞くと「そういうお前も自分の所有権はちゃっかり主張してるんだろ? な?」とかツッコミたくなりますし(もっとひどい気分の時には「いやでもこんだけ丸パ(略)してれば所有権という概念自体が(r」とか考えることも……)、「相撲は昨日も見たでしょー! 」とか言われたら「相撲は毎日違う試合を放映してるんだよ! 昨日見たからって今日見なくて良いという考え方はちょっと違うぜ!」とか言いたくなる。この曲に関してはこんなんばっかりです。他にもいまいち歌詞のゴロが悪いとか「ルイジじゃねー! ルイージだ!」とか探せばキリがないんですが。総じて結局なんか野暮な気がするんですよ、この曲って。着眼点は良いのに素材を活かしきれていない。というかそもそも任天堂にはきちんと使用許可取ったんでしょうかコレ? (まぁ、取ってないわけないんですけどね)

 そういうわけで、僕はこの曲を聞く度に「一流の皮肉には言う人間にかなりのセンスが必要である」といつも痛感します。センスのない人間の皮肉はおそろしく野暮になる。そしてこの曲は僕にとっては野暮のアウトとセーフの境界上を彷徨っているように感じられて仕方がありません。最初聞いた時は着眼点の良さに「おおっ」と呻いたものですが、繰り返し聞く度にそのうち「飽きた」を通り越して軽い苛立ちまで覚えるようになってしまいました。ただの一発ネタなら「飽きた」で止まるはずなので、きっと皮肉の質自体に問題があるのでしょう。

 そしてそういう意味では、あれだけキツい皮肉を連発しておきながら苛立ちを全く感じさせなかった久米田先生は天才だったんだなあと感心せざるをえません。トンガリキッズや「ハヤテ」の畑先生の皮肉と比べるとキレが段違いです。もちろん100%常に爆笑できていたわけではないですけれども、ネタの着眼点、弄り方、そしてフォロー(逃げ)の姿勢までこれ以上ない見事な仕事ぶりだったと思います。

 ということでですね、結論(も何もねーけど)は久米田先生サイコーということで。仕事場はマガジンに移っちゃいましたが、ちゃんと毎週楽しませてもらってますよー。残念ながら河岸を変えてからはまだクリティカルヒットは出てませんが……。

 以上、グダグダですが終わり。今日もあんまり時間がないんですのよ。自転車パンクしてもうたので、それも直しに行かなきゃいけないし。ああ、なんだったんだこの日記は。物書き脳故障中……。

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